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お手入れ

2020.03.12

愛犬にドライヤーを好きになってもらう方法とは?上手なやり方・点検項目を確認しよう

ドライヤーをかけようとすると愛犬が嫌がったり、逃げてしまうことはありませんか?もしかしたらドライヤーのかけ方に何か問題があるのかもしれません。ここでは、愛犬がドライヤーを苦手になってしまわないために、上手なドライヤーのかけ方・準備の方法・ドライヤーを欠けた後の点検項目などにをご紹介します。

Author :江野 友紀/認定動物看護士

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犬にドライヤーを使う必要はある?

犬 ドライヤー

愛犬にドライヤーを好きになってもらう方法を語る前に、まずは犬に対してドライヤーを使うメリットや必要性をご紹介します。

生乾きは皮膚病の原因に

雑菌は高温多湿の場所で増殖しやすくなるので、生乾きの状態が続くと皮膚炎になってしまいます。特に指の間は乾きにくく、炎症を起こして赤みや腫れ、ひどい場合には出血したり排膿することもあります。そのため、シャンプーなどをした際には、自然乾燥に頼らず、ドライヤーで確実に乾かすことが大切です。

乾くまでに時間がかかると体調を崩すことも

犬の身体が濡れた状態が続くと体温が下がり、体調不良の原因になります。特に子犬や高齢犬、免疫力の低下した犬は体調を崩しやすいため、注意が必要です。雨の日の散歩の後などには、身体をくまなくチェックしてあげましょう。

愛犬にドライヤーをかける前に準備したいこと

犬 ドライヤー

それでは、愛犬にドライヤーを好きになってもらうために、ドライヤーをかける前に準備しておきたいことをご紹介します。

1.必要になるものは準備しておく

バスタオルやドライヤー、コーム、スリッカーなど、犬を乾かすために必要になるものは前もって準備しておきましょう。犬が自由に動き回れる場所でドライヤーを当てると逃げてしまうことがあるので、少し高さのあるテーブルを用意し、そこに犬を乗せると作業しやすくなります。こうすることで、ドライヤーの時間をできるだけ短くすることができますね。

2.タオルドライは念入りに

犬を早く乾かすためには、ドライヤーの前に十分にタオルドライすることが大切です。長毛の子は毛が絡まないよう注意しながら、毛の根元からしっかりと水気を吸い取ります。水分は重力で下に下がるので、足元は最後に乾かすようにするのがオススメです。タオルドライでできる限り水分を取り除いておけば、長時間のドライヤー使用による被毛のダメージを予防することにも繋がります。

3.はじめての場合や臆病な子は、まず音に慣れさせる

犬がドライヤーを嫌がる理由のひとつが、低く鳴り響く大きな音です。いきなり犬の近くで鳴らすと、驚いてドライヤーに対して恐怖心を抱いてしまうので、まずは身体から離れた場所でスイッチを入れ、少しずつ音に慣れさせるようにしましょう。

犬をドライヤーで乾かす上手な方法・注意点|愛犬がドライヤー嫌いにならないために

犬 ドライヤー

それでは、続いて、愛犬がドライヤー嫌いなコになってしまわないように、ドライヤーを使用する際の上手な方法・注意点をご紹介していきます。

1.ドライヤーに慣れていない子にはまず「弱」でかける

犬の中には、ドライヤーの強風を怖がる子がいます。まずは「弱」の設定でかけ始め、犬の様子を見て慣れてきたら風量を増やしましょう。また、熱風を嫌がるコもいますので、その場合は冷風から始めるようにしましょう。

2.ドライヤーを近付けすぎない

人用のドライヤーから出る風の温度は、80℃を超えます。早く乾かしたい気持ちから犬に近づけすぎてしまうと、犬は熱くて辛い思いをし、ドライヤーを嫌いになってしまいます。最低でも犬から30㎝以上は離し、一箇所に集中して熱風を当てないように注意しましょう。

3.ブラシをかけながらドライヤーをかける

ドライヤの風が当たる場所をスリッカーブラシやコームを使ってとかしながら乾かすことで、毛の根元のまでドライヤーの風が入ります。愛犬にとってもマッサージされているような気分で心地よさを与えることができるかもしれません。また、ブラシで毛を伸ばしながら乾かすことで被毛の流れを美しく整えることができますので、トライしてみてください。

4.顔には真正面から風を当てない

顔は犬にとって敏感な場所なので、ドライヤーの風は後方や横から当てましょう。真正面から当てると不快に感じるだけでなく、ドライアイになってしまうリスクもあります。

犬にドライヤーをかけた後の点検項目

犬 ドライヤー

ドライヤーの作業を手早く済ませたい飼い主さんは多いと思いますが、乾き残しがあることは愛犬にとって良い状態とは言えません。そこで、最後にドライヤーをかけた後に点検したい項目をご紹介します。

乾きにくい場所をチェックする

ドライヤー後のチェックポイントは、乾きにくい場所です。耳の後ろやわきの下、内股、足先は乾かし残しが多い場所なので、念入りにチェックするようにしましょう。

仕上げに身体全体の最終チェックを

最後に、ある程度毛が長い子は、風を当てて毛の別れ方を見てみましょう。このとき、根元から毛が放射線状にしっかりと散れば乾いている証拠です。短毛種の犬は、全身をくまなく触って最終チェックしましょう。

犬にドライヤーを好きになってもらうには

犬 ドライヤー

愛犬にドライヤーを好きになってもらうためには、ドライヤーが嫌なものではないと教えてあげる必要があります。優しく声をかけながら行い、ドライヤー後はおやつなど犬が喜ぶものを与えても良いでしょう。作業中に嫌がる様子を見せたときは、無理をしないことも大切です。焦らず時間をかけて、犬にドライヤーを好きになってもらいましょう。

◎ライタープロフィール
江野友紀 認定動物看護士

江野 友紀/認定動物看護士

地域密着型の動物病院にて、動物看護士として14年ほど勤務。看護業務の合間にトリミングもしています。
ドッググルーミングスペシャリスト、コンパニオンドッグトレーナーの資格を保有。
普段の仕事では、飼い主様の様々な疑問や悩みを解消できるよう、親身な対応を心掛けています。
ライターの仕事を通して、犬と人が幸せでより良い生活を送るためのお手伝いさせていただきたいです。

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