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犬種図鑑

2020.04.20

【犬種図鑑】シーポメはどんなミックス犬?性格・大きさ・被毛の特徴まで

ペットショップでも見かけることが増えてきたミックス犬。ミックス犬は、異なる純血種を掛け合わせることで誕生する犬です。特に人気犬種のポメラニアンとマルチーズやトイプードルなどの小型犬種との組み合わせが人気を呼んでいます。外見の可愛さを中心に2種類の犬種のいいとこどりを目指して作出されるミックス犬。今回は、ポメシー、ポメズーとも呼ばれているシーポメの性格や体格、サイズ、被毛などについてご紹介します。

#ミックス犬

Author :西村 百合子/ホリスティックケア・カウンセラー、愛玩動物救命士

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シーポメは何と何のミックス?

シーポメ

シーポメは、ポメラニアンとシーズーのミックス犬です。どちらの犬種も、常に人気ランキング上位に入る小型犬種のため、シーポメも注目の的。まずは、両親犬であるポメラニアンとシーズーの特徴や性格をご紹介します。

ポメラニアンの特徴とは

シーポメ

そり犬、番犬として活躍するサモエドを祖先に持つジャーマンスピッツを小型化し、ドイツのポメラニア地方で誕生したのがポメラニアンです。イギリスに渡ったポメラニアンは、ヴィクトリア女王によって家庭犬として改良が重ねられされ、現在の毛色のバリエーションが豊富なポメラニアンとなったのです。口角を上げて笑っているように見える表情はサモエドスマイルと呼ばれているサモエド譲りと言えます。

テレビ番組やCMなどで紹介され話題となるポメラニアンは、日本でも古くから人気のある犬種として多くの人から愛されてきました。体高18~22cm、体重は1.8~2.3kg前後と小さな体がスタンダードとされていますが、個体差が激しく中には10kg近くになる子もいます。ダブルコートで密集した被毛が特徴のポメラニアンは、バリエーション豊富な被毛のカラーは単色が主流なものの2色混合も認められています。日本では、ブラック、ブラウン、ホワイト、クリームが人気です。

ポメラニアンの性格

フレンドリーで賢く、飼い主に忠実なポメラニアンですが、その小さな体からは想像できないほど勇敢な性格の持ち主です。時には、自分の体より大きな犬に向かっていくこともあるほど。また、警戒心が強く神経質な面もあるため、よく吠えることでも知られています。ただし、子犬の頃からしっかりと社会化をして、しつけをすることによって吠える、噛むなどの問題行動を起こさないポメラニアンに育てることができます。

シーズーの特徴は

シーポメ

中国語で獅子のような顔をした犬という意味を持つシーズー。チベットの寺院で古代から大切に飼われてきたラサ・アプソとペキニーズの交配によって誕生したシーズーは、中国からイギリス王室へと渡り、犬種として固定されたと言われています。

ストレートのロングコートが優雅なシーズーは、下顎が突き出ているアンダーバイトの短頭種で、鼻の頭から上向きに生えている被毛が菊の花のように見える顔が特徴です。小型犬ながらがっしりとした体格のシーズーは、体高は27cm以下、体重は4.5~8kgが理想とされ、体高より体長が少し長いこと、太く短い脚が特徴です。特徴的な美しい被毛は、あらゆる毛色が認められており、成長によって被毛の色に変化がある犬種です。

シーズーの性格

寺院や王宮で大切に育てられてきたシーズーは、のんびりとした穏やかな性格で、フレンドリーな賢い犬種です。古来より愛玩犬として育まれてきたことから、飼い主に対しても愛情深く、優しいことが特徴で、小さな子供とも仲良く暮らすことができます。ただし、プライドが高く、警戒心が強い一面があるため、見知らぬ人や犬に吠えかかったり攻撃的になることもあります。頑固な面を引き出さないためにも、子犬の頃から社会性を身につけるように環境づくりをして、ルールやマナーを教えることが大切です。

シーポメの性格

シーポメ

シーポメに限らず、ミックス犬は両親犬どちらの性格が色濃く表れるかは、成長するまでわかりません。

シーポメは、ポメラニアンとシーズーの性格をバランスよく受け継いだ場合は、温和で優しい性格ながら活発で明るい犬に育ちます。ただし、ポメラニアン、シーズーどちらの犬種も警戒心が強く頑固でプライドの高い面があるため、シーポメにもその性格が現れる可能性はあります。

マイペースなシーポメは、子犬の頃から信頼関係をしっかりと築き、ルールやマナーを教えることで、子供とも楽しく暮らすことができます。

シーポメの体格・サイズ・体重

シーポメの体格は、ポメラニアンの丸っこい体つきとくるっとした尻尾、短頭種であるシーズーに近い短めのマズルを受け継ぐことが多いと言われています。耳は、シーズーを受け継いだ場合は垂れ耳、ポメラニアンを受け継いだ場合は小さな立ち耳となります。

またミックス犬は、両親犬のどちらの血を受け継ぐかによってサイズが異なります。大きなポメラニアンが親犬になった場合は、大きめのシーポメとなる可能性もあるのです。ミックス犬の場合は、標準サイズの規定はありませんが、シーポメの場合は体高約25~27cm前後、体重は約5~8kg前後が目安となります。

シーポメの被毛・抜け毛は?

シーポメの被毛は、シーズー似となることが多いと言われています。シーズーと同じように、放っておくとどんどん伸びてしまうので、カットが必要です。カットによって、さまざまな表情が楽しめることもシーポメの魅力です。

また、シーズー、ポメラニアンどちらもダブルコートで毛量が多い犬種ですが、シーズーは比較的に抜け毛が少ないため、シーズーの性質を強く受け継いでいる場合は、大量にアンダーコートが抜ける心配はありません。

ただし、シーズーのようなシルキーで美しい被毛の場合は、毎日のブラッシングが必要となります。

ミックス犬を飼う楽しみは成長の変化

シーポメ

ミックス犬は、どちらの親犬に似てくるのか想像がつかないところも楽しみの一つです。

両親犬のいいとこ取りで生まれてきた場合はいいのですが、ミックス犬特有の遺伝子異常を持って生まれる場合もあります。そのため、見た目の可愛さだけでペットショップなど、両親犬がはっきりわからないところから迎えるのではなく、どんな両親犬から生まれたのか両親犬の病歴についてなどを詳しく確認できるブリーダーから迎えることをおすすめします。

また、容姿や毛色も成長に従って変化してくることが考えられます。そのような変化もミックス犬と暮らす楽しみと捉えて、迎えた場合はシーポメの一生に責任を持って育ててあげてくださいね。

◎ライタープロフィール
西村 百合子

西村 百合子/ホリスティックケア・カウンセラー、愛玩動物救命士、犬の東洋医学生活管理士2級

ゴールデンレトリバーと暮らして20年以上。今は3代目ディロンと海・湖でSUP、ウインドサーフィンを楽しむ日々を過ごす。初代の愛犬が心臓病を患ったことをきっかけに、ホリスティックケア・カウンセラーの資格を取得。
現在、愛犬のためにハーブ療法・東洋医学などを学んでおり、2014年よりその知識を広めるべく執筆活動を開始。記事を書く上で大切にしていることは常に犬目線を主軸を置き、「正しい」だけでなく「犬オーナーが納得して使える」知識を届ける、ということ。

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