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食べもの

2020.03.12

犬に緑茶を飲ませてはいけない理由とは?中毒症状や対処法を知っておこう

緑茶は日本人にとって馴染みのある飲み物ですので日常的に飲んでいる方も多いかと思いますが、犬にとって緑茶は有害なので飲ませてはいけません。では、なぜ飲ませてはいけないのか、その理由を知っておきましょう。また、犬が緑茶を飲んだときに引き起こる中毒症状や対処法についても解説します。

Author :新井 絵美子/動物ライター

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少量でも犬には緑茶を飲ませてはいけない?

犬 緑茶

少量であっても、犬に緑茶を飲ませないようにしましょう。というのも、緑茶にはカフェインが含まれており、犬がカフェインを摂取すると中毒症状を引き起こしてしまうからです。
なお、環境省が公表している「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」にも、緑茶は「注意が必要なもの、与えすぎないほうがよいもの」として挙げられています。(※1)

緑茶が含まれた食品も要注意

緑茶そのものだけでなく、緑茶が含まれたアイスクリームやクッキーなども要注意です。少し食べた程度であれば大丈夫な場合もありますが、摂取しても問題ない量は個体差があるため基本的に食べさせないようにしましょう。

犬が緑茶を飲んでしまったときに見られる症状

犬 緑茶

万が一、犬が緑茶を飲んでしまったら、どのような症状が現れるのか知っておくことは非常に重要です。

中毒症状が出る摂取量

カフェインが含まれた緑茶を犬が摂取すると、以下のような症状が見られます。

・嘔吐
・下痢
・尿失禁
・多尿
・不整脈
・過度の興奮
・けいれん
・てんかん発作 など

最悪の場合は死に至ることもあります。特に心臓病やてんかんの持病がある犬、消化機能が未発達な子犬、消化能力が低下している老犬などは注意が必要です。

症状が現れる摂取量・致死量

中毒症状が現れる摂取量は、体重1kgに対してカフェイン約20mg、カフェイン摂取による致死量は、体重1kgに対して約140mgと言われています。

緑茶100mlあたりに含まれているカフェインの量は約20mgなので、単純計算で体重5kgの犬であれば500mlの緑茶を飲むと症状が現れる恐れがあるということです。ただし、個体によって大きく差があるので、この量以下であっても症状が出ることもあります。

犬が緑茶を飲んでしまったときの対処法

犬 緑茶

中毒症状が現れたら焦ってしまうかもしれませんが、冷静かつ適切に対処する必要があります。ここでは、愛犬が緑茶を飲んでしまったときの対処法を解説します。

すぐに動物病院に連絡する

愛犬が誤って緑茶を飲んでしまったら、すぐに動物病院へ連絡しましょう。もし診察時間外や休診日のときは、救急対応をしている動物病院に連絡してください。
なお、無理に吐かせようとすると、かえって危険になることもあるので、必ず獣医師の指示に従うようにしましょう。

飲んだ量や時間を伝える

どのくらいの量をいつ飲んだのかなど、なるべく詳しく獣医師に伝えるようにしましょう。また、もし実物がある場合は、動物病院に持参するとなおよいです。

症状が出ている場合は写真や動画を撮っておく

気付かぬうちに愛犬が緑茶を飲み、すでに何らかの症状が現れているような場合は、できれば写真や動画を撮っておくとよいです。そうすることで、診察の際に症状の具体的な説明がしやすくなります。

愛犬が緑茶を誤飲しないように気を付けよう!

犬 緑茶

人間にとって健康によいとされている緑茶でも犬にとっては中毒症状を引き起こす危険なものなので、愛犬が誤飲することのないように日頃から気を付けるようにしましょう。万が一、飲んでしまった場合は、早急に動物病院に連絡をして獣医師の指示に従って対応してください。時間が経過するほど重症化するので、早めに対処することが大切です。

(参考文献)※1 環境省 飼い主のためのペットフード・ガイドライン

◎ライタープロフィール
新井 絵美子 動物ライター

新井 絵美子/動物ライター

2017年よりフリーランスライターとして、犬や動物関連の記事を中心に執筆活動をおこなう。
過去に、マルチーズと一緒に暮らしていた経験をもとに、犬との生活の魅力や育て方のコツなどを、わかりやすくお伝えします。

  • 公開日:

    2020.03.06

  • 更新日:

    2020.03.12

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