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お手入れ

2020.04.11

シベリアンハスキーは抜け毛が多い?適切なケアをして抜け毛対策をしよう!

極寒の地で誕生し、氷点下のシベリアでそり犬として活躍してきたシベリアンハスキー。暖房のない遊牧民のテントで暮らし、雪の中や凍った大地で仕事をしてきたシベリアンハスキーは、寒さから体を守るため、たっぷりの被毛で覆われたふさふさの容姿が特徴です。今回は、そんなシベリアンハスキーの被毛タイプ、お手入れ方法、抜け毛の量などシベリアンハスキーに適している被毛ケアについて解説します。

#シベリアンハスキー

Author :西村 百合子/ホリスティックケア・カウンセラー、愛玩動物救命士

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シベリアンハスキーの被毛のタイプ

シベリアンハスキー 抜け毛

その容貌からオオカミ犬とのハイブリッド犬種だと思われがちなシベリアンハスキーですが、原始的な犬種スピッツ属の血を引く犬種です。見た目がそっくりなアラスカン・マラミュートやサモエドと親戚関係にあるシベリアンハスキーは、極寒の地で仕事をするのに適した厚手の被毛と体力が自慢です。

コートタイプ

シベリアンハスキーのコートはわずかに粗い中程度の長さの被毛が特徴です。「毛皮を着ているような」と表現されるように、寒さから体を守るためにたっぷりした厚手のコートに覆われています。

被毛の構造

シベリアンハスキーは、柔らかく密なアンダーコートと滑らかでストレートなオーバーコートのダブルコートの犬種です。オーバーコートは、雪や水から濡れることを防ぐ役割を果たし、寒さや冷えから体を守る保温性の高いアンダーコートは密集して生えています。

代表的なカラー

シベリアンハスキーの被毛カラーは、ブラック、ブラウン、グレー、レッド、セーブル、純白などの単色の他に、シベリアンハスキーならではのカラー・アグーチがあります。このアグーチは茶色系、グレー系の被毛一本一本が濃淡のある縞模様になっています。また、ブラック&ホワイト、ブラックタン&ホワイト、グレー&ホワイト、レッド&ホワイト、セーブル&ホワイトも認められ、頭部にはまだら模様やブラックポイントと呼ばれるマーキングがあります。

シベリアンハスキーの抜け毛・毛玉対策

シベリアンハスキー 抜け毛

一頭として同じマーキングの子はいない個性あふれる表情が特徴のシベリアンハスキー。そんなシベリアンハスキーは、北方の犬種のため、たっぷりの毛量が魅力です。そんな豊かな被毛は、抜け毛もたくさん出るため、放っておくと家の中が抜け毛でいっぱいになってしまいます。

抜け毛

毛量たっぷりでダブルコートのシベリアンハスキーは、換毛期には大量に抜け毛が出ます。また、その換毛期は約3週間程度続くと言われているため、約1カ月にわたって抜け毛を取り除く必要があります。家の中を毛だらけにしないためにも、特に換毛期はこまめなケアをしてあげましょう。

毛玉

基本的に毛玉ができにくいシベリアンハスキーですが、密に生えているアンダーコートは柔らかいため、毛玉ができることもあります。週に2~3回程度、定期的にブラッシングをすることで毛玉ができにくくなります。毛玉は一度できてしまうとほぐすのに手間がかかります。絡まりがひどい場合は、毛玉の部分をカットしなくてはならないため、日頃から毛玉ができないようにケアしてあげましょう。

シベリアンハスキーのシャンプー・ブラッシング

シベリアンハスキー 抜け毛

毛量の多いことが特徴のシベリアンハスキーは、ダブルコートのため1年に2回換毛期があります。換毛期には、大量の抜け毛が出るため、家中毛だらけという事態にもなりかねません。家庭で、毎日のこまめなケアで家の中に抜け毛が散らばらないようにしましょう。

シャンプー

シベリアンハスキーは、犬特有の体臭がない犬種のため1~2ヶ月に1度または汚れが目立つ時にシャンプーをすることがおすすめです。また、抜け毛が多いシベリアンハスキーは、換毛期には大量の毛が抜けます。換毛期のケアとしておすすめは、まずはシャンプーをすること。シャンプーをすると抜けかかっている被毛や抜け毛を取り除くことができます。

ブラッシング

シベリアンハスキーは日常のお手入れが楽なことも特徴の一つです。換毛期以外は、週に2~3回のブラッシングで死んだ毛や汚れを落としてあげます。この時使用するのは、針金でできているスリッカーがおすすめです。1年に2回、被毛が生え変わる換毛期があり、シベリアンハスキーの場合はこの換毛期が約3週間近く続きます。換毛期の抜け毛は大量で、抜け毛が束になって落ちることもあります。換毛期は、スリッカーに加えコームを使って、抜け毛をすくい取るように溶かしてあげましょう。

シベリアンハスキーにトリミングサロンは必要?

シベリアンハスキー 抜け毛

豊富な毛量のシベリアンハスキーですが、トリミングが必要な犬種ではありません。通常は、家庭でのグルーミングで基本的なケアができますが、家庭でのケアができない場合はトリミングサロンにお願いしましょう。

シベリアンハスキーにおすすめのメニュー

換毛期以外は、あまり手間がかからないシベリアンハスキーですが、爪が伸びやすいため1~2週間おきに爪切りを行うことがおすすめです。しかし爪切りは、家庭では難しいと考える方も多いようです。トリミングサロンでは、シャンプーの他に爪切り、パッド間の被毛カット、耳掃除、肛門線絞りなどのケアを基本メニューとして行っています。爪切りが難しくて家庭では爪を切れないなどのお悩みがある場合は、トリミングサロンにお願いしましょう。

頻度や料金の目安は?

清潔好きで体臭が少なく、頻繁にシャンプーをする必要がないシベリアンハスキーは、カットなどトリミングの必要もありませんが、基本ケアのために月に1回程度トリミングサロンにお願いすることがおすすめです。その場合の料金は約9000円~となります。

綺麗好きのシベリアンハスキーだけれどお手入れはこまめに

シベリアンハスキー 抜け毛

定期的なカットを必要とするトリミング犬種ではないシベリアンハスキーは、トリミグサロンに毎月お願いする必要はありませんが、年に2回の換毛期には驚くほどの抜け毛が出るためその時期は、こまめなケアが必要です。とは言っても、綺麗好きで体臭も少なく、日常の抜け毛や毛玉もあまりないため、比較的お手入れが楽な犬種とも言えます。

ただし、気をつけたいのは、高温多湿な夏のケアです。寒冷地仕様の厚いコートに覆われているため、梅雨から夏にかけては毛をすいて風通しを良くしてあげるなどして、蒸れないようにしてあげましょう。蒸れは皮膚病の元にもなるので、十分に気をつけてあげてください。

◎ライタープロフィール
西村 百合子

西村 百合子/ホリスティックケア・カウンセラー、愛玩動物救命士、犬の東洋医学生活管理士2級

ゴールデンレトリバーと暮らして20年以上。今は3代目ディロンと海・湖でSUP、ウインドサーフィンを楽しむ日々を過ごす。初代の愛犬が心臓病を患ったことをきっかけに、ホリスティックケア・カウンセラーの資格を取得。
現在、愛犬のためにハーブ療法・東洋医学などを学んでおり、2014年よりその知識を広めるべく執筆活動を開始。記事を書く上で大切にしていることは常に犬目線を主軸を置き、「正しい」だけでなく「犬オーナーが納得して使える」知識を届ける、ということ。

  • 更新日:

    2020.04.11

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