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しつけ

2020.03.12

マズルコントロールは噛み癖に逆効果?楽しく取り組むためのたった2つのコツ

最近では犬のしつけ方法がたくさんありますよね。その中でも日本で注目を集めているのがマズルコントロールです。マズルコントロールは犬の本能に基づいたしつけ方法ですが、場合によっては逆効果になってしまうこともあります。ここでは、マズルコントロールとは何か、また、マズルコントロールに楽しく取り組むためのコツを解説していきます。

#Training

Author :ルエス 杏鈴/犬訓練士、ドッグライター、ドッグフォトグラファー

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犬のマズルコントロールとは?

マズルコントロール

マズルコントロールとは人が犬の口吻を掴んで行うしつけ方法です。マズルコントロールは無駄吠えや噛み癖などの問題行動を解決する方法として用いられます。また、興奮している犬を落ち着かせる効果があるとも考えられ、子犬の頃からマズルコントロールに取り組む人もたくさんいます。

マズルコントロールの由来

マズルコントロールは犬同士がお互いの口吻(口さき・口もとのこと)を噛む行為が由来になっています。犬同士は遊びや挨拶の一環としてお互いの口を噛むことがあります。また、母犬は子犬の口吻を優しく噛んで授乳をやめさせることも確認されています。

マズルコントロールは噛み癖には逆効果?

マズルコントロール

マズルコントロールを噛み癖の解決法として用いる方はたくさんいらっしゃいます。しかし、何かを噛もうとしている犬のマズルを抑えることは、犬をさらに興奮させ、噛み癖を悪化させてしまう原因になることもあります。特に、マズルコントロールにあまり慣れていない子犬はムキになり、さらに強く噛むようになってしまうことも少なくありません。

マズルコントロールは賛否両論

マズルコントロールは本当に効果があるのかは賛否両論です。否定論の主張は「犬ではない飼い主がマズルコントロールをしても意味がない」だということ。マズルコントロールは犬同士の関わり方を参考に発展したしつけ方法です。しかし、飼い主は人であり、犬でありません。犬同士のコミュニケーション方法と人と犬とのコミュニケーション方法は異なります。そのため、飼い主は犬同士のコミュニケーション方法を真似て犬の口吻を掴んでも効果的ではないと考えているのです。

マズルコントロールが活躍する場面

マズルコントロールについてどう思っているにしろ、飼い主が犬の口元を触っても嫌がらないようにするのは大切です。動物病院などで獣医が犬の口内を診察するような場面で役に立つだけではなく、犬の歯磨きをスムーズに行うためにも欠かせません。

犬が嫌がらないマズルコントロールのコツ

マズルコントロール

マズル(口吻)は犬にとってはとてもデリケートな部位で、多くの犬はマズルを触られるのを嫌がります。そのため、犬が嫌がってマズルコントロールがなかなかできない飼い主も多いのではないでしょうか?ここでは、犬が嫌がらないマズルコントロールのやり方を紹介していきます。

1.犬のペースで少しずつ慣らしてあげよう

何事にしても、新しいことに犬と取り組む場合は、少しずつ慣らしてあげることが大切です。犬が口を触られるのを嫌がるのであれば、無理に触らないようにしましょう。手を犬の顔に少しずつ近づけ、徐々に触るのに慣らしてあげることが大切です。また、おやつを用いることで、犬は楽しんでマズルコントロールに取り組むことができます。

犬に嫌がっていることを無理やりさせると、逆効果になり、さらに嫌がるようになってしまうことがあるので、注意が必要です。

2.叱るために使わないように

犬のマズルコントロールを叱るのに使うのは禁物です。マズルコントロールを体罰の一環として行うことは飼い主と犬の信頼関係が崩れる原因になってしまいます。また、犬は飼い主の手を怖がるようになり、触ることでさえ嫌がるようになってしまうことがあります。

マズルコントロールに犬と楽しく取り組もう

マズルコントロール

ここでは、マズルコントロールについて解説していきました。マズルコントロールの必要性については賛否両論あります。しかし、犬のマズルコントロールは時と場合に合わせて活用すると、とても便利ですよ。また、犬のペースでゆっくりとしつけをすることで、犬と楽しみながら取り組むことができます。無理をせず、ゲーム間感覚でマズルコントールに取り組んでみてくださいね。

◎ライタープロフィール
ルエス杏鈴 犬訓練士

ルエス 杏鈴/犬訓練士、ドッグライター、ドッグフォトグラファー

大好きなジャーマンシェパードとドタバタな日々。いろいろなことに愛犬と挑戦するのが大好きで、ディスクドッグ、アジリティ、警察犬の訓練など様々なトレーニングに携わった経験がある。
愛犬を迎えたことを機に犬の美しさや犬との生活の魅力を伝えるべく、ドッグフォトグラファーとしての活動開始。また、ドッグトレーニングや犬との生活を活かし、2019年4月頃より愛犬家のために記事の執筆を開始。
写真や記事の執筆を通して犬が犬として幸せに過ごせる世界づくりに携わるのが目標。

  • 更新日:

    2020.03.12

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