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健康管理 / 病気

2020.04.14

動物介護士ってどんな資格?取得方法や向いている人、活躍の場をご紹介

高齢などが原因で、介護が必要になった動物をケアする「動物介護士」という職業があることをご存知でしょうか?人と同じようにペットも高齢化しており、動物を介護する方法や健康管理についての飼い主さんの関心も高まっているようです。ここでは、ペットを介護する動物介護士の資格取得方法や、資格を取ることのメリットについてご紹介します。

#犬にまつわる仕事/資格

Author :江野 友紀/認定動物看護士(監修:阿片 俊介/クロス動物医療センター 主任動物看護師)

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動物介護士の資格とは?どのように取得するのか

動物介護士

動物介護士資格とは、高齢動物や介護が必要な動物のケアに関する、専門的な知識やスキルがあることを証明する資格です。
資格を所持していなければ動物介護士として働けない、ということはありません。しかし、動物介護士の仕事は高齢や病気によりケアを必要とする動物と向き合い、飼い主さんに正しいケアの方法を伝える仕事であるため、健康管理などに関する専門的な知識が必要不可欠です。

動物介護士に関係する資格とは

動物介護士に国家資格はなく、複数ある民間団体により認定されています。どのような団体が、どのような条件で認定しているのかご紹介します。

小動物介護士

一般社団法人「日本ペット技能検定協会」が認定する資格です。協会が指定するカリキュラムを修了した後、筆記試験に合格すると取得できます。

ペット介護士

「がくぶん」という通信構座と、群馬県のドッグコミュニティーパーク「世界の名犬牧場」が認定する資格です。がくぶんの「ペット介護士養成講座」を修了すると資格認定を受けることができます。

動物介護士の資格が役立つ仕事

動物介護士として活躍できる場としては、動物病院やペットホテル、ドッグカフェ、ペットシッター、動物介護施設など、動物関連の職場が挙げられます。

動物介護士の資格取得のメリット

動物介護士

動物介護士の資格は先述したように、動物関連の職業に就く場合に必ず所持していなければならないものではありません。しかし、資格は所持しているに越したことはありません。動物介護士の資格取得にはどのようなメリッ トがあるのでしょうか。

一定の知識があると証明できる

資格を取得していると、動物介護士として学習し、知識をもって仕事をこなせる、というアピールになり、就職の際に有利に働きます。

動物介護に関する知識が身に付く

自分のペットに介護が必要になったら自分でできる限りのお世話をしてあげたい、と考える人も多いのではないでしょうか。介護の資格取得の勉強をすれば、足腰が弱くなったペットの歩行の介助や、食餌や排泄の介助など、正しい知識を身に付けた上で十分にケアしてあげることができます。

動物介護士は、こんな人におすすめ!

動物介護士

専門的な知識や技術が必要な動物介護士。どのような人が、動物介護士に向いているのでしょうか。

動物と接することが好きな人

ペットの様子を観察し、日常生活に必要なお世話をするなど、動物を相手にする動物介護士の仕事は、動物好きでないと勤まりません。
動物は言葉を話すことはできませんが、動物に興味を持ち、愛情をもって接することできる人は、表情や動きから彼らの気持ちを読み取ることができるようになります。
また、飼い主さんたちは動物病院やトリミングサロンのスタッフに心のこもったアドバイスを求めており、動物好きな人であれば、質の良いサービスを提供することができます。

思いやりがあり、世話好きな人

動物に信頼してもらうためには、思いやりを持って接することが大切です。また、介護を必要とする犬の飼い主さんは不安感を抱いていることも多く、飼い主さんに対しても寄り添う心が必要です。
動物と接していると、排泄物で汚れたペットのお手入れをしたり、ときには痛みや恐怖から威嚇されてしまうこともあります。どのようなことがあっても相手を思いやり、面倒を見てあげることが大切です。

介護や健康に興味がある人

介護や健康管理に興味がある人は、動物介護士に適しています。人や動物のお世話をしているときに「どうしたらより快適に過ごせるか」「どうしたらもっと元気になれるか」と考えられる人は、動物介護士に向いていると言えるでしょう。

観察力のある人

言葉を話すことのできない犬は、体調が悪くなったり怪我をしたときに飼い主さんに伝えることができません。そのため、動物と関わる仕事に従事する人には観察力が求められます。
犬が震えていたり、何となく元気がなかったりという小さな変化にも気付くことができれば、病気の早期発見・早期治療に繋がります。

全国にある動物介護施設をご紹介

動物介護士

動物介護士が活躍できる、動物介護施設があることをご存知でしょうか?全国にある動物介護施設をご紹介します。

箱根強羅 老犬のおうち(神奈川県)

犬専用の源泉かけ流しや3つある屋外ドッグランなど、愛犬に嬉しい設備が整った老犬ホームで、リゾート地にあるため自然もいっぱいです。スタッフが24時間常駐していて、提携する動物病院もあるので安心です。最大3頭までの小頭数飼育で、家族同様のケアを受けることができます。

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ワンちゃんハウス ノア(栃木県)

段差のないバリアフリー構造で、床は滑りにくい素材を使用した施設です。温度管理など、細部にまで配慮されています。

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老犬・老猫ホーム 東京ペットホーム(東京都)

東京23区内にありながら、ゆったりとしたスペースが確保された老犬ホームです。なるべく自宅で過ごしていた日々を再現するよう工夫されていて、その運営姿勢は多くのメディアにも取り上げられ、高く評価されています。羽田空港から車でおよそ13分、東京都大田区、京急蒲田駅から徒歩19分です。

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老犬ホーム九十九里パーク(千葉県)

房総の風が吹き抜ける、自然豊かな老犬ホームです。人工芝の広がる広大なドッグランが自慢の施設で、周辺には海や川、漁港など楽しいお散歩コースがたくさんあります。東京都から車でおよそ1時間です。

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老犬&老猫ホーム ひまわり(茨城県)

犬のテーマパーク「つくばわんわんランド」が運営する施設です。動物病院が隣にあるので、万が一のときにも対応してもらえやすい環境です。筑波山のふもとに位置し、総敷地面積20,000坪、ドッグラン3ヵ所を有する、広大な環境です。冷暖房完備で、天気の良い日は日光浴ができるテラスで過ごすことができます。

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動物介護士は、ペットの介護や健康管理をする仕事

動物介護士

高齢化に伴い、ペットの介護は今後ますます必要になると予想されます。動物関連の仕事に就きたい人や、大切な愛犬を自分で生涯お世話したいという人は、動物介護士についてリサーチし、資格取得にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

◎監修者プロフィール
阿片 俊介

阿片 俊介/クロス動物医療センター 主任動物看護師

茨城県出身。日本獣医生命科学大学を卒業し、認定動物看護師の資格を取得。千葉県の動物病院に勤務後、動物用医薬品販売代理店にて動物病院への営業を経験。犬とのより良い暮らしをサポートできるよう、飼い主の方の気持ちに寄り添いながら、安心して正しい情報をお伝えできるよう心がけています。

◎ライタープロフィール
江野友紀 認定動物看護士

江野 友紀/認定動物看護士

地域密着型の動物病院にて、動物看護士として14年ほど勤務。看護業務の合間にトリミングもしています。
ドッググルーミングスペシャリスト、コンパニオンドッグトレーナーの資格を保有。
普段の仕事では、飼い主様の様々な疑問や悩みを解消できるよう、親身な対応を心掛けています。
ライターの仕事を通して、犬と人が幸せでより良い生活を送るためのお手伝いさせていただきたいです。

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