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健康管理 / 病気

2020.02.23

おデブ犬でかわいい!と言われる子たちに隠されている肥満のリスクとは

最近は「デブ犬」「おデブ犬」と呼ばれている、ぽっちゃりとした犬たちの画像や動画が「可愛い」「愛嬌があって癒される」などとして注目を集めています。しかしその一方で、健康面は大丈夫なのか、飼い主はそれでよいと思っているのか、と心配する声も多数上がっています。「デブ犬ってかわいい」の裏側には、肥満によって引き起こる健康上のリスクがあることを知っておくべきではないでしょうか。

#Healthcare

Author :新井 絵美子/動物ライター

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かわいいと話題を集めている「おデブ犬」

デブ犬

コロコロしたぽっちゃり体型の子たちが「デブ犬」「おデブ犬」と呼ばれ、SNSで話題を集めているようです。

インスタグラムやYouTubeなどのSNSにアップされているデブ犬の画像や動画には、「見ているだけで癒される」「とっても愛らしい」などのコメントが寄せられています。そんな反応を見て飼い主さんの中には、「愛犬がちょっとぐらい太っていても、かわいいからそのままでいいや」と思ういる人もいるかもしれませんが、それは大きな間違いです。

「デブ犬」や「おデブ犬」とカジュアルに表現されて、かわいいと言われていますが、つまりは適正体重をオーバーしている「肥満の犬」です。肥満にはさまざなリスクがあることから、単に「デブ犬はかわいい」で片付けることはできないのです。

太り過ぎで犬がかわいそうという声も

おデブ犬はかわいい、愛らしいというコメントがある一方で、「太り過ぎでかわいそう」「体が心配」「健康管理は飼い主の責任」などの声もたくさん寄せられています。

飼い主は、食事や体重の管理して愛犬の健康を守る必要があります。そのため「かわいいから少しぐらい太っていてもいい」といった意識でいると、愛犬の健康管理ができない飼い主、犬に対して無責任と思われてしまいます。

肥満の犬に起こり得るリスクに目を向け、体重管理をすることが飼い主の努めであることを覚えておきましょう。

「おデブ犬」はつまり肥満|こんなリスクも

デブ犬

「おデブ犬はかわいい」の裏側には、肥満によって起こるさまざまな病気のリスクが隠れています。

関節の疾患

犬自身の重い体重が足に負担となり、関節に痛みや炎症が生じることも少なくありません。関節が痛くなると動きたがらなくなるので、運動不足になり肥満がなかなか解消されないといった悪循環になることもあります。

椎間板ヘルニア

肥満は足の関節だけでなく、腰にも大きな負担になることから、椎間板ヘルニアを発症させてしまうことがあります。椎間板ヘルニアは背骨の間にある椎間板が飛び出し、脊髄を圧迫する病気です。場合によっては麻痺が起こり、歩行困難になることもあるので注意が必要です。

呼吸器系の疾患

首まわりについた脂肪により気道が圧迫されて呼吸がスムーズにできず呼吸器に負担がかかると、そのせいで呼吸器系の疾患を招くこともあります。

もう「おデブ犬」と呼ばせない!ダイエット方法

デブ犬

犬の肥満と寿命は密接に関係しており、肥満の犬と適正体重の犬とでは肥満の犬は寿命が約2年半も短くなることが分かっています(※1)。愛犬が少しでも長生きできるよう、ダイエットをさせて体重管理をしていきましょう。

肥満の原因は、食事やおやつの与え過ぎと運動不足です。よってそれらを見直すことで、適正体重に戻していくことができます。ここでは、犬のダイエット方法をご紹介します。

食事量や種類を見直す

フードのパッケージには、1日あたりの給与目安量が記載されています。もし目安量より多く与えてしまっているのであれば、まずは記載されている目安量を与えるようにしましょう。また、目安量通りに与えているのに体重が増える場合は、与える量が多いのかもしれません。そのため、少し量を減らして与えるようにしましょう。

また、減量を目的として栄養バランスが調整されている、ダイエットフードに切り替えるのも1つの方法です。どちらの方法にせよ、過度なダイエットは犬に負担となってしまうので、かかりつけの獣医師に相談して、無理のないダイエット計画を立てることをおすすめします。

散歩時間や距離を増やす

体重を落とすには、運動をさせて消費カロリーを増やす必要があります。そのため、散歩時間や散歩コースの距離を少し増やしてみるのがおすすめです。ただし急に運動量を多くすると体に負担がかかるので、途中で休憩を入れながらゆっくりと散歩するようにしましょう。

なお、散歩のときは走ったりする必要はありません。肥満の状態で激しい運動をさせると、かえって足腰に負担がかかるので、無理のない範囲でゆっくりと歩かせるようにしましょう。

「おデブ犬はかわいい」では済まされない犬の肥満

デブ犬

犬の肥満は、寿命にも大きく影響します。そのため、太っていてもかわいいからといって体重管理をしないでいると、愛犬の健康を損ねるリスクが高まります。健康で快適に暮らせるよう、愛犬の健康管理をするのは飼い主の責任です。大切な家族の一員である愛犬の健康を守ってあげてください。

(参考文献)※1 株式会社日刊工業新聞社 日刊工業新聞

◎ライタープロフィール
新井 絵美子 動物ライター

新井 絵美子/動物ライター

2017年よりフリーランスライターとして、犬や動物関連の記事を中心に執筆活動をおこなう。
過去に、マルチーズと一緒に暮らしていた経験をもとに、犬との生活の魅力や育て方のコツなどを、わかりやすくお伝えします。

  • 更新日:

    2020.02.23

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