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2020.03.03

犬にチョコレートを与えちゃダメなのはなぜ?食べてしまった時の対処法とは

犬にチョコレートを食べさせてはいけないことはよく知られていますよね。しかし、一体なぜ犬にとってチョコレートは危険なのかを知っている飼い主は少ないのではないでしょうか?ここでは、なぜ犬にチョコレートを食べさせてはいけないのか、また、犬がチョコレートを食べてしまった時の対処法について詳しく解説していきます。

Author :ルエス 杏鈴/犬訓練士、ドッグライター、ドッグフォトグラファー

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犬にチョコレートを食べさせても大丈夫?

犬 チョコレート

犬にとってチョコレートは非常に毒性が高い食材です。チョコレートに含まれているテオブロミンと呼ばれる成分は犬の体で代謝することができません。そのため、犬がチョコレートを食べると、テオブロミンが体内に蓄積されてしてしまい、チョコレート中毒を引き起こしてしまうことがあります。チョコレート中毒は犬を死に至らせる危険な状態なので、犬が絶対にチョコレートを食べないようにしなければいけません。

どれくらいのチョコレートを食べると危険?

犬がどれくらいのチョコレートを食べると危険かは、犬の体重とテオブロミンの量を計算することで知ることができます。犬のテオブロミンの致死量は「100~200mg/kg」です。しかし、テオブロミンが犬の体に与える影響には個体差があるので、わずかな量でも中毒反応を起こしてしまう犬もいます。

チョコレートに含まれるテオブロミンの量

チョコレートの種類によって含まれているテオブロミンの量が異なります。ココアパウダーや製菓子用のチョコレートは1gに15mg以上のテオブロミンが含まれています。しかし、ダークチョコレートやミルクチョコレートは1gあたり5mg未満のテオブロミンが含まれており、やや少なめです。ホワイトチョコレートになるとテオブロミンはさらに少なく1gあたりにわずか0.05mgほどのテオブロミンしか含まれていません。

犬のチョコレート中毒の症状は?

犬 チョコレート

犬がチョコレートを食べすぎると、チョコレート中毒を引き起こしてしまいます。チョコレート中毒は犬の命を危険に晒してしまう危険な病気で、症状を発見したらすぐに動物病院へ犬を連れていかなくてはいけません。また、チョコレート中毒の症状は摂取後6~12時間で症状が出るので、食べた直後に症状がないからといって安心するのは禁物です。犬のチョコレート中毒の症状は以下の通りです。

・嘔吐
・下痢
・発熱
・興奮
・不整脈
・ふらつき
・昏睡状態

犬がチョコレートを食べてしまったときの対処法は?

犬 チョコレート

万が一誤って犬がチョコレートを食べてしまったら、飼い主としては焦りますよね。しかし、飼い主はしっかりと落ち着いて明確な判断をすることを心がけましょう。まず、チョコレートがまだ犬のそばにあるのであれば、すぐにチョコレートを遠ざけましょう。飼い主が慌てている間に犬がさらに多くのチョコレートを食べてしまうことも少なくありません。

次に、犬がどのような種類のチョコレートをどれくらい食べかを知ることが大切です。そして、なるべく素早く獣医に連絡し、犬が食べたチョコレートについて詳しく説明するようにしましょう。犬がどのようなチョコレートをどれくらい食べたかを知ることで、獣医は緊急な処置が必要なのかどうかを判断することができます。

チョコレート中毒の治療法は?

テオブロミンに有効な解毒薬はありません。そのため、犬がチョコレートを食べてしまったら嘔吐を引き起こし、犬の体がチョコレートを吸収する前に排出させるのが主な対処法となります。しかし、チョコレートを食べた後に時間がたっている場合や、嘔吐で十分に排出ができなかった場合は、胃洗浄が必要になることもあります。

犬がチョコレートを食べないように気を付けよう

犬 チョコレート

ここでは、犬がチョコレートを食べる危険性について詳しく解説していきました。チョコレートは人の生活の身近にあるからこそ、飼い主がしっかりと注意をしなければいけません。チョコレートを食べた後は片付け、犬が絶対にチョコレートを食べないように管理するようにしてくださいね。そんな小さな心がけが犬の命を守ることにも繋がりますよ。

◎ライタープロフィール
ルエス杏鈴 犬訓練士

ルエス杏鈴/犬訓練士、ドッグライター、ドッグフォトグラファー

大好きなジャーマンシェパードとドタバタな日々。いろいろなことに愛犬と挑戦するのが大好きで、ディスクドッグ、アジリティ、警察犬の訓練など様々なトレーニングに携わった経験がある。
愛犬を迎えたことを機に犬の美しさや犬との生活の魅力を伝えるべく、ドッグフォトグラファーとしての活動開始。また、ドッグトレーニングや犬との生活を活かし、2019年4月頃より愛犬家のために記事の執筆を開始。
写真や記事の執筆を通して犬が犬として幸せに過ごせる世界づくりに携わるのが目標。

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