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健康管理 / 病気

2020.04.12

犬が大人しい理由とは?いつも元気な犬が、急に静かになったら

愛犬がいつもよりも大人しいとちょっと心配になりませんか?犬が大人しいときには、体調に異常を感じていたり、何らかの理由でストレスを感じていることもあります。犬が大人しい理由として考えられる原因を1つずつ探っていきましょう。

Author :江野 友紀/認定動物看護士(監修:望月 紗貴/犬の管理栄養士、ペット看護士、ペット介護士、ペットセラピスト、ドッグトレーニングアドバイザー、ドッグヘルスアドバイザー)

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犬が大人しい理由|1.病気や怪我

犬 大人しい理由

犬が大人しい理由の中で、飼い主さんが一番気にかけるべき原因が病気や怪我です。犬の様子をよく観察し、大人しいだけでなくどこか痛がっていたり、嘔吐などほかの症状を伴うようであれば動物病院を受診しましょう。

病気の場合に見られる症状

病気の種類は軽い胃腸炎から命に関わる悪性腫瘍など様々です。病気が原因で大人しくなっている場合の多くは、大人しくなるだけでなく食欲不振、発熱、下痢や嘔吐などの症状がみられます。

怪我の場合に考えられること

ほかの犬に咬まれたりガラスを踏むなど、出血を伴う目に見える怪我(外傷)もありますが、高所からの落下による骨折などの怪我もあります。

犬が大人しい理由|2.疲労やストレス

犬 大人しい理由

トリミングやペットホテル、ドッグランに行った後、犬は疲れて大人しくなることが多いのではないでしょうか。旅行で車で遠出したときなども同じで、車酔いをすることもあります。長距離を移動するときにはこまめな休憩を心がけましょう。

お散歩に連れて行ってもらえない、飼い主さんにかまってもらえないなどの理由や、新しくペットを飼い始めるなどの環境の変化によりストレスがかかることもあります。

犬が大人しい理由|3.夏バテや雨の日

犬 大人しい理由

犬が夏場に大人しくなっているとき、意外と夏バテになっていることがよくあります。何となく元気がないなどの分かりにくい症状のこともあれば、下痢や嘔吐を引き起こすこともあります。

下痢や嘔吐が続くと脱水症状になり危険なので、水が飲めるようであれば涼しい場所で水分補給し胃腸を休ませる必要があります。できるだけ早く動物病院を受診しましょう。

夏バテと思っていたら熱中症ということも

軽い夏バテだと思い様子を見ていたら、実は熱中症だったということがあります。熱中症は6~8月が最も多く、空調管理されていない締め切った室内や車の中で起こるほか、暑い時間帯の散歩や屋外の直射日光が当たる場所での繋留などが原因で発症します。

熱中症になると、下痢や嘔吐、息苦しそう、ふらつく、よだれが多く出る、痙攣するといった様子がみられることがあります。命に関わる状態のため、動物病院での早急な処置が必要です。

犬も気圧に影響される

気圧の影響で体がだるくなる方が多くいますが、犬も低気圧に影響されて大人しくなることがあります。気圧が極端に下がると血管が広がりやすく、血流が悪くなって身体が疲れやすくなったりと犬の体にも変化がみられます。雨の日に犬が疲れている様子を見せたら、十分休ませてあげましょう。関節痛を伴う病気や内臓の病気を中心に何かしらの持病をもっている犬に関しては、病気の症状が悪化しやすいので気をつけてあげましょう。

犬が大人しい理由|4.老化

犬 大人しい理由

犬は高齢になるにつれ、少しずつ大人しくなります。若い頃にはよくあそんでいたおもちゃにもあまり興味を示さず、のんびり過ごすことや眠ることを優先するようになります。散歩に出ても長距離歩くことを嫌がり、家に帰りたがるようになるかもしれません。これはこれは筋力などの身体の機能が衰えるためで、立ち止まった状態でも後足が震えることがあります。

老化で大人しくなったと思っていたら病気ということも

動きたがらなくなったり、元気や食欲が低下するなどの変化が見られても「年のせいだから仕方ない」と考えがちです。しかし、本当にそうでしょうか。実は病気が隠れていて、動きが鈍い原因が椎間板ヘルニアであったり、食欲低下の原因が悪性腫瘍ということも考えられます。高齢だからと決めつけず、病気の可能性も考えるようにしましょう。また、定期的に健康診断を受けることも病気の早期発見につながります。

犬が大人しい理由はさまざま。場合によっては動物病院の受診を

犬 大人しい理由

いつもと比べ犬に元気がないときには、ちょっと疲れていたりストレスを感じているだけ、ということはよくあります。しかし、疲れから体調を崩して発熱や下痢、嘔吐の症状につながったり、ストレスで脱毛することもあります。目に見えない内臓の腫瘍など、重い病気が原因で犬が大人しくなっていることもあるので、犬に元気がない理由に思い当たる節が無い場合や、食欲不振などの症状を伴うときには早めに動物病院を受診しましょう。

◎ライタープロフィール
江野友紀 認定動物看護士

江野 友紀/認定動物看護士

地域密着型の動物病院にて、動物看護士として14年ほど勤務。看護業務の合間にトリミングもしています。
ドッググルーミングスペシャリスト、コンパニオンドッグトレーナーの資格を保有。
普段の仕事では、飼い主様の様々な疑問や悩みを解消できるよう、親身な対応を心掛けています。
ライターの仕事を通して、犬と人が幸せでより良い生活を送るためのお手伝いさせていただきたいです。

◎監修者プロフィール
望月紗貴

望月 紗貴/犬の管理栄養士、ペット看護士、ペット介護士、ペットセラピスト、ドッグトレーニングアドバイザー、ドッグヘルスアドバイザー

3頭の愛犬たちと1頭の保護犬、3匹の愛猫たちと山奥で暮らす真の動物好きライター兼ペット記事監修者。
犬に関しての正しい知識共有を目的とし、ネットメディアでの情報提供活動を行っております。
休日は愛犬バーニーズマウンテンドッグ、ゴールデンレトリバー、ボーダーコリーとの時間を大切に過ごしています。

  • 更新日:

    2020.04.12

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