magazine

犬を迎える

2020.03.25

動物愛護団体ってどんな活動をしているの?命をつなぐ最後の砦

動物愛護団体と聞くと、みなさんはどんなことを思い浮かべるでしょうか?捨てられてしまった動物たちを引き取ってくれる団体という認識の方もいらっしゃるかもしれません。一昔前はそういった活動をメインにしている団体も多くありましたが、実は、現在はそういった内容にとどまらず動物愛護団体の活動の幅は多種多様です。今回は、意外と知られていない動物愛護団体について詳しくご紹介します。

Author :Qt/家庭犬トレーナー、ドッグシッター、ペットロスケアアドバイザー

この記事をシェアする

動物愛護団体とは

動物愛護団体

動物愛護団体と一言で言っても、活動の形態はさまざまです。国や地域に届け出を出し、NPO法人などとして活動している団体から、個人単位で自分のできる範囲で活動している方まで、本当にいろんな活動の形があります。

動物愛護団体のいろいろな形

動物愛護団体は、その規模はもちろんですが、理念や目的なども団体によって異なっています。

もちろん『かわいそうな動物たちを助けたい、これ以上増やしたくない』という切なる想いはどこの団体も共通して持っていますが、その中でも犬に特化した団体や猫専門の団体、また寄付を募っていろいろな団体へ振り分ける団体など、活動内容は団体によって多種多様になってきています。

日本で活動する代表的な団体

日本を拠点に活動を拡げる代表的な団体を2つご紹介します。

1.NPO法人ピースワンコジャパン

テレビ番組『志村どうぶつ園』の中の『捨て犬ゼロ部』というコーナーでその活動に注目が集まりました。 『殺処分ゼロ』を理念に掲げ、広大な敷地の中でたくさんのボランティアスタッフの方々が日々、救える命をできる限り救う活動をしています。

こちらの団体は『ふるさと納税』の対象にもなっているので、気軽に活動の応援ができるのも私たち愛犬家にとってはありがたいことですよね。

2.公益社団法人アニマルドネーション

こちらの団体は、一般的な動物愛護団体とは異なります。広く一般に寄付を募り、そこで集まった寄付を全国の動物愛護団体へ分配するという活動をしています。

こういった活動をしている団体は『中間支援団体』と呼ばれ、直接動物を保護するのではなく、動物たちと動物愛護団体の間に立って、その活動を支援している団体です。

動物愛護団体の主な活動

動物愛護団体

ここからは、動物愛護団体の主な活動についてご紹介します。

保護活動

何らかの理由で飼育放棄されてしまった犬や猫を継続的または一時的に保護する活動です。個人からも引き取りをする団体もあれば、保健所に保護されている殺処分間近のコを団体が引き取って救うという場合もあります。
動物たちの命の最後の砦とされる動物愛護団体では、この活動がメインに行われています。

譲渡会

保護された犬や猫は、そのままその団体でずっと暮らしていくわけではありません。新しい里親さんを探すのも動物愛護団体の大きな活動の1つです。動物愛護団体は、譲渡会だけでなく里親探しサイトなどへも登録して、いろんな手段で里親さんを探す活動をしています。

手術費の助成

主に地域猫活動で行われる避妊・去勢手術ですが、申請をして活動を認められたボランティア団体には『さくらねこチケット』という、手術を無料で受けられるチケットが贈られます。そのさくらねこチケットに対応した動物病院でなら、無料で手術が受けられます。

また、団体自体が動物病院を運営していたり、個別に動物病院と提携している団体などもあり、そちらにお願いすれば手術費の助成が受けられることもあります。

啓蒙活動

飼い主のいない動物たちをこれ以上増やさないよう、世間に訴えかける活動を『啓蒙活動』といいます。 セミナーやポスター、学校へ出張講義などその方法はさまざまですが、すべての飼い主さんが自分のうちのコの一生に責任を持てば、捨てられたり殺処分されたりするコはいなくなりますよね。そういう意味でも、動物を飼う前にきちんと教育をする啓蒙活動はとても重要な活動と言えます。

その他の活動

動物愛護団体の活動は、特に決められているものではありません。動物の幸せのために行う活動であれば、どんな活動でも動物愛護活動と言えるのではないでしょうか。

動物愛護団体の活動は細分化される時代

動物愛護団体

動物愛護団体の活動は多種多様で、以前に比べて細分化されているなと感じます。『里親にはなれないけど、一時預かりくらいはできるかな』とか『引き取るコの送迎くらいだったらお手伝いできるかも』など、今はどんな形でも気持ちとやる気さえあれば動物愛護活動に参加することができる時代になりました。

『何かお手伝いしたい気持ちはあるけど、何から始めたらいいのかわからない』という方は、まずは気軽な寄付から始めてみてはいかがでしょうか?一人一人が意識を持ち行動することで、1つでも多くの命が救われますように。

◎ライタープロフィール
Qt 家庭犬トレーナー

Qt/家庭犬トレーナー、ドッグシッター、ペットロスケアアドバイザー

動物愛護の中間支援団体での活動を経て、より多くの人と動物の幸せな生活を支えるお手伝いができればと、家庭犬トレーナー1級やペットロスケアアドバイザーなど複数の資格を取得。
シニア期にさしかかった2匹の愛犬とのゆったりとした幸せな日々に感謝しながら、今日も仕事とライティングのWワークに励みます。

  • 更新日:

    2020.03.25

この記事をシェアする