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犬種図鑑

2020.03.06

日本犬には何種類ある?犬種ごとの特徴と人気ランキングを紹介!

親しみのある素朴な外見や、飼い主に対する忠誠心が強いところなどの特徴を持つ日本犬。そんな日本犬の魅力は海外にも広まり、人気が高まっています。今回は日本犬の種類、およびそれぞれの犬種の特徴や性格をご紹介します。また、純血犬種の認定・登録団体のジャパンケネルクラブ(JKC)における登録頭数ランキングも見ていきましょう。

Author :新井 絵美子/動物ライター

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日本犬には何種類ある?

日本 犬 種類

日本犬(和犬)とは、古くから日本に存在する在来犬種のことを言います。柴犬、北海道犬、甲斐犬、紀州犬、四国犬、秋田犬の6犬種が純血の日本犬で、国の天然記念物に指定されています。ここでは、体のサイズ別にそれぞれの日本犬の特徴や性格をご紹介していきます。

小型犬の日本犬

小型犬に分類される日本犬は柴犬のみです。

柴犬

日本犬 種類 柴犬

柴犬は標準体高35~41cm、体重7~11kgで、日本犬の中で唯一の小型犬です。他の日本犬に比べてJKCの登録頭数が圧倒的に多く、現在日本で飼育されている日本犬の約8割を占めています。
飼い主への忠誠心が強く愛情深く接してくれますが、飼い主にいつでもべったりしていたいというタイプではありません。見知らぬ人に対しては警戒心が強いので、子犬の頃から社会性を身に付けさせておくことが大切です。

中型犬の日本犬

中型犬の日本犬は、以下の種類になります。

北海道犬

日本犬 種類 北海道犬

・標準体高:44~55kg
・標準体重:20kg前後

北海道犬は、鎌倉時代に本州から北海道に連れてきたマタギ犬が祖先だと考えられています。寒冷地出身であることから、寒さに耐えられるように分厚い被毛に覆われています。また、筋肉質でがっしりとしており、忍耐強いのも特徴です。

かつては、ヒグマやエゾシカなどの大型動物の猟をする獣猟犬として活躍していたので、物怖じしない勇敢な性格です。飼い主には非常に忠実ですが、知らない人には警戒心が強くあまり懐きません。

甲斐犬

日本犬 種類 甲斐犬

・標準体高:44~55kg
・標準体重:12~18kg

猟犬として活躍してきた甲斐犬は、生涯にわたり1人の飼い主にしか仕えないと言われるほど飼い主に忠実な性格です。見知らぬ人には警戒心が強く攻撃的な態度を取ることもあるので、怪我をさせることがないよう注意する必要があります。

また、山岳地帯でシカやイノシシ猟をしていたので、筋肉が発達しており足腰が強いのも特徴です。

紀州犬

日本犬 種類 紀州犬

・標準体高:46~55cm
・標準体重:15~23kg

紀州犬は丸顔の個体もいれば、面長でキリッとした顔つきをしている場合もあります。紀州地方の山岳地帯でシカやイノシシ猟をしていただけのことはあり、頑健な骨格で筋肉が引き締まったバランスのよい体型をしています。

賢くて理解力があるので、きちんとしつけをすれば落ち着いて過ごせますが、独立心が強く勇敢な面もあることから、しつけを怠ると攻撃性が高い性格になってしまうので注意が必要です。

四国犬

日本犬 種類 四国犬

・標準体高:46~55cm
・標準体重:15~23kg

高知県の山岳地帯で飼育されていた四国犬は、ワイルドな風貌が特徴です。飼い主には従順ですが、警戒心や闘争心が強いので犬のトレーニング経験が豊富な人でないと育てるのは難しいでしょう。

また、中型犬にしては多くの運動量を必要とします。そのため、朝晩それぞれ1時間程度の散歩が欠かせません。

大型犬の日本犬

大型犬に分類される日本犬は、秋田犬のみです。

秋田犬

日本犬 種類 秋田犬

秋田犬は、標準体高58~70cm、体重35~50kgで、日本犬6種のうち唯一の大型犬です。飼い主に寄り添い非常に従順ですが、警戒心が強く知らない人が不用意に触ろうとすると攻撃的になることがあります。

また、運動欲求が高いので1時間以上の散歩を1日2回は必要です。運動不足になるとストレスが溜まり、問題行動を起こしやすくなるので気を付けましょう。

日本犬の登録頭数ランキング

日本 犬 種類

先述した6種類の日本犬のJKC登録頭数(2019年)上位犬種をご紹介します。

3位:甲斐犬 113頭

6種類の日本犬の中では第3位ですが、ペットショップで入手することは難しく、ブリーダーから購入するのが一般的です。警戒心が強いことから、子犬のうちから飼った方がよいでしょう。

2位:秋田犬 269頭

2018年における登録頭数は225頭であったことから、やや増えました。大型犬である秋田犬は、しつけがうまくできないと手に負えなくなってしまうので、秋田犬専門ブリーダーから購入し、しつけのコツを教えてもらうことをおすすめします。

1位:柴犬 10,307頭

日本犬の中でダントツの登録頭数を誇るのが柴犬です。他の日本犬に比べて見かける機会も多いので、納得の結果ではないでしょうか。

その他の日本犬の種類における登録頭数ランキング

日本 犬 種類

一般的に「日本犬」というと、国の天然記念物に指定されている純血の6種類の日本犬を言いますが、それ以外に以下の5犬種も日本原産の犬です。

・狆(ちん)
・日本テリア
・日本スピッツ
・土佐闘犬
・アメリカンアキタ

しかし、上記の犬種は外来種の血が混ざっている日本犬ということになります。ここでは、これらの日本犬の登録頭数上位1~3位をご紹介します。

3位:日本テリア 57頭

日本テリアは、17~18世紀頃に日本に持ち込まれたテリア犬と土着の小型犬を交配させて誕生したと考えられています。日本での登録頭数はとても少なく、実際に見る機会はあまりないかもしれません。

2位:狆 352頭

日本犬 種類 狆

マズルが短く、愛らしい個性的な表情が印象的な狆。もともと愛玩犬として作出された犬種なので、愛嬌がありおとなしい性格です。そのため、初心者でも飼いやすい犬として知られています。

1位:日本スピッツ 1,063頭

日本犬 種類 日本スピッツ

純白の被毛が美しい日本スピッツは、日本のみならず海外でも人気があります。利口で理解力が高いのが特徴です。かつては無駄吠えをしやすいと言われていましたが、改良が進み現在は穏やかな個体が増えています。

飼い主への忠誠心が強い日本犬

日本 犬 種類

国の天然記念物に指定されている6種類の日本犬は、性格の違いがもちろんありますが、飼い主への忠誠心が非常に強い部分は共通しています。その一方で警戒心が強く、場合によっては攻撃的になることもあるので、きちんとしつけをできるだけの能力が求められることを覚えておきましょう。

◎ライタープロフィール
新井 絵美子 動物ライター

新井 絵美子/動物ライター

2017年よりフリーランスライターとして、犬や動物関連の記事を中心に執筆活動をおこなう。
過去に、マルチーズと一緒に暮らしていた経験をもとに、犬との生活の魅力や育て方のコツなどを、わかりやすくお伝えします。

  • 更新日:

    2020.03.06

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