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健康管理 / 病気

2020.03.12

犬の遺伝子検査では何が分かる?検査方法・料金・機関から検査項目まで

近年、犬の遺伝子検査を行っている団体や企業などの機関が増えてきており、犬関係のイベントでも露出が増えていますが、そもそも遺伝子検査をすると、愛犬のどのようなことが判明するのでしょうか?愛犬のために役立つ内容が知れるのであれば、ぜひトライしてみたいですよね!この記事では、犬の遺伝子検査における検査項目や検査方法、料金の目安についてご紹介します。

Author :新井 絵美子/動物ライター

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犬の遺伝子検査の検査項目

犬 遺伝子 検査

遺伝子には、その個体のさまざまな情報が含まれているので、愛犬のことをより深く理解するのに役立ちます。では、どんな検査項目があるのかを見ていきましょう。

1.遺伝性疾患

遺伝子検査をすると、遺伝的にかかりやすい疾患を知ることができます。犬の遺伝性疾患は現在600種類以上あると言われており、犬種によって発症しやすいものが異なります。遺伝性疾患の例、および好発犬種の一部は以下の通りです。

かかりやすい遺伝性疾患を知っておけば、早い段階から対策を講じられます。また、発症を早期に発見して治療をすることで、重症化するのを防ぐこともできます。

●進行性網膜委縮症

・ミニチュアダックスフンド
・トイプードル
・ヨークシャーテリア
・ゴールデンレトリバー など

●緑内障

・シーズー
・柴犬
・パグ
・ビーグル など

●高尿酸尿症

・ポメラニアン
・ジャックラッセルテリア
・ダルメシアン
・ワイマラナー など

●股関節形成不全

・ジャーマンシェパード ・レトリバー種をはじめとした大型犬

2.生まれ持った性格などの特性

その個体の生まれつき持ったさまざまな特性(行動特性)も、犬の遺伝子検査により分かります。検査では、人および犬への関心度、服従心、集中力、防衛本能、食物や臭いへの執着度などの度合いが分かり、それに基づいて愛犬の行動特性のタイプが示されます。

特に動物愛護センターや譲渡会などで混血犬種を迎えた場合、どの犬種の血が混ざっているのか分からないことが多いので、具体的な特性を知ることができれば、育て方や健康管理をする上でかなり役立つでしょう。ちなみに、何の犬種の血が混ざっているのかも判明できます。

犬の遺伝子検査の検査方法

犬 遺伝子 検査

ここでは、遺伝子検査の検査方法をご紹介します。愛犬にとって負担になりにくい方法ばかりなので、安心してくださいね。

1.遺伝子検査キットを取り寄せる

遺伝子検査は自宅で簡単にできます。まず、遺伝子検査を行っている団体や企業のサイトにある申込フォームに、必要事項を入力して送信します。

2.口腔粘膜を採取する

検査キットが届いたら、付属の綿棒で口内(頬の内側)を擦り、粘膜を採取します。そして同封されている返信用封筒に入れて返送すれば完了です。検査結果が出るのは、検査キットが先方に到着してから約2週間後になります。とっても簡単ですよね!

犬の遺伝子検査の料金

犬 遺伝子 検査

犬の遺伝子検査の料金は、各団体や企業で異なりますが、おおよそ料金を知っておきましょう。

遺伝性疾患の検査料金の目安

遺伝性疾患の検査料金の目安は、複数の遺伝性疾患の有無が調べられるセットになった検査が14,000~19,000円程度です。単体、もしくはセット検査に追加して検査をする場合は、1検査あたり5,000円程度です。

多くの場合において、遺伝子検査を実施している団体や企業のサイトには、遺伝性疾患の種類と好発犬種が記載されているので、それを参考にして決めるとよいでしょう。

行動特性の検査料金の目安

行動特性、および犬種鑑定の検査料金の目安は、14,000円程度です。行動特性の検査は行っていない場合もあるので、事前によく確認しておく必要があります。

愛犬をもっと深く理解できる遺伝子検査

犬 遺伝子 検査

将来にわたる病気のリスクは、普段の健康診断では判定できないので、遺伝子検査をすることで病気に備えることが出来そうですよね。また、行動特性や親犬、祖先犬の情報なども知ることができるため、愛犬をより深く理解したいという方は、遺伝子検査を試してみてはいかがでしょうか?

◎ライタープロフィール
新井 絵美子 動物ライター

新井 絵美子/動物ライター

2017年よりフリーランスライターとして、犬や動物関連の記事を中心に執筆活動をおこなう。
過去に、マルチーズと一緒に暮らしていた経験をもとに、犬との生活の魅力や育て方のコツなどを、わかりやすくお伝えします。

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