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2020.03.22

犬用ライフジャケットのタイプと選び方のポイントを解説!

犬は元来泳ぎが得意な動物です。しかし、犬の安全と疲労やストレス軽減のためにもライフジャケットは必需品。ライフジャケットがあれば、初めてのスイミングや大好きな飼い主と一緒に、海、湖、川などのウォーターフィールドを安心してエンジョイできます。
そこでこの記事では、ライフジャケットの選び方を詳しく解説していきます。

Author :西村 百合子/ホリスティックケア・カウンセラー、愛玩動物救命士

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知っておきたい犬用ライフジャケットの目的

犬 ライフジャケット

犬用ライフジャケットは、人間用とは異なり救命用ではありません。そのため、水中で意識を失っても呼吸が確保されることはありません。

犬用ライフジャケットは、水の中での犬の動きを手助けしたりコントロールすることが主な目的のアイテムです。そのため、欧米ではライフジャケットとは呼ばずに、フローティング・ジャケットやフローティング・コート、フローティング・ディバイスなどと呼ばれています。

ライフジャケットを着せているからといって安心せずに、犬を泳がせる時は飼い主が必ずそばについていることが重要です。

犬用ライフジャケットの3つの役割

犬 ライフジャケット

うちの犬は泳ぎが得意だから必要ないと考えている飼い主も多いかもしれません。ましてや救命用ではないならば、なおさらそう思うことも。それでは、なぜライフジャケットが必要なのでしょうか?
ここでは、犬用ライフジャケットの役割をご紹介します。

1.犬にとっては動きの、人にとってはコントロールの補助

犬用ライフジャケットは、水中での犬の動きの補助をする役割があります。犬が浮力体を装着することにより、犬にとっては泳ぐことが楽になり、長時間のスイミングも可能になります。飼い主にとっても、犬の方向転換や引き寄せなど、水中での犬のコントロールがしやすくなるのです。

2.見つけやすくなる

海や湖などの広い場所で犬を見失わないためにも、犬用ライフジャケットは必要です。たとえば黒い被毛の犬種などは、沖の方まで泳いで行ってしまったり、太陽が陰ってしまうと見失う可能性が高くなります。目立つ色の犬用ライフジャケットを着用していれば見つけやすく、かつ安全に泳がせることができます。

3.水の飲みすぎを予防

泳いでいる際に飲んでしまう水の量を抑えるという役割が犬用ライフジャケットには期待できます。海水や淡水を大量に飲んでしまうことで、水中毒(低ナトリウム血症)、海水中毒(高ナトリウム血症)、感染症などの発症リスクが高まります。最近では、顔が水に浸からないようにアゴ乗せ機能を持つモデルも販売されています。少しでも水を飲みすぎるリスクを下げるためにも犬用ライフジャケットの着用はおすすめです。

犬用ライフジャケットのタイプと特徴とは

犬 ライフジャケット

犬は上半身の方が下半身より重くなっています。そのため、水中での動きを考慮すると下半身まで浮かせる必要はありません。まずはそのことを理解した上で、犬用ライフジャケットを選びましょう。犬用ライフジャケットは、甲羅タイプとベストタイプの2種類に大別できます。ここでは、タイプ別の特徴をご紹介します。

主流はベストタイプ

最近の主流が、背中からお腹側まで適度な浮力を確保しているベストタイプです。水を飲みにくく、カラダにフィットするデザインで、水の抵抗が少ないのも特徴です。また、運動性能が高く、溺れにくいタイプとも言えます。最近注目されているアゴ乗せタイプもこのベスト型です。特にトイプードルのような小型犬や初めて泳ぐ犬には、アゴのせタイプがおすすめです。
ただし、カラダにフィットさせるタイプなので、甲羅型タイプのようなサイズ調整力はありません。そのためジャストサイズのものを見つけることがとても重要。サイズが合わずに下半身が浮力過多になると運動性能が低下する可能性もあります。特に胸が大きいコーギーを除いた短足種では、カラダが回転してしまう危険性も。また、泳いていないと沈んでしまう場合もあります。水から引き上げるときには背骨から腰に負荷がかかるため、注意が必要です。

