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お出かけ / 遊び

2020.03.30

愛犬との水遊びの基礎知識|場所選びから健康管理・マナー遵守まで全部まとめて理解

最近はドッグプールが増え、犬用のウォータートイも普及して、犬にとって水遊びが一段とポピュラーになりました。すべての犬が水が得意というわけではありませんが、水遊びが好きな犬は本当に楽しそうに遊びます。今回はそんな水遊びに関して知っておきたい基礎知識をご紹介します。

Author :西村 百合子/ホリスティックケア・カウンセラー、愛玩動物救命士

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愛犬にとって水遊びは遊びのデパート。その楽しみ方は無限大

犬 水遊び

水を利用した遊び方は、それこそたくさんあります。楽しみ方は無限大、まさに遊びのデパートです。まずは、どんな水遊びがあるのかご紹介します。

何と言っても水際の遊びが楽しい!

一般的な遊びのアクションとしては水際を走る、泳ぐだけでなく、水に飛び込む、水に浸かる、おもちゃをレトリーブする、砂浜を掘るなどです。そのアクションのためには、ボールやフリスビー、おもちゃなどを使って遊びます。水遊びはアウトドアのフィールドに出かけなくても楽しめます。ホースで撒く水と戯れさせたり、子供用のビニールプールにオモチャを浮かべて遊ぶことも水遊びです。飼い主の工夫次第で、愛犬にさまざまな刺激と楽しさを与えることができるのが水遊びの魅力なのです。

上級者はマリンスポーツで楽しむ!

さらに、SUP、カヌー&カヤック、サーフィン、ウインドサーフィンなどのマリンスポーツを犬のいっしょに楽しむまでに、犬の水遊びは発展を見せています。マリンスポーツは、飼い主と犬が一体となって楽しめるため、近年人気急上昇中です。

愛犬との水遊び場所の選び方とは?

犬 水遊び

水遊びを楽しむ場所としておすすめは、最近増えてきたドッグプールです。犬のための専用施設であり、特に都会で暮らす犬たちには最適な場所と言えます。

また、犬は海・川・湖といった自然のなかで、それを五感で感じながら遊ぶことが大好きです。そのため、適切な場所選びは重要なポイント。特にアウトドアでの遊びは、場所だけでなく天候も含めた見極めがとても大切になります。犬とウォータースポーツを楽しむ場合も含め、原則として、海にしろ川にしろ、ハードやワイルドではなく、ソフトでマイルドなコンディションのところで犬と水遊びをすることがおすすめです。

また、どのフィールドでも他の人たちに迷惑をかけないように、人がいる場所は避けるようにしましょう。

海で水遊びするときは

海は川や湖に比べて水温が暖かく、浮力があるのでその点では水遊びに向いています。しかし波や潮流があり、クラゲなどの危険生物も少なくないので、それらに対する十分な注意が必要となります。波や流れがなく、足に優しい砂浜で遠浅なビーチがおすすめです。天候も穏やかな日や場所を選びましょう。

湖と川で水遊びするときは

湖は流れも波もないので水遊びに向いていますが、水温の低さや浮力の少なさ、砂浜が少ないので足場の悪さに注意すれば、犬が水遊びするのに適した場所と言えます。また、川は湖における注意点に加えて、流れがあり、急な増水の可能性があるため注意が必要です。さらに、川底の石などは滑りやすく怪我のリスクがあるため、湖よりは水遊びにおすすめはできません。

重要となる愛犬との水遊びの事前準備

犬 水遊び

これから水遊びを始めるには、その前の事前準備がきわめて重要です。水が嫌い、苦手な犬であれば水を避けようとします。犬ならどの犬でも水が好きで、泳げるというわけではありません。犬種によっても個体によっても千差万別なため、水が苦手かどうか、泳げるかどうかなどの見極めをする必要があります。特に、子犬期の初めての水遊び経験がとても大切です。焦らずに成長に合わせてゆっくり水に慣らしてから、本格的な水遊びに進みましょう。

