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犬を迎える

2020.02.15

一人暮らしで犬を飼う前に知っておきたい、心構えと注意点とは?

犬との暮らしは安らぎや楽しみが増え、毎日の生活がより充実したものとなります。しかし一人暮らしで犬を飼うとなると、愛犬の食事や散歩、お手入れやしつけまで、自分一人でやらなければならないので、それ相当の覚悟と責任が必要です。「かわいいから」という理由だけで安易に飼い始め、やっぱり育てられないとなっては、犬が不幸になってしまいます。そのようなことがないよう、一人暮らしで犬を飼う際の心構えや注意点などについて解説します。

#Lifestyle

Author :新井 絵美子/動物ライター

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一人暮らしで犬を飼う際の心構え

一人暮らし 犬

一人暮らしで犬を飼ったら、心の安らぎとなってくれるよきパートナーができ、かけがえのない生活を送ることができるでしょう。しかし「物」ではなく「命」を持った犬を育てるということは、大きな責任と覚悟が伴います。そのため以下のことをしっかりと考えてから、迎え入れるか決めるようにしましょう。

犬の一生に責任を持ち面倒を見る覚悟があるか

犬と暮らすとなると10年以上、生活を共にしていくことになりますがその間、楽しいことだけでなく、思っていたよりもしつけが大変で愛犬が言うことを聞いてくれない、愛犬が病気になり仕事を休まなければならないなど、大変なことも多々あります。よって、それら全てをひっくるめて犬の一生に責任を持ち、面倒を見ていく覚悟がなければ、犬を飼うのは難しいと言えます。

特に、しつけは非常に重要です。というのも、問題行動を起こさず、犬が人間社会の中で安全に暮らすためには、最低限必要なルールを覚えさせなければならないです。しつけができていないと犬も飼い主もストレスになるだけでなく、近隣住民に迷惑をかけてしまうこともあります。よって、「仕事で忙しいからしつけができない」などの言い訳は、当然ながら成り立ちません。

大変なことがあっても犬に寄り添い、終生飼養する責任と覚悟が求められることを覚えておきましょう。

経済的な余裕があるか

犬を飼うとなると、エサ代やペットシーツなどの消耗品代、ワクチン・予防接種代や医療費など、さまざまな費用がかかります。そのため自分の生活費以外に、犬にかける費用を捻出できるだけの経済的な余裕が必要です。

参考までに、ペット保険を提供するアニコム損害保険株式会社が行った、ペットにかける年間支出調査(2018年)によると、犬にかかった年間支出額は約48万円との結果でした。その内訳の一部は、以下のようになっています。(※1)

・病気やケガにかかった治療費:約70,000円
・フード・おやつ代:約57,000円
・ワクチン接種・健康診断代など:約30,000円
・日用品代:約14,000円
・光熱費(犬にかかった追加分):約28,000円

犬も人間と同様、高齢になると健康リスクが上がるため、上記の金額よりも高額な医療費がかかることも少なくありません。よって、将来のことも見据えて経済的にやっていかれるか、しっかりと考えてから迎え入れるようにしましょう。

一人暮らしで犬を飼うメリット・デメリット

一人暮らし 犬

ここでは、一人暮らしで犬を飼うメリットとデメリットをご紹介します。

心が癒される

家に帰ったら喜んで迎えてくれたり、スリスリと甘えてきたりする愛犬の姿に、心が癒されることでしょう。また、何か悲しいことや辛いことがあっても、愛犬の顔を見たら元気になれたということもあります。このように犬は、安らぎや喜びをもたらしてくれます。

犬を通じて出会いが増える

犬の散歩をしていると、同じように犬を連れている人に話しかけられたり、自分から話かけたりして、いつしか仲良くなっていたということも少なくありません。また、ドッグランで他の飼い主さんたちと交流し、新しい出会いが増えることもよくあります。このように犬を通じて対人関係が広がっていくのは大きなメリットです。

自由に使える時間が減る

犬を飼ったら愛犬の散歩やお手入れなど、愛犬に費やさなければならない時間が増えるので、自分のために使える時間が減ります。また、長期間の海外旅行もしにくくなると思っておいた方がよいでしょう。旅行に行く際はペットホテルに預けることももちろんできますが、飼い主と離れて慣れない環境で過ごすことがストレスになるコもいます。今までと同じような時間の使い方はできなくなることを覚えておきましょう。

一人暮らしで犬を飼う際の注意点

一人暮らし 犬

一人暮らしで犬を飼う際の注意点を覚えておきましょう。

近隣住民へ配慮し迷惑にならないようにする

犬の鳴き声は苦情になりやすいので、仕事に行っている留守中も大人しく過ごせるようにしつけをして、近所迷惑にならないようにしましょう。また、ペット可の物件でも犬を飼っていない人も住んでいたりします。そのため、廊下やエレベーターの中では犬を抱っこするなどの配慮も大切です。

育てやすい犬種を選ぶ

大型犬と小型犬とでは必要な散歩時間や、かかる費用などが異なります。また、吠えやすい気質を持っている犬種もいます。そのため、一人暮らし・そして初心者でも育てやすい犬種を選ぶことが重要です。

運動量のことを考えると、一人暮らしにはやはり小型犬が向いています。その中でも無駄吠えが少なく温和な性格のシーズーやトイプードル、しつけがしやすい賢い性格のマルチーズなどが、飼いやすいと言われています。

一人暮らしで犬を飼う際は慎重に決めることが大切!

一人暮らし 犬

犬との暮らしは、一人の生活では味わえない喜びや幸せな気持ちなどをもたらしてくれます。しかし楽しいことばかりでなく、大変なこともたくさんあります。愛犬が病気やケガをして高額な医療費がかかっても支払える経済力があるか、毎日散歩をしたり遊んであげたりする時間的な余裕があるかなどをしっかりと考え、迎え入れるかどうか慎重に決めるようにしましょう。

(参考文献)※1 ペットにかける年間支出調査(2018年)アニコム損害保険株式会社

◎ライタープロフィール
新井 絵美子 動物ライター

新井 絵美子/動物ライター

2017年よりフリーランスライターとして、犬や動物関連の記事を中心に執筆活動をおこなう。
過去に、マルチーズと一緒に暮らしていた経験をもとに、犬との生活の魅力や育て方のコツなどを、わかりやすくお伝えします。

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