
犬を飼うと、これまでの生活は絶対に変わります。Fanimalのアンケートによると、49.8%の人が「犬を飼い始めて生活が変わった」と答えました。40.2%の人が「犬を飼う前と飼った後では生活がやや変化した」と回答しています。そして、犬を飼う前と飼った後では生活が全く変化しなかったと答えた人はわずか3.5%です。
この調査からわかるのが、ほとんどの場合は、犬を飼うことで生活に何らかの変化があるということです。そのため、犬を飼う前にしっかりと考え、生活の変化を受け入れられる準備ができているかどうかを判断することが非常に大切です。
犬を飼うと様々な面で人の生活が変化します。ここでは、犬を飼うとどのように生活が変化するのかを具体的に4つのポイントを解説していきます。
当たり前のことですが、犬を飼うと犬の世話をしなくてはいけません。そのため、犬の世話をする時間を毎日のスケジュールの中に取り入れなくてはいけないのです。スケージュールがどのように変化するかは人によって異なりますが、多くの人は仕事や学校の前に犬を散歩に連れて行くため、早起きするようになる方が多いでしょう。
子犬を迎えるのは、特に大きな覚悟が必要です。トイレトレーニングがまだできていないうちは真夜中に起きてトイレをさせるなど、子犬の生活習慣にある程度合わせる必要があるので、大変に感じる人もいるかもしれません。
犬を飼うと、犬を通して犬好きな友達ができる機会が増えます。ドッグランを中心に外出先、しつけ教室やドッグスポーツ教室、犬関連のイベントなど、様々な新しいコミュニティに入ることができるのが大きなメリットです。
犬を飼うと、時間の縛りができます。最低限でも朝と夕方に散歩へ連れていき餌を与えなければいけないので、必ず犬と一緒にいられるように時間を調整しなくてはいけません。また、クレートなどに犬を入れているのであれば、こまめにトイレ休憩をさせるなど、犬にある程度合わせる時間も必要ですし、多くの時間を犬と共有することになります。
犬を飼うと家族同然の存在になります。犬がいると孤独に感じる時間も減り、幸せな時間も増えるでしょう。家に帰ってきて可愛い犬が待っていてくれるのは、本当に幸せなことです。
犬を飼うことで変化するのは生活だけではありません。犬を飼うことは人のココロやカラダにも良い変化をもたらしてくれます。ここでは、犬がどのように人のココロとカラダを向上させるかを詳しく解説していきます。
犬を飼うと必ず散歩を行かなければいけなくなります。そのため、普段はあまり運動をしない人でも、犬のおかげで運動をするようになるということです。運動は生活習慣病の予防や気分転換など、肉体的、精神的健康維持にとってメリットがたくさんあります。
ストレスが体に及ぼす悪影響について、最近では世界中が注目しています。犬と触れ合うことは、そんなストレスを軽減する働きがあるということが分かっています。人の心を癒すセラピードッグも近年増えましたが、犬と時間を過ごし、癒されることで、ストレスから解放される人がたくさんいるのです。
ここでは、犬を飼うことで引き起こされる人の生活の変化を紹介していきました。犬を飼うと自由な時間が減る、お金がかかるなどと不便に感じることもあるかもしれません。気軽に宿泊旅行も行けなくなるし、犬が病気になってしまえば、心配も増え出費もかさみます。しかし、その反面、犬を迎えるのは可愛い家族が増えるということでもあります。犬を迎えるということは命を預かるということですので、自身の生活の変化についてよく考え、メリットとデメリットを考慮、老後の愛犬介護を含め生涯犬を幸せにすることができるかをしっかりと判断することが大切です。
ルエス 杏鈴/犬訓練士、ドッグライター、ドッグフォトグラファー
大好きなジャーマンシェパードとドタバタな日々。いろいろなことに愛犬と挑戦するのが大好きで、ディスクドッグ、アジリティ、警察犬の訓練など様々なトレーニングに携わった経験がある。
愛犬を迎えたことを機に犬の美しさや犬との生活の魅力を伝えるべく、ドッグフォトグラファーとしての活動開始。また、ドッグトレーニングや犬との生活を活かし、2019年4月頃より愛犬家のために記事の執筆を開始。
写真や記事の執筆を通して犬が犬として幸せに過ごせる世界づくりに携わるのが目標。
望月 紗貴/犬の管理栄養士、ペット看護士、ペット介護士、ペットセラピスト、ドッグトレーニングアドバイザー、ドッグヘルスアドバイザー
3頭の愛犬たちと1頭の保護犬、3匹の愛猫たちと山奥で暮らす真の動物好きライター兼ペット記事監修者。
犬に関しての正しい知識共有を目的とし、ネットメディアでの情報提供活動を行っております。
休日は愛犬バーニーズマウンテンドッグ、ゴールデンレトリバー、ボーダーコリーとの時間を大切に過ごしています。