magazine

健康管理 / 病気

2020.02.19

【専門家監修】犬だって口内炎になる!症状や原因を知って正しい予防をしよう

何も食べていないのに口をもぐもぐくちゃくちゃさせたり、前足で口元を掻いたりする様子を見かけたことはありますか?もしかするとそれは、口内炎のサインかもしれません。いったい口内炎とはどんな病気なのか、症状や原因を知って正しい予防策で愛犬の口を守りましょう!

Author :docdog編集部(監修:阿片 俊介/クロス動物医療センター 主任動物看護師)

この記事をシェアする

犬と口内炎|そもそも、口内炎って?

口内炎は、口の中の粘膜に炎症が起こっている状態のことをいいます。食べ物やおもちゃなどによる外傷、レプトスピラやジステンパーウイルスなどの感染症などが原因で起きるとされています。または糖尿病、肝臓病、ビタミン欠乏症などの全身疾患の症状のひとつとして表れることもあります。

犬と口内炎|痛みと不快感が大!口内炎の症状

口内炎の症状はいくつかあります。
1、口の中に赤い発疹や水疱、潰瘍ができる
2、患部から出血する
3、場合によっては微熱がでる
4、強い痛みがでる
5、口の中がねばねばする
6、口臭がきつくなる

上記のような症状に陥っている犬には以下のような動作も見られます。
1、何も食べていないのに口をくちゃくちゃする
2、前足で口元を気にして掻く
3、よだれに血がまざる
4、痛みによって、食事や水を拒むようになる

少しでも様子が変だと感じたら口の中を確認してみましょう。異常があればすぐに動物病院へ連れて行くことをおすすめします。

犬の口内炎|原因・予防策

口内炎の原因によって治療法や予防策は変わります。

レプトスピラやジステンパーなどの感染症が原因の場合

動物病院でしっかりと感染症を治療してください。ワクチン接種などで感染症予防をすることが、口内炎の予防策にもなります。

糖尿病、肝臓病など全身疾患が原因の場合

感染症と同じく、基になっている疾患を治療します。規則正しく、適度な運動と適度な食事を心がけましょう。動物病院で定期的に検診することで、病気の早期発見に繋がります。

ビタミン欠乏症が原因の場合

動物病院での食事改善指導を受け、栄養バランスの良い食事をさせましょう。手作りごはんや犬用サプリメント、専用フードなどさまざまな選択肢があります。

外傷が原因の場合

動物病院で口内洗浄を行い、抗生物質や消炎剤を使って炎症を抑える処置をしてもらいます。

日頃からできる口内炎の予防策

口内炎ができてしまう前に、普段から予防をしておきましょう。
一番大切なのは口内を清潔に保つことです。食後は歯ブラシを使って歯磨きを欠かさないようにします。歯磨きが習慣化できれば、常に飼い主さんが愛犬の口内状況を確認できることにも繋がります。
また口の中を怪我しないように、尖っていたり欠けているような危ないおもちゃはすぐに買い換えましょう。おやつに動物の骨やひづめを与えている場合には、定期的に回収して状態をチェックしてください。

犬の口内炎には|栄養バランスの良い食事におすすめの食材

犬の口内炎にはビタミンなどの栄養素も大きく関係しています。口内炎対策として意識的に摂取したい栄養素と、おすすめの食材をご紹介します。

・ビタミンB2
乳製品、ピーマンやにんじんなどの緑黄色野菜、鮭、卵黄
・ビタミンA/β-カロテン
牛、豚、鶏などのレバー、ホウレン草やにんじんなどの緑黄色野菜
・ナイアシン
豚肉、シイタケ、マイタケ、魚類

犬が食べてはいけない食材やアレルギーに注意しながら、手作りご飯やトッピングで栄養バランスを調節しましょう。または市販の犬用サプリメントや、専用ドッグフードを利用することもできます。初めてのものを与えるときには、愛犬の様子を観察して少しでも異常があればすぐ動物病院へ連れて行きましょう。

犬の口内炎は、日頃から口の中を清潔に!放置せずに気付いたら治療しよう

犬の口内炎は自然治癒ではなかなか直りません。場合によっては口内炎の原因となる、さらに別の病気を患っている可能性もあります。まずは口内炎にならないように日頃からじゅうぶんな予防をしましょう。もし口内炎になっていることに気付いたら、なるべく早く愛犬を動物病院へ連れて行ってください。

◎監修者プロフィール
阿片 俊介

阿片 俊介/クロス動物医療センター 主任動物看護師

茨城県出身。日本獣医生命科学大学を卒業し、認定動物看護師の資格を取得。 千葉県の動物病院に勤務後、動物用医薬品販売代理店にて動物病院への営業を経験。 犬とのより良い暮らしをサポートできるよう、飼い主の方の気持ちに寄り添いながら、安心して正しい情報をお伝えできるよう心がけています。

この記事をシェアする

知りたい情報を検索!