『自宅にこの子がいますカード』は、愛犬と暮らす全ての方が外出先で持ち歩ける「エマージェンシーカード」としてドックドッグ編集部が作成した無料のテンプレートです。
エマージェンシーカードというと、持病・アレルギーを持つ人や、バイク・自転車のライダーさんなどが持ち歩くことが多い「自分に何かあったときに見て欲しい情報が書いてあるカード」です。不慮の事故や急病で意識を失ってしまった時に、持病やアレルギー、緊急連絡先などを伝えるのに役立ちます。
愛犬と暮らす飼い主さんの場合は、家でお留守番している愛犬の情報や緊急連絡先を『自宅にこの子がいますカード』に記載して常に持ち歩きます。緊急時に遭遇した人がカードを見つけて緊急連絡先に知らせてくれることで、自宅で取り残されることなく愛犬の安全を確保できます。
「わざわざダウンロードしてプリントアウトするのは面倒」という方、『自宅にこの子がいますカード』のこだわりポイントとダウンロードのメリットをご紹介するので、少しご覧になってみてください。
『自宅にこの子がいますカード』をA4サイズの普通紙でプリントアウトしていただくと、切り取って折りたたんだ時にちょうどクレジットカード大のサイズになります。
そして、表紙を前方に向けてお財布に入れておくと、「緊急情報カード」の文字がちょうど見える位置に来るので、緊急時にお財布を確認してくれる方に見つけてもらいやすくなっています。
「見つけてもらいやすい」かつ「持ち歩きたくなる」明るい配色の『自宅にこの子がいますカード』は、表紙に可愛らしいダルメシアンがいる点にもこだわりがあります。
緊急時に手に取った方にすぐさま意味を理解してもらえるよう「犬が家にいるイラスト」が表紙になっていますが、ダルメシアンの他にも12種類の犬のイラストが付いているので、好きな犬種を選んで着せ替えすることも可能です。
また、もしこの中に愛犬の犬種がない場合でも、カードを開いた最初のページには愛犬の写真を貼ることができるので安心です。
カードに記入する項目は、全部で9つです。ページごとに見ていきましょう。
まずは、表紙を開いて最初のページです。
表紙を開いて最初のページ(2ページ目)には、縦3cm×横2.5cmの愛犬の写真を貼り付けることができます。愛犬の容姿を正確に伝えるには写真が最適ですね。
頼れる知り合いに事前に頼み、緊急連絡先の欄に名前と電話番号を記載しておきましょう。スペースがあれば、自分との続柄や複数の緊急連絡先を記載しておくのもおすすめです。
次に、愛犬にまつわる大事な基本情報を記入していきます。
3ページ目の一番上の段には、愛犬の名前、性別、生年月日を記入することができます。性別の欄に余白があれば、避妊去勢の有無も書いておくとよいでしょう。
そして、忘れてはいけないのはかかりつけの動物病院です。飼い主さんが長期入院などになった場合には、愛犬をしばらく預けなければならない事態も考えられます。その場合、愛犬の健康に異変があったときに預かり人の方が頼れるように、かかりつけの動物病院を知らせておきましょう。診察前に事情を説明してもらいやすいように、電話番号も書いておくとよいですね。
万が一、緊急事態が地震などの災害時だった場合、愛犬が無事に家の中にいてくれるとは限りません。迷子になって保護されたとしても、マイクロチップや鑑札の番号を伝えておくことで預かり人に見つけてもらえる可能性が高まります。
愛犬を預かってもらっているあいだに、もし愛犬が病気や怪我などで治療が必要になった場合、ペット保険に加入している子なら補償の対象になることもあります。加入している場合は、保険会社と保険証番号を記載しておきましょう。
愛犬の生活習慣について、伝達事項を記入します。
4ページ目では、愛犬の生活に欠かせない「ごはん」「さんぽ」「トイレ」についての伝達事項を書くことができます。ここでは、ごはんの保管場所や量、頻度、あげる時間など、できるだけ具体的に分かりやすく伝えることが大切です。
最後に、特にお願いしたいことと自分の名前を記入しましょう。
例えば愛犬に持病やアレルギーがある場合、薬の情報や避けてほしい食材を伝えることができます。愛犬の身体や生活のことで伝えきれない場合は、白紙の裏面を利用してもよいですね。
最後に、飼い主の名前を記入しておきましょう。お財布の中の身分証などと照合してもらうことで、立ち会った人は安心して緊急連絡先に連絡することができます。
それでは、最後に『自宅にこの子がいますカード』のダウンロード方法をご案内します。ダウンロードはとっても簡単、2ステップで完了します。
あとは、ダウロードしたPDFファイルをA4サイズで印刷し、切り取って折りたためばカードの出来上がりです。多頭飼いの方は、頭数分のカードを作って持ち歩くと良いですね。
いつ起こるか分からない自分の「もしも」に備えて、愛犬の未来の安全を守る取り組みを今日からはじめてみませんか?