
ダルメシアンを見ると誰もがブチ模様に目を引かれるのではないでしょうか?そんなブチ模様を美しく保つにはお手入れが欠かせません。しかし、被毛のタイプをきちんと理解していないと適切なお手入れをするのも難しくなりますので、まずはダルメシアンの被毛のタイプを解説していきます。
ダルメシアンはスムースコートの犬種です。スムースコートの犬種は被毛が非常に短く、体に密着して生えています。また、被毛には適度な輝きがあり、触り心地はとてもなめらかです。
ダルメシアンはシングルコートの犬種です。アンダーコートがなく、換毛期に抜け毛が大量に発生することはありません。しかしながら、日常的には抜け毛が多く発生しますので、ご家庭を清潔に保つためには、対策が必要になります。
ダルメシアンには2種類のカラーバラエティーがあります。1つ目のバラエティがよく知られているブラック・スポット・バラエティです。このバラエティはホワイトの被毛にブラックの斑点があります。そしてもう一つのバラエティがレバー・スポット・バラエティです。このバラエティはホワイトの被毛に茶色の斑点があります。 ダルメシアンの斑点は直径2~4cmで、体中に不規則的に散らばっています。
ダルメシアンは被毛が短いため、家庭でも簡単にお手入れをすることができます。ここでは、ダルメシアンの被毛の家庭でのお手入れ方法を紹介していきます。
ダルメシアンのシャンプーは頻繁に行う必要がありません。基本は3ヶ月に1回のシャンプーで十分です。しかし、アウトドアを楽しんだ後など、被毛が汚れてしまった場合は、その都度シャンプーをする必要があります。
ダルメシアンのブラッシングは週に1回行うようにしましょう。ダルメシアンのブラシは被毛が短い犬種向きのものを選ぶようにしてくださいね。
ダルメシアンの被毛のお手入れは大切ですが、爪切りと耳掃除もとても大切なお手入れです。爪切りは月に1回、耳時掃除は1週間に1回行うようにしましょう。
ダルメシアンの被毛のお手入れは簡単なので、トリミングサロンに連れて行ったり、カットする必要はありません。しかし、トリミングサロンを利用することで、お手入れの悩みなどを相談することができます。また、家庭では難しいお手入れもサロンでお願いすることができます。場合によっては、トリミングサロンを有効活用し、ダルメシアンの被毛を美しく保てるようにしましょう。
ダルメシアンはカットの必要がありません。そのため、シャンプーメニューがおすすめです。必要に応じて爪切り、肛門しぼり、耳掃除などをお願いすることができます。
ダルメシアンは定期的にトリミングサロンへ連れて行く必要がありません。必要に応じて、家庭でのお手入れを補う形で利用するようにしましょう。家庭でのお手入れができているのであれば、1年に1回で十分です。しかし、爪切りなどをお願いするのであれば、2ヶ月に1回はトリミングサロン利用する必要があります。
ダルメシアンのシャンプーの料金の目安は5000円~8000円です。トリミングサロンによってはダルメシアンを大型犬に分類することもあるので、事前によく確認しておくようにしましょう。
ダルメシアンはお手入れによる皮膚・被毛トラブルが少ない犬種です。そのため、たくさんの対策をする必要はありません。しかし、少しの心がけで被毛をさらに美しく保つことができるので、対策方法を頭に入れておくようにしてくださいね。場合によってはお手入れの心がけが健康維持に繋がることもあります。
ダルメシアンは抜け毛が少ない犬種で、換毛期に抜け毛が劇的に増えることもありません。しかし、定期的にラバーブラシでブラッシングをすることで、死毛を取り除き、抜け毛をさらに減らすことができますよ。
ダルメシアンは耳が垂れているため、耳の状態をよく確認するようにしてください。汚れに気付かずにそのままにしておくと、外耳炎や内耳炎を引き起こしてしまう可能性があります。こまめな耳掃除を習慣にし、耳の中を清潔に保つようにしてくださいね。
ここでは、ダルメシアンの被毛について詳しく解説しました。ダルメシアンはスムースコートをしているため、被毛のお手入れが非常に簡単な犬種です。そのため、お手入れが苦手な人でもお手入れを苦に感じることは少ないと思います。ダルメシアンのお手入れをこまめに行い、チャームポイントであるブチ模様の被毛を美しく保つってあげてくださいね。
ルエス 杏鈴/犬訓練士、ドッグライター、ドッグフォトグラファー
大好きなジャーマンシェパードとドタバタな日々。いろいろなことに愛犬と挑戦するのが大好きで、ディスクドッグ、アジリティ、警察犬の訓練など様々なトレーニングに携わった経験がある。
愛犬を迎えたことを機に犬の美しさや犬との生活の魅力を伝えるべく、ドッグフォトグラファーとしての活動開始。また、ドッグトレーニングや犬との生活を活かし、2019年4月頃より愛犬家のために記事の執筆を開始。
写真や記事の執筆を通して犬が犬として幸せに過ごせる世界づくりに携わるのが目標。