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しつけ

2020.04.22

ウィペットってどんな性格?性格に合わせた上手なしつけ方法を解説

日本ではあまり見かけない「ウィペット」という犬をご存知でしょうか?スタイルが良く運動能力も抜群で、しなやかな走り方が美しい犬です。ここでは、ウィペットの性格や特徴、得意なスポーツなどについて解説します。

#ウィペット

Author :江野 友紀/認定動物看護士

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ウィペットの性格を紐解く犬種の特徴

ウィペット 性格

まずはウィペットの性格を紐解く上で重要となる歴史や、ウィペットの得意なこと・苦手なことを簡単にご紹介します。

ウィペットの歴史

ウィペットの祖先犬はグレーハウンドです。19世紀のイギリスでは富裕層の間で競馬や大型犬などのドッグレースが流行していましたが、大きなグレーハウンドは庶民には飼育費用が高すぎたため、ウィペットの前身になった犬たちのように飼育しやすいサイズの犬による小さなレースが娯楽として楽しまれるようになりました。騎手のいない犬を走らせるには獲物の臭いが付いた布を追わせる必要があり、猟犬の性質も必要になるため、テリア種が交配され現在のウィペットが誕生しました。

ウィペットが得意なこと

ドッグレース流行の歴史にもあるよに、筋肉質で引き締まった身体が特徴的なウィペットは、走ることがとても得意です。「ウィペット」の由来はウィップ(鞭)で、全力疾走している姿がまるで鞭で打たれた馬のようであることからこの名前が付けられたと言われています。

ウィペットが苦手なこと

ウィペットは寒さが苦手です。体温が低下すると、体調を崩したり皮膚病を引き起こすことがあるので、寒い季節は防寒対策が欠かせません。お散歩は暖かい時間帯を選び、ウィペットが嫌がらなければダウンジャケットなどを着用しても良いかもしれません。

ウィペットの性格から考える上手なしつけ方法

ウィペット 性格

ウィペットは大人しく温厚で、飼い主に従順な性格です。正統派のサイトハウンドの中でもっとも献身的に指示に従う犬種といわれています。そのため、しつけは良く覚えてくれるでしょう。

攻撃的にならないようしつける

ウィペットはフレンドリーな性格ですが、ドッグレースで獲物の臭いが付いた布を追わせる必要があったことからも猟犬の性質を持ち合わせています。そのためウサギやネズミなどの小動物を追い駆ける本能があります。不幸な事故を起こさないためにも、子犬の頃から他の犬や動物と交流させるなど、攻撃的にならないようしつけることが大切です。

呼び戻しをしつける

ウィペットはとても足が早い犬種なので、万が一リードやハーネスが外れ逃げ出してしまうと飼い主さんが追いかけて捕まえることは困難です。しつけができていないと呼び止めても戻らない可能性があるので、呼び戻しのしつけをしておきましょう。

褒めてしつける

ウィペットは飼い主さんの表情の変化に敏感で、叱られていることをすぐに理解します。ウィペットが失敗したときは、直接的に叱るのではなく、無視をしましょう。そして成功したときには、思い切り褒めてあげましょう。

ウィペットの性格に合うおすすめの遊び方

ウィペット 性格

ウィペットにおすすめの遊び方は、ボール遊びです。狩猟犬や競争犬といて活躍していたウィペットは、動くものを走って追いかける習性が強く残っています。遊び方はシンプルですが、飽きずに楽しく遊んでくれるでしょう。小さいボールで遊ぶと、夢中になっているうちに誤って飲み込んでしまう危険性があるので、口の中に収まらないサイズのボールを選びましょう。

ウィペットが得意なスポーツ

ウィペット 性格

先述したように、イギリスで誕生したウィペットは足の早さを競うドッグレースで人々を魅了してきた犬種です。そして現在の日本でも、ウィペットは足の速さを競うドッグレースなどのドッグスポーツで華々しく活躍しており、レースのときにはウィペット限定戦も行われています。競うときには負けん気の強い一面を見せますが、それ以外では優しく社交的で、無駄吠えも少ない犬種です。

ウィペットの特徴に適した環境づくり

ウィペット 性格

ウィペットの性格・特徴を理解した上で、ウィペットを育てる上で必要な環境づくりについてご紹介します。

室内飼育

短毛のウィペットは寒さがとても苦手です。中型犬であってもウィペットが過ごすスペースには毛布やタオルを敷いたりして、寒さ対策を万全にしましょう。温度や湿度の管理はエアコンの使用が基本になります。その点からも、室内飼育が最適と考えられます。

逃走に注意

ウィペットのように頭の小さい犬は、首輪が抜けやすいという特徴があります。服にしっかり巻き付くタイプの胴輪や、ウィペット用に作られた幅広で柔らかい素材の胴輪を着用しましょう。また、ジャンプ力があるので、ある程度高さのある柵でも軽々と飛び越えてしまうことがあります。脱走できない環境づくりをしましょう。

優しい温厚な性格のウィペット

ウィペット 性格

ドッグレースなどの競技では真剣な表情を見せるウィペットですが、普段は物静かで温厚であり、家庭犬にも向いた犬です。狩猟本能があるので他の動物を襲わないよう幼い頃からきちんとしつけ、ウィペットと楽しい時間を過ごしましょう。

◎ライタープロフィール
江野友紀 認定動物看護士

江野 友紀/認定動物看護士

地域密着型の動物病院にて、動物看護士として14年ほど勤務。看護業務の合間にトリミングもしています。
ドッググルーミングスペシャリスト、コンパニオンドッグトレーナーの資格を保有。
普段の仕事では、飼い主様の様々な疑問や悩みを解消できるよう、親身な対応を心掛けています。
ライターの仕事を通して、犬と人が幸せでより良い生活を送るためのお手伝いさせていただきたいです。

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