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犬にまつわる雑学

2020.02.10

幕末のヒーロー西郷隆盛は愛犬家だった!意外な犬好きエピソードを紹介

明治維新を成し遂げた幕末のヒーローとして知られている西郷隆盛。大の犬好きとしても有名で、西郷隆盛の犬愛っぷりがよく分かるエピソードも語り継がれています。そんな真の愛犬家であった西郷隆盛の、犬にまつわるエピソードをお届けしていきます。

#Lifestyle

Author :新井 絵美子/動物ライター

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西郷隆盛|犬を愛する歴史人物のひとり

西郷隆盛 犬

西郷隆盛は薩摩藩の下級武士の家に生まれ、その後長州藩と薩長同盟を結んで維新回天を行い、江戸城を開放させた明治維新の立役者です。

大の犬好きとしても知られており、一時期は20頭もの犬を飼っていたと言われています。

今はペットとして犬と暮らすのが当たり前の時代ですが、当時は狩猟をする「猟犬」として犬と人間が暮らしていた時代です。そんな中、西郷隆盛は愛玩犬として自分の犬たちを育てていたので、いかに犬が好きであったのかがうかがえますね。

西郷隆盛の横に寄り添う犬の犬種は?

西郷隆盛 犬

西郷隆盛といえば、東京上野恩賜公園に建てられている、犬を連れた西郷隆盛の銅像を思い浮かべる方も多いと思いのではないでしょうか。

西郷隆盛の横に寄り添っている犬は、「ツン」という名前のメスの愛犬です。銅像のツンは、すでに絶滅してしまった薩摩犬ですが、実際のツンは薩摩犬ではなく洋犬です。

銅像が制作された当時はまだ純血の薩摩犬が生存していたため、銅像の制作にあたり薩摩犬にすることになったというエピソードが残っています。

よって、愛犬のツンを連れているという設定ですが、犬はツンをモデルにした薩摩犬ということになります。

薩摩犬ってどんな犬?

薩摩犬はその名の通り、鹿児島原産の犬です。運動能力が高く、日本犬ならではの飼い主に従順な性格で、主にイノシシ猟のために飼育されていました。

猟犬として重宝されてはいたものの、明治期以降は洋犬が日本に輸入されるようになり、洋犬との交配が進むようになっていきます。そのため次第に純血の薩摩犬が減っていき、1920年に純血種の薩摩犬は絶滅してしまいました。

しかし1990年頃、獣医師や愛犬家によって薩摩犬の保存会が設立され、交雑されていない野犬の薩摩犬を探して、純血種の復活に向けて繁殖が行われていきました。その甲斐あって2000年頃には100頭近くにまで復活。しかしせっかくの復活劇は長く続かず、2010年頃に再び絶滅してしまいました。

西郷隆盛の犬好きエピソード

西郷隆盛 犬

西郷隆盛が、いかに犬が好きだったのかが伝わってくるエピソードをご紹介します。

愛犬のためにウナギを注文した

西郷隆盛の犬とウナギのエピソードはとても有名です。

西郷隆盛はウナギが好物で、犬を連れてよくウナギ屋に行っていました。その際、犬の分のウナギも注文して食べさせてあげていたそうです。

そして3日連続でウナギを注文して犬に食べさせていたら、ウナギ屋の店主が怒ってしまったこともあったと言われています。

西南戦争の際に犬を連れて行った

西郷隆盛は、西南戦争にも愛犬を連れて行っています。

戦争時、食料がどんどん乏しくなっていきますが、そんな状況下であっても自分の食料を犬に分け与えていた言われています。

そして、敗北を覚悟し軍の開放を決意したとき、せめて犬だけでも生きて欲しいと犬を解き放ってあげました。最期のときまで犬のことを大切にして愛情を注いだ西郷隆盛は、真の愛犬家と言えますね。

犬と共に歩んだ幕末の偉人「西郷隆盛」

西郷隆盛 犬

明治維新に尽力した幕末の偉人である西郷隆盛は、大の犬好きとして広く知られています。

愛犬のためにウナギを注文して食べさせるなど、犬愛ぶりには驚きですね。また、単に狩猟のために犬を飼うという時代の中、愛玩目的で犬を20匹も飼育し、犬がどれほど好きだったのかが伝わってきます。

そんな心優しい姿も、西郷隆盛が多くの人に愛され続ける理由の1つなのかもしれませんね。

◎ライタープロフィール
新井 絵美子 動物ライター

新井 絵美子/動物ライター

2017年よりフリーランスライターとして、犬や動物関連の記事を中心に執筆活動をおこなう。
過去に、マルチーズと一緒に暮らしていた経験をもとに、犬との生活の魅力や育て方のコツなどを、わかりやすくお伝えします。

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