水遊びが不得意な犬種

犬には水が得意な犬種と不得意な犬種があります。ここではあまり得意ではない犬種をご紹介します。愛玩犬として進化してきたチワワやマルチーズ、ポメラニアン、足が短いダックスフンド、短頭種のブルドッグ、フレンチブルドッグ、パグなどはあまり水遊びに向いていません。

また、水辺での活動を想定していないビーグルやジャック・ラッセル・テリアなども得意ではないと言われていますが、個体差も大きく、生育環境も関係するため例外も多く、水遊びが大好きなジャックラッセルテリアもいるため、一概に犬種によって水遊びが苦手とは言い切れません。そして、必須の事前準備は、基本的なしつけ、なかでも呼び戻しです。これができていない場合はアウトドアでの水遊びは避けましょう。

水遊び中に気をつけるポイントは健康・安全管理

犬 水遊び

水遊びでは飼い主も遊ばせることに夢中になりがちです。水遊びのハイシーズンである夏場は、特にテンションが上がってしまいます。しかし、水遊びは予想以上に犬の体力を消耗させます。ダイエットに効果的なのはメリットですが、こまめな休憩は心がけてください。また、暑い夏の水辺は、高い気温や強い直射日光や高温になっている砂浜など、多くのリスクがあることも忘れないでいましょう。夢中になり過ぎずに、愛犬の健康・安全管理を冷静に行うことが、犬の水遊びでは重要なポイントです。

熱中症、低体温症、水中毒、肉球損傷、危険生物に注意

水遊び中に気をつけたい代表的な症状には、熱中症、低体温症、水中毒があります。このなかで聞き慣れない水中毒とは、水の過剰摂取による低ナトリウム血症のことで、おもちゃをくわえて泳いだり、水をパクパクして遊んでいると自然とかなり水を飲んでしまうので注意が必要です。

また、熱い砂浜や表面が荒れた岩場、割れガラスなどのゴミによる肉球の損傷や火傷にも気をつけてましょう。特に、危険生物への注意は犬も人も共通です。海ではクラゲやアカエイ、浜に打ち上がっているフグなどの水生生物、湖や川ではハチやヒルなどの虫類や、ヘビやイノシシなどへの注意は怠らないようにしましょう。

ルールとマナーを守らないと愛犬との水遊びの場所がなくなる可能性も

犬 水遊び

当然のことですが、どんな場所でもルールとマナーは守る必要があります。アウトドアでの水遊びの場合、ルールを守らないことでトラブルが発生すると規制が厳しくなります。事実、ペットの水遊びが禁止になった湖もあります。

また、ルールとして意外と知られていないのは、犬の海水浴場立ち入り禁止ルールです。海水浴場としてオープンすると、犬の立ち入りを禁止されるビーチが沢山あります。川や湖でも、釣りやキャンプなど他の利用者とのトラブルを避けるために犬の立ち入りを禁止している場所が多くあるので、事前によく確認することが大切です。

犬との水遊びでワンランクアップのドッグライフを楽しんでみて!

犬 水遊び

水遊びは全身運動やストレスの解消、ダイエットやリハビリなど、犬の健康維持・増進にとって多くのメリットがあります。犬の水遊びが未経験の飼い主は、積極的に水遊びを取り入れることで、さらにじうう実した犬との暮らしが満喫できます。もし、愛犬が水を苦手としているようでしたら、まずはお風呂やビニールプールで水に慣らす事から始めてみてくださいね。

◎ライタープロフィール
西村 百合子

西村 百合子/ホリスティックケア・カウンセラー、愛玩動物救命士

ゴールデンレトリバーと暮らして20年以上。今は3代目ディロンと海・湖でSUP、ウインドサーフィンを楽しむ日々を過ごす。初代の愛犬が心臓病を患ったことをきっかけに、ホリスティックケア・カウンセラーの資格を取得。
現在、愛犬のためにハーブ療法・東洋医学などを学んでおり、2014年よりその知識を広めるべく執筆活動を開始。記事を書く上で大切にしていることは常に犬目線を主軸を置き、「正しい」だけでなく「犬オーナーが納得して使える」知識を届ける、ということ。

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