
ラブラドゥードルの被毛の長さは10~15cmくらいで、ウェーブががかった特徴的な被毛のタイプをしています。被毛の構造と代表的なカラーをご紹介します。
ラブラドゥードゥルの毛質には「フリースコート」「ウールコート」「ヘアーコート」があり、ヘアーコートは換毛期がありますが、基本的には抜け毛が少ない犬種と言われています。
アンゴラ山羊の被毛のような柔軟な毛質で、緩やかにウェーブしています。
子羊の被毛のようにしなやかにカールし、生え方は厚く濃密に見えますが、それほど密集しているわけではなく容易に地肌が確認できます。
被毛はストレートで季節の変わり目に換毛期があり、個体差がありますが抜け毛が増えます。若干の臭いを伴うとも言われています。
ラブラドゥードゥルのカラーバリエーションは非常に豊富です。茶系の個体が多いようですが、日本で唯一オーストラリアンラブラドゥードゥルを啓蒙普及している「日本オーストラリアン・ラブラドゥードゥル協会」ではゴールドやブラック、レッド、チョコレート、ブルー、シルバーなどの他、パーティカラーやブリンドルなど多くの毛色が認められています。
巻き毛のラブラドゥードルには、家庭でのお手入れが欠かせません。
毛がもつれた状態で濡らしてしまうと、更に絡まり合って大きな毛玉になってしまいます。シャンプー前にはよくブラッシングし、被毛の流れを整えておきましょう。家庭でのお手入れのポイントは、毛の根元からしっかりと毛を伸ばしながら乾かすことです。
ラブラドゥードゥルの毛質は柔らかく、非常に絡まりやすい性質を持っていますスリッカーブラシとコームを使い、小まめにブラッシングしましょう。
目の前の毛が伸びると、視界が遮られたり目に入ってしまいます。可能であれば、目の前の毛をハサミでカットしましょう。
ウェーブがかった柔らかい被毛が伸び続けるラドゥードゥルには、トリミングサロンでのお手入れが欠かせません。
トリミングが必須な犬種であるため、シャンプー+カットコースがおすすめです。シャンプーコースには多くの場合、爪切りや肛門腺絞り、耳掃除などのお手入れが含まれています。
ラブラドゥードゥルの被毛は、カットをしないとどんどん伸び続けます。お手入れしやすいよう保つには、月に1回くらいの利用がおすすめです。
ラブラドゥードゥルには「ミニチュア」「ミディアム」「スタンダード」の3つのサイズがあり、身体の大きさにより料金が異なります。1~3万円くらいはかかると考えましょう。毛玉があると、500円~数千円追加料金が発生することがあります。
ラドゥードゥルは抜け毛が少ない犬種ではありますが、不要になった毛を除去し清潔に保つことは健康管理にも繋がります。抜け毛が絡まり毛玉ができてしまうこともあるので、毎日欠かさずブラッシングをしましょう。
脇の下や耳の後ろ、内股はは、動くたびに毛がこすれるので毛玉になりやすい場所です。出来たばかりの毛玉であればスリッカーで取れますが、取れない場合はハサミやバリカンを使います。自宅での処理が不安であれば、トリミングサロンにお願いしましょう。
いかがでしたか?毛量が多く巻き毛のラブラドゥードルには、お手入れが欠かせません。お手入れしやすいよう定期的にトリミングサロンでカットしてもらい、自宅では毎日ブラッシングして毛玉を作らないようにしましょう。
江野 友紀/認定動物看護士
地域密着型の動物病院にて、動物看護士として14年ほど勤務。看護業務の合間にトリミングもしています。
ドッググルーミングスペシャリスト、コンパニオンドッグトレーナーの資格を保有。
普段の仕事では、飼い主様の様々な疑問や悩みを解消できるよう、親身な対応を心掛けています。
ライターの仕事を通して、犬と人が幸せでより良い生活を送るためのお手伝いさせていただきたいです。