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しつけ

2020.03.06

【専門家監修】犬のしつけは「音」を使うのが効果的!クリッカーを使うのが良い理由

犬のしつけに効果があると話題になっている「クリッカー」をご存知ですか?
クリッカーはうまく利用すると犬のしつけに非常に効果があると言われています。そこで今回は、クリッカーを使った犬のしつけ方法についてご説明します。

#Training

Author :南 健汰/ドッグライター(監修:みなみ愼子/名古屋ECO動物海洋専門学校非常勤講師)

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音を使った犬のしつけ|クリッカーとは?

犬 しつけ 音

クリッカーは人の手のひらに収まるサイズで、ボタンのようなものがひとつあるだけの犬のしつけ用の道具です。まずは、クリッカーが一体どんな道具かご説明します。

褒める代わりにクリッカーを鳴らすだけ

クリッカーはしつけの際に使用する道具で、小さな音で「カチッ」と鳴るだけですがこれがしつけに効果的だと言うのです。飼い主が犬を褒める代わりにクリッカーを鳴らし、クリッカーによる音で犬に対して「褒めている」と理解してもらうための道具です。
クリッカーの具体的な使い方については後述します。

犬のしつけに音が効果的なワケ|人と犬の聴力の違い

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犬の聴力が優れていることは、周知のことですね。犬は人間の聞き取れないような音も拾うことが出来るため、小さな音が重要になってくる災害現場などでも救助犬として聴力を武器にする犬たちが活躍しています。
それでは、人と犬の聴力の違いについて簡単に解説します。

犬は人の4倍の聴力を持つ?

人が聞き取れる音の範囲は20~20,000Hzと言われています。それに対して犬は、40~65,000Hzの範囲を聞き取ることができると言われています。
これは、犬が狩りをする時にウサギなどの小動物があげる小さな音に反応できるよう適応し、結果として聴力が発達したと考えられています。
人が10mの距離まで近づかなければ聞こえない音を、犬は40m離れたところで聞き取ることができます。そのため、音が出るクリッカーを使ったしつけが犬にとっては効果的であると言えます。

犬のしつけには「音」が効果的!クリッカーの使い方

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クリッカーは使い方をしっかりとマスターすれば、しつけにかなり効果的です。それでは、クリッカーの使い方をご説明します。

まずはクリッカーを鳴らしたあとにご褒美をあげる

クリッカーは続けて何度も「カチカチカチ」と鳴らすものではありません。クリッカーを鳴らすときは必ず「カチッ」と1回だけにしましょう。

クリッカーを鳴らしたらおやつやおもちゃなどのご褒美を与え、最初はこれを繰り返します。そうすることで、犬は「カチッと音が鳴るとご褒美がもらえる=正しいことをしている、褒めてもらえている」と理解するようになります。

例えばおすわりを教えたい場合、犬が偶然座ることがあればその瞬間に、クリッカーを鳴らしてご褒美を与えましょう。できれば犬が座る直前に「おすわり」とコマンド(命令)を言えるようにすると良いでしょう。

犬のしつけの順番は、「コマンド(命令)」→「犬の行動」→「褒める&ご褒美を与える」が基本です。この褒めるという行動をクリッカーが代わりにやることで、犬はクリッカーの音を聞くだけで「褒められている、嬉しい」という気持ちになります。

応用編|クリッカーを効果的に使う方法

犬が「クリッカーの音が鳴る=正しいことをしている」と理解するようになったら、少し難易度の高いしつけにもチャレンジしてみましょう。
例えば服従訓練などで「おすわり」「ふせ」「立って」などの一連の動作をするときに、ひとつの行動ごとに褒めてご褒美を与える暇はありませんよね。このようなとき、クリッカーはとても効果的です。ひとつのコマンドに対して犬が正しいことをしたらクリッカーを「カチッ」と鳴らすだけです。これを繰り返すことで、犬は「正しいことをしている」と自信がつくようになります。

愛犬のしつけに「音」を活用しよう!

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犬のしつけには「音」を使うのが効果的。その上で、クリッカーは犬に正しいことをしていると認識させるのにとても便利な道具です。クリッカーをうまく利用することで、愛犬のしつけの精度はどんどん高まっていくでしょう。
犬のしつけでうまく褒めることが出来ないと言う人は、一度クリッカーを使用してみてはいかがでしょうか。

◎監修者プロフィール
みなみ 愼子

みなみ 愼子/名古屋ECO動物海洋専門学校非常勤講師 動物福祉・倫理学、ホリスティックケア・インストラクター

非常勤講師のほか、ペットマッサージやアロマテラピーの教室を開講しており、犬の保護施設でもペットマッサージのボランティア活動を実施中。一緒に暮らしている犬はロットワイラー、フレンチブルドッグ、MIX犬の3頭で、犬との伸びやかな暮らしを楽しみたいと思っています。

◎ライタープロフィール
南健汰

南健汰/ドッグライター

大自然溢れる北海道でドッグトレーナーとして犬を訓練した経験を活かし、2012年より執筆活動を開始。ボーダーコリー2頭、サモエド2頭、猫2頭と暮らしている。犬との生活で大切にしているのは、犬も自分も思い切り楽しむこと。訓練士協会A級ライセンス保持。

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