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犬にまつわる雑学

2020.04.09

ことわざ『狡兎死して走狗烹らる』の意味は?犬のことわざもチェック

ことわざ『狡兎(こうと)死(し)して走狗(そうく)烹(に)らる』をご存知でしょうか?「ことわざ」は昔から言い伝えられてきた、知恵や知識・風刺・教訓などを短い言葉にしたものですが、動物が出てくることわざもたくさんありますよね。今回は、たくさんあることわざの中から『狡兎死して走狗烹らる』について、その由来・意味・類義語、併せて犬が出てくることわざもご紹介します。

#犬にまつわることわざ

Author :安田 ハル/ドッグライター

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『狡兎死して走狗烹らる』の意味や由来とは?

狡兎死して走狗烹らる

昔の人々の知恵や経験から作られたことわざは、現代の人々にも受け継がれ、会話の中で使われることもしばしば。しかし、そのなかでも『狡兎死して走狗烹らる』は馴染みが少なく、初めて聞いたという方も多いのではないでしょうか?
まずは、その意味や由来を見ていきましょう。

『狡兎死して走狗烹らる』の意味は?

狡兎とはすばしっこいウサギ、走狗はウサギを追う猟犬を意味しています。 ウサギを捕獲する猟犬は重宝されるが、ウサギがいなくなれば猟犬は必要なくなり、煮て食べられてしまうということです。

「利用価値があるうちは重宝されるが、その能力を発揮できる機会がなくなると簡単に捨てられてしまう」ということを意味した、古いことわざの残酷さが表れていることわざです。

『狡兎死して走狗烹らる』の由来は?

『狡兎死して走狗烹らる』の語源は、中国の司馬遷によってまとめられた歴史書の「史記」が由来となっています。もともとは、国に尽くして戦った功臣であっても、敵国が滅び争いがなくなると利用価値がなくなり、簡単に殺されてしまうという意味で用いられていました。長い歴史を経て「犬」と「人」の関係性が変わり、その接し方などが進歩してきたことが伺えます。

『狡兎死して走狗烹らる』の類義語は?

狡兎死して走狗烹らる

ことわざの中には、言葉は違いますが同じような意味を持つものもあります。 『狡兎死して走狗烹らる』の類義語をご紹介します。

ことわざ『飛鳥尽きて良弓蔵る』

『狡兎死して走狗烹らる』と似たことわざに、『飛鳥尽きて良弓蔵る』があります。 『ひちょうつきてりょうきゅうかくる』と読み、捕まえる鳥がいなくなってしまうと、いくら良い弓であっても袋に入れ片付けられてしまうという意味になります。

英文にも似たようなことわざがある!

外国にも、これと似たことわざがあるのをご存知ですか?

『The nurse is valued till the child has done sucking.』
子どもが乳を飲んでいる間は母(乳)も大事にされる。

『When the fish is caught the net is laid aside.』
魚が捕らえられると網は用無しになってしまう。

動物が出てくることわざは多いもの!

狡兎死して走狗烹らる

犬・猫・猿・虎・鳥・馬・狸・狐・牛など、昔から人間の身近にいた動物たちが出てくることわざはたくさんありますね。なかでも、人との関わりが深い犬にちなんだことわざにも様々なものがあります。

犬の健気さが感じられることわざ

『犬は三日飼えば三年恩を忘れぬ』

犬は3日間エサを与えて飼ってあげれば、3年間その恩を忘れず慕ってくれる。 人も誰かから受けた恩をいつまでも忘れてはならないという意味。

『犬は人に付き猫は家に付く』

犬は飼い主さんに従い、猫は住んでいる場所に執着する。 犬は、飼い主さんから受けた恩をずっと忘れないということ。

『尾を振る犬は叩かれず』

しっぽを振って人懐こく近寄ってくる犬を可愛いと思う人はいても、毛嫌いして叩きたくなる人はいない。
素直で従順な人は多くの人から愛されるという意味。

古いことわざから犬と人の関係性を学ぶ

狡兎死して走狗烹らる

今回はことわざ『狡兎死して走狗烹らる』の意味や、犬にちなんだことわざをご紹介しました。ことわざには短い文の中に、昔の人々の生活の知恵や知識・教訓が含まれていたり、人と犬の関係性を考えさせられるものが多くありますよね。知らないことわざを目にしたときは、ちょっと暇つぶしに、その意味を調べてみてはいかがでしょうか?

◎ライタープロフィール
安田ハル ドッグライター

安田 ハル/ドッグライター

愛犬のトイプードルと暮らす楽しい毎日。
家族に寄り添って生きてくれている、健気で愛おしいこの子のために「何かできることはないだろうか」これがドッグライターを始めたきっかけでした。
幼い頃から、小型犬・中型犬・大型犬と様々な犬種と暮らした経験を活かし、愛犬家の皆さんに役立つ情報や、楽しく共感していただける記事を発信していければと思っています。
さらに知識を深めるために、動物に関する看護学・栄養学などの資格取得を目指して勉強中です。

  • 更新日:

    2020.04.09

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