背中の浮力体が特徴の甲羅タイプ

カメの甲羅に似ていることからこう呼ばれています。これは、浮力体を犬の背中に乗せるタイプのライフジャケットです。体型に縛られないため適応範囲が広く、また各サイズごとの調整幅も広いことが特徴で、ミックス犬など適正サイズが見つけにくい犬などでも対応可能です。
ただし、お腹側には浮力がなく腹帯でカラダに固定するため、水を飲みやすいというデメリットがあります。また、締め付けが緩いと浮力がカラダに伝わらず、かえって水の抵抗が大きくなります。引き上げ時には、腹帯がお腹を圧迫するので注意も必要なタイプです。

選ぶ際の注意点やポイントとは

犬 ライフジャケット

選ぶ際の注意点やポイントをわかりやすく整理しました。選ぶ時の参考にしてみてください。

犬用ライフジャケットのおすすめはベストタイプ

◎浮力体は肋骨を覆うぐらいまでが最適。
◎柔軟性がありながらしっかりした素材と構造を持つハンドル付きがおすすめ。
◎カラダに合ったサイズ選びを。オーバーサイズ、オーバー浮力はかえって危険。
◎視認性の高いデザインを選ぼう。
◎小型犬にはアゴのせ機能付きが人気。
◎リード装着が可能なタイプが便利。

犬用ライフジャケットおすすめ4選

犬 ライフジャケット

犬の水遊びに必需品とも言える犬用ライフジャケット。ここでは、おすすめの犬用ライフジャケットをご紹介します。

RUFFWEAR フロートコート

犬用アウトドア製品に定評があるラフウエアの遊泳補助ジャケット。自然な泳ぎと安全な息つぎを確保。引上げハンドル、反射素材、ビーコン取付用ループ付。

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EZYDOG フローティングジャケット/DFDスタンダード

オーストラリアの犬用品ブランドがイージードッグ。丈夫な作りが人気です。立体持ち手、リード用のDリング、ファスナー付ポケット、反射機能付。

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ロゴス (LOGOS)  フローティングベスト

「海辺5メートルから標高800メートルまで」がポリシーで知られているアウトドアブランドがロゴスです。コストパフォーマンスの良さが評判の犬用フローティングベスト。引上げ用の救助ハンドル付。

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VIVAGLORY 犬用ライフジャケット

ペットの生活改善を目指して2006年に設立されたビバグローリー。ライフジャケットは明るい色と反射ストリップで、素早い位置確認を実現。持ち手付き。

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水遊びをするなら1枚は持っておきたい

犬 ライフジャケット

犬用ライフジャケットに救命の目的はありませんが、多くの有効な役割があります。ライフジャケットがあれば、海、湖、川など犬が大好きなウォーターフィールドを、犬、飼い主ともに、快適に安心して心置きなく満喫することが可能になります。ぜひ、犬用ライフジャケットを積極的に利用して、安全に水遊びをしてください。

◎ライタープロフィール
西村 百合子

西村 百合子/ホリスティックケア・カウンセラー、愛玩動物救命士

ゴールデンレトリバーと暮らして20年以上。今は3代目ディロンと海・湖でSUP、ウインドサーフィンを楽しむ日々を過ごす。初代の愛犬が心臓病を患ったことをきっかけに、ホリスティックケア・カウンセラーの資格を取得。
現在、愛犬のためにハーブ療法・東洋医学などを学んでおり、2014年よりその知識を広めるべく執筆活動を開始。記事を書く上で大切にしていることは常に犬目線を主軸を置き、「正しい」だけでなく「犬オーナーが納得して使える」知識を届ける、ということ。

  • 更新日:

    2020.03.22

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