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犬にまつわる雑学

2020.02.08

犬好きプーチン大統領の知られざる犬好きエピソードとは?信望厚い指導者でありながら大の愛犬家

現在のロシア連邦の大統領といえばウラジーミル・プーチンというのは誰もが知っていると思います。頻繁に新聞やニュースにも登場しますし、安倍首相とも仲が良いとされていますね。今世紀に入って活躍した政治家ですが、もう20年以上に渡ってロシアの指導者であり続けています。
国民の信望を集める有能な指導者である一方で、実は大の愛犬家だったりします。そこでプーチン大統領の横顔に、犬好きという観点からスポットを当てていきたいと思います。

Author :明石則実/動物ライター

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プーチン大統領ってどんな人?

プーチン 犬

なぜプーチンは国民から大変な人気があるのでしょう?まずはプーチンの経歴を簡単に紹介していきますね。

ロシア大統領に就任するまで

1952年にサンクトペテルブルクで生まれたプーチンは、若い頃にKGB(ソ連国家保安委員会)に属していてスパイ活動をしていたそうです。その経歴だけでもビックリなのですが、ソ連崩壊後の1990年代に入るとサンクトペテルブルクの副市長になったり、大統領府の副長官になるなど経歴を重ねていきました。

やがてエリツィン政権になると大いに見いだされ、首相に抜擢されたのです。この頃には「強いリーダー」として手腕を振るい、国民の間でもかなりの人気があったそうです。

大統領となり、多くの国民の支持を集める

2000年にはエリツィンの後継者として、初めて大統領に就任しました。エリツィン時代には政治的腐敗や経済政策の失敗によって、ロシアは経済危機の只中にあった頃です。
国家が危機に瀕している中、時に「独裁」だとレッテルを貼られてもプーチンのやり方は強硬でした。権力を自分に集中させ、犠牲を払ってでも国家事業を成し遂げる姿に国民は共感を覚えたのです。

やがてロシア経済は伸びを見せ始め、国際債務(いわゆる借金)をすべて返還するなど経済成長を遂げました。プーチンの大統領としての任期は2024年ですが、今でも70%を超える支持率を集めるなど人気に陰りがありません。

犬好きで親日家

KGBへ入る時に何らかのスポーツをしていることが有利だったため、プーチンは柔道を選んだのだそうです。実は相当な腕前だそうで、日本でも何度か技を披露していますね。
また、大の犬好きというのもよく知られており、首脳会談の場に犬を連れてくることもあったそうです。

プーチン大統領が共に暮らしている犬種とは?

プーチン 犬

プーチンは知られているだけで4頭の犬たちと暮らしていました。1頭目のコニー(ラブラドール・レトリーバー)は2014年に亡くなりますが、他の犬たちは元気に暮らしているようです。

バフィー(カラカハン・ドッグ)

2010年に、ロシアはブルガリアと天然資源に関する協定を結んでいますが、当時のブルガリア首相からプレゼントされたのがカラカハン・ドッグの子犬です。
カラカハン・ドッグはブルガリア原産の牧羊犬で、ロシア国内での公募の結果、「バフィー」と名付けられました。

ユメ(秋田犬)

ロシアは東日本大震災へ多額の援助を行いましたが、2012年に感謝を込めて贈られたのが秋田犬のユメ(夢)です。
平昌オリンピック金メダリストのザギトワさんにも秋田犬が贈られていますから、ロシアのイメージにはぴったりなのかも知れません。

ウェパリー(アラバイ犬)

2017年、プーチン65歳の誕生日にトルクメニスタンの大統領から贈られたのがアラバイ犬のウェパリーです。
アラバイ犬は中央アジアの護羊犬で、「セントラル・アジアン・シェパードドッグ」とも呼ばれています。ちなみにウェパリーとは「忠実」という意味を表すそうです。

プーチン大統領の犬好きエピソード

プーチン 犬

プーチン大統領は犬好きがゆえに、変わったエピソードがあります。そのいくつかを紹介していきましょう。

首脳会談へ犬と共に。メルケル首相を凍り付かせる

2007年にロシアのソチで、プーチンとドイツ首相メルケルとの会談が行われました。メルケルは過去に犬に襲われたことがあり、それ以来犬が苦手になったそうです。
そうとは知らないプーチンは、愛犬のラブラドール「コニー」を連れて登場したのです。メルケルは凍り付き、コニーに近寄られて落ち着かない様子だったそうです。

後でプーチンは「メルケル首相を楽しませてあげようと犬を連れてきただけのことで、怖がらせる意図はなかった。」と主張。
いっぽうメルケルは「あれは自分が男だと見せつけるためだった。彼は自分の弱さを恐れているだけのこと。」とこき下ろしたそうです。

さすがは愛犬家!

前述したように、2017年にトルクメニスタン大統領からアラバイ犬の子犬をプレゼントしてもらった時のこと。
ベルディムハメドフ大統領は記者団に見せつけるためか、あろうことか子犬の首根っこを捕まえて高々と掲げ上げたのです。それを見たプーチンの表情が何とも言えないものでした。

ネット上では「プーチン怒ってる?」「なんて持ち方するんだ!って思ってるのでは?」という声が溢れました。たしかに写真を見ると、プーチンの表情は強張り、ベルディムハメドフを睨みつけているようです。

しかしそこは愛犬家。サッと近づくやスマートに子犬を受け取ったのです。さらに頬ずりまでして愛しそうに抱きかかえました。さすがは愛犬家!という側面でした。

これからもリーダーであり続けるプーチン

プーチン 犬

愛犬家としての側面を持つプーチン大統領。ロシアの指導者としてだけでなく、これからも世界のリーダーの一人として活躍することでしょう。
また日本とは領土問題なども抱えていますが、これから解決せねばならない問題も山積しています。彼が犬を愛するように、人を愛し平和を求める政治家としての活躍を願っていきたいものです。

◎ライタープロフィール
明石則実 動物ライター

明石則実/動物ライター

フリーライターとして動物関連や歴史系記事の執筆を多数おこなう。柴犬と暮らす傍ら、趣味の旅行や城めぐりで愛犬と駆け回る週末。
愛犬家の皆さんにとって、お悩みを解決したり、有益な情報を発信することを心掛けています。

  • 更新日:

    2020.02.08

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