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健康管理 / 病気

2020.03.29

ピンシャーの寿命はどのくらい?長生きしてもらうために知っておきたいこと

見た目は精悍で強そうな、少し近寄りがたい印象のあるジャーマン・ピンシャー。あのドーベルマンの原型とも言われていますね。しかし見た目とは裏腹に、とても賢くて優しく、飼いやすい犬種と言われています。そんなピンシャーについて、平均寿命・かかりやすい病気、また健康を保つ方法などを解説していきたいと思います。

Author :明石 則実/動物ライター

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ピンシャーの寿命はどのくらい?

ピンシャー 寿命

おおむね12~14年程度とされていますが、個体差や環境によって違ってきます。室内飼いの場合は より寿命が長くなる傾向があります。また運動量を多く必要とする犬種のため、日頃からの散歩などは欠かせませんし、ストレスが掛からない生活を送ることが何より大事なところです。

ピンシャーの適正体重

ピンシャーのスタンダードとしては成犬で体高45~50センチ、体重はオスメスとも14~20キロとされています。 中型犬の部類になりますが、フードやおやつの与えすぎによる肥満には注意が必要です。太りすぎ、痩せすぎに関しては短毛種ということもあり、見た目で判断が付きやすいと言えるでしょう。

ピンシャーの健康寿命を伸ばすために|かかりやすい病気を知っておこう

ピンシャー 寿命

ピンシャーが気を付けたい病気としてはいくつか挙げられます。犬種として短い期間に繁殖、育成された経緯から、多くは遺伝性・先天性による疾患が多いため、普段からの観察やケアが必要になるでしょう。

遺伝性白内障

目には水晶体というレンズの役割を果たす器官がありますが、何らかの原因で水晶体が変性し白く濁ったような状態になることを白内障と言います。 外傷や加齢によるものもありますが、遺伝性の場合は2歳くらいまでの期間に症状が現れることが多いです。

白内障の初期段階の治療法としては、点眼薬や内服薬の投与によって進行を遅らせることができますが、根本的治療を目指すには外科手術しかないのが実情です。

フォンビレブランド病

血液に含まれるフォンビレブランド因子の作られる量が先天的に少なかったり、うまく働かなかったりすることで発症します。血液凝固作用に異常があるために起こる病気で、出血するとなかなか止まらなくなる症状が顕著になります。

もし止血異常が確認された場合は、早急に原因を突き止めることが肝要です。血液採取による遺伝子検査が最も有効な手段だと言えるでしょう。

遺伝性の疾患のため根本的な治療は困難ですが、血液製剤の投与によって止血することが可能です。また激しい運動なども避けた方が良いでしょう。

免疫介在性疾患

本来はウィルスや細菌を攻撃する免疫という体内の防御システムが、間違って自分自身を攻撃してしまう疾患のことです。

体のどの部分を攻撃するかにもよりますが、血液の赤血球を攻撃してしまう免疫介在性貧血や、軟骨部分を攻撃してしまう免疫介在性関節炎などが著名でしょうか。

これも根本的な治療法はなく、免疫抑制剤などの投与によって症状を和らげます。ただし継続して投与し続ける必要があります。

ピンシャーの健康寿命を伸ばすために必要な運動量|散歩の時間はどのくらいがベスト?

ピンシャー 寿命

筋肉質で非常にがっしりした体格ですから、日々の散歩や運動は欠かせません。散歩は1日2回でそれぞれ30分~1時間くらいがベストでしょう。また定期的にドッグランへ連れて行って、思い切り走らせてあげても良いですね。そうすることでストレスが溜まらないようにすることが大切です。

シングルコートで短毛ですから寒さは苦手です。冬の時期の外出には服を着せてあげた方が良いでしょう。

日頃から健康チェックは欠かさずに

ピンシャー 寿命

どの犬種にも言えることですが、やはり日頃からの健康チェックは欠かせないところです。定期的に動物病院等での検診も含め、ごはんをきちんと食べているか?便の状態はどうなのか?元気があるかどうか?など日頃から注意深く観察するようにしてくださいね。良きパートナーとして長生きしてもらうために、できることを始めていきましょう。

◎ライタープロフィール
明石則実 動物ライター

明石 則実/動物ライター

フリーライターとして動物関連や歴史系記事の執筆を多数おこなう。柴犬と暮らす傍ら、趣味の旅行や城めぐりで愛犬と駆け回る週末。
愛犬家の皆さんにとって、お悩みを解決したり、有益な情報を発信することを心掛けています。

  • 更新日:

    2020.03.29

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