magazine

犬にまつわる雑学

2020.03.17

ことわざ『犬に論語』の由来は?意味や例文、類義語も紹介

犬にまつわることわざことわざは多く存在しますが、現在では日常的に使うことわざはあまりないかもしれません。今回は、犬にまつわることわざのなかでも「犬に論語」ということわざの意味や例文、類義語について紹介していきます。

#犬にまつわることわざ

Author :関 ゆりな/ドッグライター

この記事をシェアする

「犬に論語」の意味と由来

犬に論語

まずはじめに、「犬に論語」の意味と由来について紹介していきます。

「犬に論語」の意味

「犬に論語」のことわざは、どんなに立派な教えであっても理解できないものに対して、語るのは意味がないことを指しています。
犬に論語を解いたところで犬はそれを少しも理解できないことから、理解力が無かったり、聞く耳を持たない、話を受け流すような人に話しても無駄だと言う意味合いで使われます。

「犬に論語」の由来

論語とは、古代中国の哲学者・孔子(こうし)の教えを弟子たちが書き留めた書物のことです。
紀元前5世紀頃に記されたとされており、その教えは現代人の間でも参考にされることは多く、名言が多く広く語り継がれています。
現代人にとっても学ぶことが多い論語ですが、昔の教養のある者の間ではありがたく読まれていたものの、内容が難しいため教養のない者には理解できないことを犬に例えたようです。

「犬に論語」の例文・使用する際の注意点とは

犬に論語

ここでは、実際に日常会話で「犬に論語」を使用する場合の例文と使用する際の注意点について紹介します。

「犬に論語」の例文

・私にそんな難しい話をしても犬に論語だよ
・父は頑固者だから、兄がどんなに説得したところで犬に論語だ
・有名な講演者が開くセミナーに行ってきたけど、僕には犬に論語だったな

「犬に論語」を使う際の注意点

先ほど紹介したような例文のように、自分の身内や自分自身に対して自虐や謙遜するような意味合いで使うのであれば、失礼にはなりません。

しかし、このことわざはマイナスな意味合いを持っているので、他者に使用する際には注意が必要です。
「犬に論語」は、「ありがたい教えを理解できない愚かもの」と見下すニュアンスがあるので、冗談と受け取ってもらえる間柄なら良いですが、相手の気分を害してしまう可能性があります。上司など目上の人に使うと遠回しに愚か者と言っていることになるので、注意が必要です。

「犬に論語」の類義語を紹介

犬に論語

ここでは、「犬に論語」の類義語を紹介していきます。

「馬の耳に念仏」

馬に念仏を聞かせたところで理解できないことから、いくら意見や忠告をしたとしても聞く耳を持たない人にとっては全く意味のないとすることのたとえです。
「犬に論語」もマイナスな意味合いなので他者に使用するのはお勧めできませんが、「馬の耳に念仏」は目上の人に対しては使うことは”間違い”とされていますので、注意しましょう。

「猫に小判」

どんなに良いものであっても、その価値を受け取る側が理解できないという意味のことわざで有名な「猫に小判」です。「犬に論語」と同じ意味がありますが、こちらは価値が分かりやすいモノに例えていますが、「犬に論語」は先ほど紹介したように書物に書かれた教え、道徳などの話に例えられているという違いがあります。

「猫に小判」と同じ意味をもつことわざで「犬に小判」というものもあります。他にも「豚に真珠」「猫に念仏」「豚に念仏猫に経」「馬に経文馬」など同じ意味合いのことわざが多く存在します。どれも身近な動物にたとえられていることが分かります。他者に使うと見下しているようなニュアンスになり、失礼になることわざと言えますね。

「犬の論語」はマイナスな意味合いがあるため注意が必要

犬に論語

「犬に論語」を自分や身内に使う場合は、自虐や謙遜などの意味になりますが、他者へ使用すると見下したり、批判する意味合いになってしまいます。類義語として紹介したことわざもマイナスな意味合いがあるため、相手を傷つけないよう言わないことももちろんですが、言われないように気を付けたいところです。

◎ライタープロフィール
関 ゆりな ドッグライター

関 ゆりな/ドッグライター

ビションフリーゼのココメロ(1歳)とのんびり暮らすフリーランスライター。ココメロの健康のため栄養満点の手作り食を作るべく、栄養学について勉強中。
長年犬を飼ってきた経験を元に、愛犬との生活がより充実できるような、愛犬家の皆様のためになる情報発信を目指します。

  • 更新日:

    2020.03.17

この記事をシェアする