
牛肉を使っておやつを作るメリットについて、さっそくご紹介していきます。
牛肉には、被毛や皮膚の健康維持、および筋肉の成長をサポートするタンパク質や、ビタミンB群などの栄養素が豊富に含まれています。また、赤血球を作っているヘモグロビンの成分になり、体の隅々まで酸素を運ぶ役割をする鉄分や、歯や骨の形成をサポートするリンなどのミネラルも含まれています(※1)。そのため、栄養価の高い愛犬のおやつが作れるおすすめの食材です。
犬は肉食系雑食動物なため、肉類をメインに食べますが、犬の味覚に関して、アメリカのコーネル大学獣医学部の先生が研究をしたところ、犬が最も好む肉は、牛肉であることが分かりました。そして、1位の牛肉に次いで、豚肉、ラム肉、鶏肉、馬肉の順で好むという結果になっています。
もちろん犬も食の好みは個体差がありますが、牛肉の手作りおやつであれば、「せっかく作っても食べてくれない……」という可能性は低いと言えるでしょう。
飼い主さんたちは、牛肉を使って愛犬にどんなおやつを作っているのか、インスタグラムにアップされているものの中から、いくつかピックアップしてご紹介します。
フードドライヤーを使って作るビーフジャーキです。薄くスライスした牛肉を重ならないようにフードドライヤーに並べて、タイマーと温度をセットするだけで、簡単に作れるおやつですよ!
牛肉を土台にして作られたバースデーケーキです。とても華やかで、愛犬の誕生日はもちろんのこと、うちの子記念日やクリスマスなど、特別な日ののおやつにふさわしいですね。
牛モモをヨーグルトに浸けて柔らかくし、パテ風に仕上げたおやつです。こうしてお皿に色とりどりの野菜をトッピングすると、特別感があるおやつになりますね。
牛肉を使ったおやつ以外にも、さまざまな種類の栄養豊富な犬用おやつが手作りできます。ここでは、犬用おやつが紹介されているおすすめのレシピ本をご紹介します。
こちらのレシピ本は、犬だけでなく飼い主さんも一緒に楽しめるおやつが紹介されています。栄養面などにおいて獣医師が厳しくし、カロリーや1回に与える量、アドバイスが丁寧に記載されています。
犬の形や肉球の形をあしらったものなど、楽しく作れるようなかわいいおやつが掲載されています。また、見た目だけでなく、栄養バランスや消化吸収のしやすさなども配慮されているので安心です。60点にもおよぶレシピが記載されており、手元に置いておきたい1冊です。
クッキーやチップスなど、普段のおやつ向きのものから、愛犬の誕生日などに作ってあげたいかわいいケーキまで、30点のおやつが紹介されています。作り方が簡単で、特別な材料などを使わずに作れるのが嬉しいところです。
牛肉にはタンパク質やビタミン、鉄分などの栄養素が豊富に含まれいるので、栄養価の高いおやつを愛犬に作ってあげられます。犬用のおやつは作業工程が少なく簡単ですが、うまく作れるか心配な場合は、ジャーキーから作って見ることをおすすめします。愛犬が喜んでくるといいですね!
(参考文献)※1 厚生労働省 e-ヘルスネット
新井 絵美子/動物ライター
2017年よりフリーランスライターとして、犬や動物関連の記事を中心に執筆活動をおこなう。
過去に、マルチーズと一緒に暮らしていた経験をもとに、犬との生活の魅力や育て方のコツなどを、わかりやすくお伝えします。