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犬種図鑑

2020.03.19

ボーダー・テリアの全て|歴史・特徴・性格・飼い方のコツまで

穏やかでフレンドリーなボーダー・テリアは、世界中で親しまれている人気の犬種です。そんなボーダーテリアは、初心者でも育てられるのかと気になる方もいるかと思います。そこで今回は、ボーダー・テリアの歴史や特徴、性格や育て方のコツなどをご紹介していきます。

Author :新井 絵美子/動物ライター

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ボーダー・テリアの歴史

ボーダー・テリア?

ボーダー・テリアは、イギリスのボーダーズ地方で誕生した犬種です。歴史が古く、ベドリントンテリアやダンディディモントテリアが祖先犬ではないかと考えられています。

主にキツネ狩りをするために用いられており、1880年代の文献にもそのことが記されています。ボーダーズ地方の一般家庭で普通に飼育されていたボーダー・テリアですが、他の地方へ持ち出されなかったため、正式な犬種として認められたのは1920年です。現在も日本のみならず、世界中で愛されています。

犬種グループは「テリア」

国際的な愛犬家団体のジャパンケネルクラブに登録されている犬種は約200種類で、犬種の性質に応じてグループ分けがされています。ボーダー・テリアは、「テリア」の犬種グループに属しています。

ボーダー・テリアの性格

ボーダー・テリア?

穏やかでフレンドリーな性格なので、子どもや他の犬とも仲良くできます。また、キツネ狩りをする犬として活躍していただけのことはあり、小さい体ながらもスタミナがあります。明るく活発なので、犬と一緒にたくさん遊びたいという方におすすめです。

しつけ

テリア気質ならではの独立心が強い一面があることから、犬のペースに振り回されないよう、しつけは毅然とした態度で一貫性を持って行うようにしましょう。基本的にボーダー・テリアは利口なので、繰り返し教えていけば指示に従えるようになっていきます。

なお、しつけは犬が楽しいと思えるように行うことがポイントです。指示したことができたら、大げさなぐらいに褒めてあげましょう。こうすることで、「飼い主の言うことを聞くといいことがある」と学習し、教えたことを覚えていきます。

叩いたりするのはもってのほかですが、強く怒鳴りつけるのも絶対にしてはいけません。高圧的な態度を取ると犬は怖がってしまい、信頼関係を築けなくなってしまうからです。犬が楽しいと思えるよう、褒めながら根気よくしつけをしていきましょう。

ボーダー・テリアの寿命・体重

ボーダー・テリア?

ここでは、ボーダー・テリアの適正体重や運動量、平均寿命についてご紹介します。

適正体重

ジャパンケネルクラブの犬種標準において、ボーダー・テリアの体重は、オスが約6~7kg、メスが約5~6.5kgと定められています。ただし体格差があるので、この数値内に収まらないこともあります。適正体重は、以下の理想的な体型のときの体重です。

・緩やかに腰部がくびれている
・お腹が適度に引き締まり、後ろ足の付け根に向かって吊り上っている
・薄い皮下脂肪の上から肋骨を触って確認できる

もし愛犬の適正体重が分からない場合は、獣医師に確認してもらうとよいでしょう。

運動量

小型犬にしては多くの運動量が必要な犬種です。1日2回それぞれ30分程度の散歩をするようにしましょう。また、体を動かすことが大好きなので、ボール遊びや定期的にドッグランで走り回らせてあげるのもおすすめです。

平均寿命

ボーダー・テリアの平均寿命は、12~15歳程度です。遺伝性の疾患は少ないですが、尿路系疾患や椎間板疾患、てんかんにかかりやすい傾向があります。

いつまでも元気で長生きしてもらうために、定期的に健康診断を受けて病気の早期発見・早期治療を心がける、適切な食事や運動により健康管理をしていくことが大切です。

ボーダー・テリアの被毛の特徴

ボーダー・テリア?

ボーダー・テリアの被毛は、上毛と下毛が生えているダブルコートです。上毛は外部の刺激から皮膚を保護する役割を、下毛は体温調節の機能を果たしています。ダブルコートの犬種は、春と秋に下毛が生え変わる換毛期があります。硬い毛質のワイヤーコートで、以下の毛色が存在します。

・レッド(赤みがかったブラウン)
・ウィートン(小麦色)
・ブルー(黒みがかったグレー)&タン(黄褐色)
・グリズル(ブラック系にグレーやレッドが混ざった色)&タン

お手入れ方法

ダフルコートの犬種の中では抜け毛が少ない方ですが、それでも下毛が生え変わる換毛期は、いつも以上に毛が抜け落ちます。こまめにブラッシングをするようにしましょう。抜け毛を取り除かないと被毛の通気性が悪くなり、皮膚疾患を引き起こしやすくなるので注意が必要です。

また、ワイヤーコートのボーダー・テリアは、月に1回プラッキングもするようにしましょう。プラッキングとは、定期的に被毛を間引いて新たなコートを成育し、きれいな毛並みを維持するためのトリミング方法です。プラッキングをすると、毛色が退色するのを防げる、被毛が蒸れにくく清潔な状態を保てる、毛質が丈夫になるといったメリットを得られます。

プラッキングは自宅でもできますが、慣れないうちはトリミングサロンにお願いすることをおすすめします。

初心者でも飼いやすいボーダー・テリア

ボーダー・テリア?

ボーダー・テリアは、テリア種ならではの独立心が強い部分がありますが、決して気難しい性格ではありません。そのため、初心者でも比較的飼いやすい犬種です。明るく活発なので、家族の中でムードメーカー的な存在になってくれることでしょう。
また、ボーダー・テリアの特徴の1つであるワイヤーコートをきれいな状態に保つために、定期的にブラッシングやプラッキングをしてあげてくださいね。

◎ライタープロフィール
新井 絵美子 動物ライター

新井 絵美子/動物ライター

2017年よりフリーランスライターとして、犬や動物関連の記事を中心に執筆活動をおこなう。
過去に、マルチーズと一緒に暮らしていた経験をもとに、犬との生活の魅力や育て方のコツなどを、わかりやすくお伝えします。

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