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住まい / 生活

2020.02.14

犬の介護を3つの視点で考える|穏やかな老犬生活を送るために飼い主ができること

ペットブームがやってきて早数年がたち、子犬で迎えた犬たちもシニア世代に突入しているご家庭が多いかと思います。一昔前に比べ犬たちの住環境はぐっと良くなり、予防医療や高品質な食事、適切な運動など家庭犬にとって、より理想的な生活を送ることができるようになってきています。結果、犬たちも人間同様に長寿化が進み、平均寿命も右肩上がりとなっています。愛しい愛犬と長く一緒にいられるのは嬉しいことですが、飼い主の何倍もの速さで年齢を重ねていく犬たちは、そう遠くない未来で介護が必要になってくるかもしれません。そこで今回は、犬の介護生活が穏やかであるために、3つの視点から飼い主さんができること・上手な準備の仕方などをご紹介していきます。

Author :docdog編集部

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1.愛犬の介護|トイレはどうサポートすべき?オムツ?

犬たちも年齢を重ねると筋肉が落ち、動くスピードもゆっくりとなっていきます。尿意を感じても所定の位置まで間に合わず粗相してしまうことがあるかもしれません。また、寝たきりであれば飼い主さんが気が付いてあげない限りその場でトイレをしてしまうことになります。

中には頑なに外や所定の位置に連れていくまで我慢してしまうタイプのコもいます。もちろん飼い主さんが在宅しており定期的にトイレに出してあげられるようであればそれでも構いませんが、できれば後々の双方のストレス負荷を抑えるためにもトイレシートやオムツに慣れてもらうことも考えていけるといいでしょう。

尿意を長時間我慢してしまうと膀胱炎などになりかねないため、お留守番時などもおむつで排泄ができるようになっていると安心です。最初は短時間の装着から少しづつ慣らしていきましょう。

犬用オムツの選び方は?

犬用おむつは各種メーカーから販売されていますが、サイズの規格はほとんど同じになっています。犬種や体重で選びますが、同じチワワであってもぽっちゃりさんとスリムなコではサイズが変わってきます。一番は排泄物が漏れないものを選ぶこと。胴回りなどの計測を行ってから購入することが必要となります。また尻尾を入れる穴にカバーが付いているものなど様々なラインナップがありますので、愛犬の性格や体格を見て選びましょう。

人用おむつで代用も!

犬用のおむつだけではなく、人用のおむつを代用することも可能です。犬用でしっくりくるサイズが見つからなかった場合には試してみましょう。尻尾の部分に穴を開けてあげるのをお忘れなく。人用のおむつには排泄すると色が変わっておむつが汚れたことをお知らせしてくれる線が入っています。長時間汚れたおむつをつけていると皮膚が弱い犬の場合、皮膚炎の原因になってしまいますので、交換タイミングをお知らせしてくれるのは嬉しいポイントと言えます。

2.愛犬の介護|食事で気を付けたいポイントは?

犬の介護が始まると食にも気を使いますよね。少しでも体に良いものを、少しでも消化に良いものを、そんな風に考える方も多いのではないでしょうか?加齢と共に歯肉は衰え、嗅覚も鈍ってくるため食が細くなってしまう犬もいるかもしれません。食が細いからといってやみくもに何でも挙げてしまうのではなく今までの食事を少しだけアレンジしてみましょう。

例えばドライフードを食べていたのであればお湯でふやかしてあげてみる、ウェットタイプのご飯であれば電子レンジで少しだけ温めてみる。どちらも柔らかさや香りが強調され、年老いた犬でも格段に食べやすくなります。

またお肉をトッピングしてあげてもいいでしょう。豚や牛もいいですが、近年はヘルシーで消化もいい鹿肉も注目されています。

腎臓への負担に注意しよう

犬達は年を取るとその多くが腎臓に問題を抱えることになります。 症状として出ていなくても腎臓の数値は高値を示しているケースも少なくありません。シニア期の食は例え数値が上がっていなくても腎臓に配慮したほうが安心でしょう。特にリンやナトリウムなどの含有量が多い食事は腎臓への負荷を増大し腎臓病の進行を早めてしまいます。成分にもしっかりと目を配り、負担の少ない安全な食を意識しましょう。

3.愛犬の介護|知っておきたい便利なハーネスとは?

犬のお散歩アイテムであるハーネス。首輪に比べ、体全体を支える構造なので、やんちゃな犬のお散歩などにぴったりですが、実は犬の介護にもハーネスは活躍してくれます。

まず通常のハーネスは気管や心臓に持病がある犬たちに向いています。介護中も歩ける犬であればお散歩に行く機会があると思いますが、そのような時に気管や心臓を圧迫することなくスムーズにリードで歩かせることが可能です。

また老犬用の介護ハーネスというものも販売されています。こちらは従来のハーネスより幅広に作られており、飼い主が犬を持ち上げたり移動する際に使う持ち手もついています。幅広な素材により犬の体重が分散され少ない力でも使用することができます。これにより寝たきりの大型犬でも楽に移動する事が可能となります。家族がいない時間なども介護ハーネスがあれば安心です。

お外が大好きな愛犬には・・・

どんなに体が不自由になってきてもお外が好きな犬たちは、ほんの少し外の空気を吸うだけで気分転換になるものです。飼い主さんは少し大変かもしれませんが、介護ハーネスなどを活用して毎日少しだけ外に出してあげることを心掛けてあげてください。

愛犬の介護は家族みんなで!

いかがでしたか?犬の介護は決して他人事ではありません。犬は最初の1年で20歳、それ以降は1年で4歳ずつ年を重ねていきます。大型犬では更にそのスピードは早いと言われ、あっという間に飼い主の年齢を超えていきます。犬の介護問題は愛犬家全てに平等にある問題なのです。犬も今や家族同然。介護は犬に携わっているみんなで行いましょう。限られた時間をより穏やかに過ごしてもらうには家族一丸となる事が大切です。

  • 更新日:

    2020.02.14

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