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犬の生態 / 気持ち

2020.03.08

【専門家監修】吠えない犬には理由がある?吠えるという行為を解説

「愛犬がほかの犬に比べて全然吠えない」と心配になっている人はいませんか?
今回は、そもそも犬が吠える理由が何なのか、その理由を解説したうえで吠えない犬や無駄吠えをする犬についても考えていきます。

Author :南 健汰/ドッグライター(監修:みなみ愼子/名古屋ECO動物海洋専門学校非常勤講師)

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犬が吠える理由

吠えない 犬

人間と違って言葉を話すことが出来ない犬にとって、吠えるのにはそれなりの理由があります。犬が吠える理由を知れば、愛犬の気持ちをより深く理解できるようになるでしょう。まずは、犬が吠える理由を大きく3つに分けて解説します。

要求している

犬が吠える理由として最も多いのが、飼い主に対しての要求です。
その中でも、散歩やごはんなどを催促するときに吠えるケースが最も多くなっています。この要求吠えに飼い主が応えてしまうと、後々無駄吠えが癖になってしまう可能性があります。

喜びを表現している

犬は喜んだり興奮したりするときにも吠える生き物です。
ボール遊びの最中やアジリティーなどの競技中に吠えながら走る犬は、飼い主と一緒に遊んだりスポーツをしたりするのが嬉しくて、興奮が収まらず吠えている場合です。

怖がっている

「弱い犬ほどよく吠える」と言いますが、実際に犬は恐怖や不安を感じたときに吠える習性があります。
「これ以上近づくと噛むぞ!」ということを伝えようと威嚇することで、自分が恐怖を感じる存在を遠ざけようとしているのです。

うちの子は吠えない!犬は吠えなくても大丈夫?

吠えない 犬

犬が吠えるのは自然なことだと分かりましたが、ほとんど吠えない犬は問題ないのでしょうか?
犬が吠えるのに理由があるように、吠えない犬にも理由があります。吠えない愛犬を不安に思っている飼い主さんに向けて、犬が吠えなくても大丈夫なのかを説明します。

今までずっと吠えない子であれば問題ナシ

結論から言うと、今までもずっと吠えないタイプの子なのであれば問題はありません。
人間と同じように、犬もさまざまな性格の子がいます。吠えにくい犬種というのも存在します。一緒に暮らすようになってからほとんど吠えない子なのであれば心配いりません。

体調不良で吠えないようなら動物病院へ

犬は基本的に元気な動物です。散歩や走り回ることも好きですし、飼い主と遊ぶことも大好きです。
いつもそうやって元気にしていた犬が、吠えずにぐったりとしていたらすぐに動物病院へ連れて行くことをおすすめします。何かの疾患や怪我の可能性が考えられます。

犬の無駄吠えを減らす方法

吠えない 犬

犬が元気に吠えているからと言って放置していると、近所迷惑にもなるだけでなく何らかのトラブルに発展することも考えられます。
犬と一緒に暮らすのなら、吠え癖をつけさせず無駄吠えをしない犬に訓練するのが良いでしょう。それでは、犬の無駄吠えを減らす方法を説明します。

びっくりさせる

空き缶におはじきなどを入れ、ガムテープで封をします。それを落とすと大きな音が鳴るアイテムの完成です。これを使って愛犬の無駄吠えをやめさせましょう。
犬が無駄吠えをしていたら、吠えている最中に犬の死角から犬の近くに向けて缶を投げつけます。すると犬はびっくりし、吠えるのをやめてしまいます。
これを何度も繰り返すことで、「吠えたら嫌なことが起こる」と理解し徐々に無駄吠えをしなくなります。

要求吠えには絶対に応えない

「散歩に行こう」「ごはんが食べたい」などの要求吠えに応えてしまうと、無駄吠えはどんどん多くなります。
犬からの要求吠えには、一切応えず無視するのが一番有効です。犬は「要求するために吠えても無駄なのか」ということを理解し、次第と要求吠えをしなくなっていきます。

犬が吠えるのは元気の証!でも吠えない犬もいるので心配しないで

吠えない 犬

愛犬がほとんど吠えないからと言って、必ずしも何かの病気のサインとは限りません。引越やケージの移動など、環境の変化に伴ってストレスを抱えている場合もあれば、もともとの性格で吠えないだけかもしれません。犬が吠える場合は、理由を知って対応していきましょう。

◎監修者プロフィール
みなみ 愼子

みなみ 愼子/名古屋ECO動物海洋専門学校非常勤講師 動物福祉・倫理学、ホリスティックケア・インストラクター

非常勤講師のほか、ペットマッサージやアロマテラピーの教室を開講しており、犬の保護施設でもペットマッサージのボランティア活動を実施中。一緒に暮らしている犬はロットワイラー、フレンチブルドッグ、MIX犬の3頭で、犬との伸びやかな暮らしを楽しみたいと思っています。

◎ライタープロフィール
南健汰

南健汰/ドッグライター

大自然溢れる北海道でドッグトレーナーとして犬を訓練した経験を活かし、2012年より執筆活動を開始。ボーダーコリー2頭、サモエド2頭、猫2頭と暮らしている。犬との生活で大切にしているのは、犬も自分も思い切り楽しむこと。訓練士協会A級ライセンス保持。

  • 更新日:

    2020.03.08

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