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食べもの

2020.05.10

手づくりごはん|パートナーに優しいレシピ|vol.3

パートナーに優しいレシピ|外耳炎と膿皮症の足し算・引き算

「興奮すると、耳や体を掻きむしる」
それが気づいたきっかけでした。
私の犬が我が家に来て間もなくの頃です。
わずか1歳半で、私の犬は外耳炎と膿皮症、そして歯肉炎を患っていました。
「健康でいられるものを食べさせなくちゃ!」
この経験から、私の犬の美味しくて栄養のある食べ物探しの旅が始まりました。

#パートナーに優しいレシピ

Author :さの さえこ/ドッグライター

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「足し算」ステロイドと抗生剤で菌を退治

皮膚の状態が悪いことで、私の犬の被毛は部分的に禿げていました。
さらに病院で耳掃除をしてもらったら、20本ほどの綿棒が耳垢で真っ黒に!
一度ガツンと菌を退治することになり、ステロイドと抗生剤が処方されました。
歯肉炎は炎症がひどくて抜歯もあり得るということで、予定していた去勢手術の時に処置してもらうことになりました。

アレルギー検査は大げさだと言われ……

幸い、投薬と薬浴で私の犬はみるみる回復しました。
でも、まだたった1歳なのに病気が多いし、過去にシラミが湧いた話も聞いていた私は少し心配でした。
何か食べてはいけない物があるのかな?
すると獣医さんは、少し唸った後にこう言いました。
「アレルギーがあるかもしれないけれど、今の時点で検査するのは大げさじゃないかなぁ。
少しでも反応が出れば神経質になるでしょ」
極端な制限は最終手段にしよう、というのが獣医さんのご意見でした。

「引き算」不自然なものを取り除く食べ方を

食べ物を制限しなくて良いと言われ、初めはサプリメントを買ってみようかとも考えたのですが、足し算ばかりするのはやり過ぎかなぁと思い、考え方を変えてみることにしました。

犬にとって自然な食べ方をさせたい

私は野生のオオカミや犬が何を食べているのかを調べました。
野生では、動物の筋肉だけでなく内臓も食べるし、時には昆虫からも栄養を摂ります。
特に草食動物の胃を摂取すると、植物を消化酵素と一緒に摂ることができます。
それに近いフードやおやつを探すことにしました。
野生で食べないものは選ばない。
引き算で考えてみることにしました。

おやつにも栄養バランスの配慮を

おやつは楽しみのひとつ。
喜ぶ顔も見たい!
だから、栄養になるものをおやつにしようと思いました。

野生で摂っていた栄養を再現すること

スーパーで人間用の肉や内臓、軟骨などを買い、焼いておやつにしました。
小分けにして冷凍すれば作り置きが可能です。
既製品のおやつも、動物の体を丸ごといただけるものを探し、添加物が一切入っていないものにもこだわってみました。
バランス良く栄養が摂れるおやつを買い集めた結果、私の食生活よりはるかに贅沢なラインナップになりましたが、きれいになった体で目をキラキラさせながらおやつを待つ犬を見ると、私まで嬉しくなってしまいます。

自家製ヨーグルトで免疫力を強化しよう

健康維持には、身体の免疫力をつけることも大切です。
私が花粉症を克服した自家製ヨーグルトを、私の犬にも与えてみることにしました。
「R-1」の飲むヨーグルトと牛乳を混ぜてヨーグルトメーカーに入れて作る簡単なものですが、被毛がとてもきれいになり、目やにもなくなってきたので、私の犬の体には合っているようです。

ちようどいい足し算と引き算を目指したい

現在、私の犬は5歳になりますが、病気は再発していません。
私が理想とする食生活は完璧には実行できていませんが、病院の健診でも問題はないと言われています。
あまりストイックに理想を求めるとバリエーションが狭まってしまうので、これからはゆっくりと犬と相談しながら食生活を考えていこうと思います。
こんな風に考えながら過ごすことが、意外に楽しくて興味が尽きません。

◎ライタープロフィール
ドッグライター さのさえこ

さの さえこ/ドッグライター

子供の頃はアレルギーで飼えなかった犬を、大人になって初めて迎えることができました。しかし里子で迎えた初めての愛犬は、外耳炎、歯肉炎、膿皮症、膝蓋骨脱臼を持っていました。
この子をきれいな体にするにはどうしたら良いか。そんな気持ちから得た経験を、「犬の食」を通してお伝えできればと思っています。

  • 更新日:

    2020.05.10

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