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健康管理 / 病気
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2021.05.20

犬の鼻づまりの治し方は?苦しそうを解消するための対処法を解説

私たち人間と同様、犬も鼻づまりが起こることがあります。鼻づまりとは、鼻水が大量に出ることによって呼吸がしづらくなっている状態のことです。
鼻づまりは息がしにくく苦しいですが、犬の鼻づまりはどのように対処すれば良いのでしょうか?
犬の鼻づまりの原因や解消方法についてご説明します。

#Healthcare

監修:阿片 俊介/クロス動物医療センター 主任動物看護師(文:南 健汰/ドッグトレーナー)

犬の鼻づまりの治し方!解消するための対処法

茶色い毛をした小型犬が鼻を突き出している

犬の鼻づまりを手早く治してあげる方法はあるのでしょうか?
それでは、犬の鼻づまりの解消方法をご紹介します。

湿度を高くする

基本的に犬の鼻づまりの解消方法も私たち人間と同じです。
鼻づまりは、空気が乾燥しているとなかなか治りにくいです。
そのため、加湿器を使用し、湿度を高めることで鼻づまりの症状を抑えることがひとつの対処方法です。
ひとつの目安として、湿度は65%以上を保てると良いでしょう。

鼻水を吸ってあげる

よく人間の乳児が鼻づまりを起こしているときに使われる方法ですが、鼻吸い器で鼻水を吸い取ってあげる方法も効果的です。
市販されている乳児用の鼻吸い器を使い、犬の鼻水をとってあげましょう。
ただ、犬があまりに嫌がるようであればこの方法は避けたほうが良いでしょう。

病気を治療する

鼻づまりの原因が病気であった場合は、その病気を治療するのが一番早い解決方法です。
そのため、犬がつらそうであれば素人判断をせずに一度動物病院へ連れて行くことをおすすめします。

犬の鼻づまりを治すコツ

鼻づまりをして苦しそうな小型犬

それでは、犬の鼻づまりをなるべく早く解決するようなコツはあるのでしょうか?
とても簡単な方法ですが、ひとつご紹介します。

蒸しタオルを鼻元に当てる

先述したように、犬の鼻づまりに乾燥は大敵です。
そのため、なるべく乾燥を避けてあげられるように、蒸しタオルを使用しましょう。
火傷しない程度の温かいタオルを犬の鼻のまわりにかぶせてあげることで、鼻づまりの緩和が期待できます。
また、温かいタオルをかぶせることで犬はリラックスする効果も期待できるため、蒸しタオルをうまく利用しましょう。

ツボを押してあげる

手軽に効果が得られる方法としてツボを刺激する方法があります。
ツボは「山根(さんこん)」というもので、犬の眉間と鼻の間にあるため、その周辺をやさしくマッサージしてあげるようにします。
ツボというとそこをピンポイントで刺激しないと効果がないように思われますが、眉間から山根までを全体的にマッサージしてあげればいいので、手軽にできるため鼻づまりで苦しそうなときには一度試してあげるといいでしょう。

犬の鼻づまりを解消するために原因を知ろう

クッションに鼻を埋めて寝ている小型犬

犬の鼻づまりの原因は様々です。
病気やアレルギーなどがありますが、思わぬ異物が鼻の中に入ってしまっている可能性も考えられます。
犬の鼻づまりの原因の中でも、比較的多い原因を2つご紹介します。

歯周病などの病気が原因

人間と同様、犬も歯周病を発症することがあります。
歯茎が赤く腫れていたり、重度の歯石がある犬が鼻づまりを起こしている場合は歯周病が原因かもしれません。
また、副鼻腔炎の症状として鼻づまりが起きることもあります。
ほかにも、鼻の中に腫瘍が出来てしまっているため、鼻づまりが起きて呼吸がしにくくなっていることも挙げられます。
このように、多くの病気の初期症状などでも鼻づまりなどの風邪に似た症状が見られます。
心配であれば、一度獣医師に診てもらうことをおすすめします。

アレルギー

こちらも人間と同様、ハウスダストやダニ、食事などが原因となり、アレルギー症状として鼻づまりを起こしていることが考えられます。
部屋の掃除をしたり、定期的な空気の入れ替え、空気清浄機などを設置し、室内環境の改善に取り組んでみてはいかがでしょうか。

犬が鼻づまりで苦しそうなときは病院へ

白い毛の小型犬が鼻づまりで苦しそうにしている

ただの鼻づまりだからと判断し放っておくと、思わぬ病気であったと言うこともあります。
犬の鼻づまりは見ている側としても苦しそうであり、同時にかわいそうでもあります。
室内環境を改善した上で症状の緩和が見られないようであれば、一度動物病院へ連れて行くことで、病気の早期発見・早期治療にも繋がるでしょう。

  • 公開日:

    2020.03.17

  • 更新日:

    2021.05.20

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ライター・専門家プロフィール
  • 阿片 俊介
  • クロス動物医療センター 主任動物看護師
  • 茨城県出身。日本獣医生命科学大学を卒業し、認定動物看護師の資格を取得。千葉県の動物病院に勤務後、動物用医薬品販売代理店にて動物病院への営業を経験。犬とのより良い暮らしをサポートできるよう、飼い主の方の気持ちに寄り添いながら、安心して正しい情報をお伝えできるよう心がけています。