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健康管理 / 病気

2020.04.28

【獣医師監修】犬の目が赤い!考えられる原因と目薬の上手なさし方を解説

ふと気が付いたら愛犬の目が赤くなっている、そんなとき皆さんならどうしますか?人間と同様に、犬の目の充血は一時的な場合もあれば病気が関係していることもあります。
今回は、犬の目が赤くなる原因として考えられることや、悪化させないために家庭でできる対処法を解説します。また、目薬の上手なさし方も覚えておきましょう。

Author :新井 絵美子/動物ライター(監修:加藤 みゆき/獣医師)

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犬の目が赤い|考えられる原因と病気とは

犬 目が赤い

犬の白目が赤くなる原因や病気には、以下のことが考えられます。それぞれ具体的に見ていきましょう。

外傷や異物によるもの

うっかり何かにぶつかったり、他の犬とじゃれているときに目を傷つけてしまったりなどの外傷や、ゴミや被毛などの異物が目の中に入ったことで、目が赤くなることがあります。特に被毛が長い犬種は、目の周辺の毛をカットしないと目の中に被毛が入りやすいので注意が必要です。

結膜炎や角膜炎などの病気

結膜炎や角膜炎などの目の病気の可能性もあります。結膜炎は、白目の表面を覆う半透明の結膜が、ほこりや砂などの異物の侵入や、細菌やウイルスの感染などが原因で炎症を起こす病気です。結膜炎はかゆみを伴うので、目をしきりにこすったり、顔を床にこすりつけたりする行動が見られます。

角膜炎は、結膜炎と同じような原因により、黒目の表面を覆う角膜が炎症を起こす病気です。治療が長引くケースも多くあるので、様子がおかしいと感じたら、早いうちに獣医師の診察を受けるようにしましょう。

アレルギーによるもの

何らかのアレルギーにより、目が赤くなってしまっていることも考えられます。アレルギーの場合、白目だけでなく目の周辺や耳、お腹、股の周辺なども赤くなっていることもあります。また、かゆみを伴うのでしきりに目をこする行動が見られます。

犬の目が赤いなら|悪化させないためにできること

犬 目が赤い

ここでは、愛犬の目が赤いとき、悪化させないために家庭でできる応急処置を解説します。

異物を取り除く

ゴミや砂などの異物が目に混入した場合は、洗浄用の点眼薬や清潔な水で異物を洗い流してあげましょう。

エリザベスカラーを着ける

目が赤くなっているときは、違和感から頻繁に目をこすってしまいがちです。そのため、エリザベスカラーを着けて目に触れさせないようにしましょう。エリザベスカラーは動物病院をはじめ、ネットショップなどでも販売されているので、万一のときのために自宅に用意しておくことをおすすめします。

濡らしたガーゼを目に当てて動物病院に連れて行く

目が乾燥したり汚れが入ったりしないよう、愛犬の目に濡らしたガーゼを当てて、速やかに動物病院へ連れていきましょう。症状の悪化を防ぐには、早期治療が大切です。

犬が嫌がる目薬の上手なさし方とは

犬 目が赤い

症状の改善のために目薬を処方されることが多いですが、目薬をさそうとすると愛犬が嫌がって上手くできないといったことがよくあります。そこで、目薬をさす手順や上手にさすコツをご紹介します。

目薬をさす手順

嫌がるところを無理やりやろうとすると、「目薬は嫌なもの」という気持ちを植えつけてしまうので、優しく話しかけ恐怖心を与えないようにしながら、以下の手順で行いましょう。

1.飼い主さんに背を向けるようにしてオスワリをさせる
2.片手であごを持ち、顔を上に向かせてそのまま固定する
3.もう片方の手で目薬を持ち、愛犬の頭の後ろから手をまわして目薬をさす

目薬をさした後は、おやつをあげて褒めてあげましょう。「嫌なことをされた」という印象で終わらせないようにすることもポイントです。

目薬を上手にさすコツ

目薬をさすときは、愛犬に目薬の容器が見えないようにすることが肝心です。得体のしれないものが正面から近づいてくると、恐怖心を与えてしまうからです。

また、冷たい液体が目に入ると驚いてしまうコもいるので、冷蔵保存をする必要がある目薬の場合は、常温に少しおいてから点眼するとよいでしょう。

愛犬の目が赤いときは早い段階で適切な治療を!

犬 目が赤い

犬の目が赤くなっているときは、外傷や異物の混入、眼病、アレルギーなど、さまざまな原因が考えられます。目は非常にデリケートな部分なので、家庭で応急措置をしたら動物病院を受診し、適切に治療を行いましょう。

◎監修者プロフィール
加藤みゆき 獣医師

加藤みゆき/獣医師

日本獣医生命科学大学(旧・日本獣医畜産学部)を卒業後、獣医師として埼玉県内の動物病院にて犬・猫・小鳥の小動物臨床とホリスティック医療を経験。その後、小動物臨床専門誌の編集者を勤めた後、現在は都内の動物病院にて臨床に従事。
日々発展する小動物臨床の知識を常にアップデートし、犬に関する情報を通じて皆様と愛犬との暮らしがより豊かなものとなるように勉強を重ねて参ります。

◎ライタープロフィール
新井 絵美子 動物ライター

新井 絵美子/動物ライター

2017年よりフリーランスライターとして、犬や動物関連の記事を中心に執筆活動をおこなう。
過去に、マルチーズと一緒に暮らしていた経験をもとに、犬との生活の魅力や育て方のコツなどを、わかりやすくお伝えします。

  • 更新日:

    2020.04.28

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