magazine

お手入れ

2020.03.11

セントバーナードは抜け毛が大変!毛質の特徴、抜け毛対策、お手入れ方法とは

全犬種の中でもトップクラスの体の大きさを誇るセントバーナード。おっとりとした優しい性格や洞察力に優れている点などたくさんの魅力がありますが、抜けが多い犬種なため被毛のお手入れにはやや手間がかかります。しかし、日頃のお手入れは愛犬の健康を守るうえで欠かせないことです。そこで今回は、セントバーナードの被毛の特徴や、抜け毛対策、必要なお手入れなどについて詳しく解説していきます。

#セントバーナード

Author :新井 絵美子/動物ライター

この記事をシェアする

セントバーナードの抜け毛の理由|被毛の特徴とは?

セントバーナード 抜け毛

まずは、セントバーナードの被毛の性質や構造などを理解しておきましょう。

コートのタイプ

セントバーナードの被毛は、硬くて密度の高い短い毛が生えている「スムースコート」と、毛が長めの「ロングコート」の2種類が存在します。ロングコートは個体によって、ややウェーブがかっている場合もあります。

被毛の構造

セントバーナードの被毛の構造は、スムースコートもロングコートも「ダブルコート」です。セントバーナードは、寒冷地出身の犬であることから、外部の刺激から皮膚を守る役割をする上毛だけでなく、体温調節の機能を果たす密度の高い下毛も生えた2重構造になっているのです。

そしてダブルコートの場合は、春と秋に下毛が生え変わるので、いつも以上に大量の抜け毛が発生します。特にセントバーナードは体が大きい分、必然的に抜け毛の量も多くなります。そのため換毛期は、抜け毛のお手入れや掃除の手間がかかることを覚悟しておきましょう。

代表的なカラー

セントバーナードの毛色は、背中から脇腹にかけて途切れのない赤みを帯びたブラウンの斑や、黄色を帯びたブラウンの斑が入っているのが特徴です。なお、斑が途切れていても劣るといったことはありません。また、ブリンドルが入っている場合もあります。

セントバーナードの抜け毛対策

セントバーナード 抜け毛

お手入れの手間を軽減するために、以下の抜け毛対策をしておくとよいでしょう。

毛足の長いカーペットを使用しない

毛足が長いカーペットだと奥に入り込んだ抜け毛を取り除くのが大変なので、カーペットを敷くようであれば毛足が短いものを選ぶようにしましょう。

また、換毛期はいつも以上に部屋の掃除の手間がかかることから、その時期においてはカーペットを取り除いてフローリングの状態にすることをおすすめします。そうすることで掃除機で抜け毛が吸い取りやすくなり、掃除の負担が軽減できます。

こまめにブラッシングをして毛玉を防ぐ

抜け毛のお手入れを怠ると、抜け毛が上毛に絡まって毛玉ができてしまうこともあるので、注意が必要です。毛玉はほぐすのが厄介で、場合によってはトリマーさんにお願いしなければ整えられないといったことも少なくありません。そのため、こまめにブラッシングをして美しい被毛を保つよう心がけましょう。

セントバーナードの抜け毛対策|必要な家庭でのお手入れ

セントバーナード 抜け毛

被毛や皮膚を健やかに保つためには、お手入れが欠かせません。ここでは、家庭でのお手入れについて解説します。

シャンプー

人間と違い、犬の場合は月に1~2回シャンプーをすれば十分です。シャンプーをしすぎると必要な皮脂までもが取り除かれてしまい、皮膚が乾燥しやすくなりトラブルの原因になってしまうので注意しましょう。

シャンプーは被毛や皮膚の汚れを落とすだけでなく、抜け毛も洗い流せるので被毛の通気性向上にもつながります。そしてシャンプー後は、ドライヤーでしっかりと乾かしてあげてください。生乾きや自然乾燥にすると、細菌が繁殖しやすくなるので気をつけましょう。

ブラッシング

換毛期以外のときでも毛は抜け落ちているので、週3回程度はブラッシングをするようにしましょう。換毛期においては、毎日のブラッシングが必須です。ブラシはスリッカーブラシを使用し、毛の流れに沿って優しくブラッシングをしていきましょう。力を入れて梳かすと皮膚を傷つけてしまうので注意しましょう。

丁寧にブラッシングをして抜け毛が取り除けたら、最後にコームや獣毛ブラシで整えるときれいに仕上がります。

セントバーナードの抜け毛対策|サロンでお手入れをするのもおすすめ

セントバーナード 抜け毛

換毛期になると自然に毛が抜けていきますが、抜け切れていない死毛においては、ブラッシングで取り除けないことも少なくありません。そのため、トリミングサロンにお願いすることをおすすめします。

セントバーナードにおすすめのメニュー

トリミングサロンによっては、抜け切れていない下毛のみを除去する「レイキング」をしてくれるところもあります。レイキングをしてもらうと、少しずつ抜け落ちる抜け毛の量が大幅に少なくなるので、お手入れの手間が楽になります。また、被毛の通気性もよくなり体温調節がしやすくなるほか、皮膚病の予防にもなります。

頻度の目安

レイキングの頻度は、抜け切れていない死毛の量や毛の長さによって異なりますが、月に1回程度が好ましいと言われています。溜まっている抜け毛の量が多いと1回のレイキングでは取り切れないこともあるので、トリマーさんと相談して次回いつ行えばよいのか決めるとよいでしょう。

料金の目安

セントバーナードにおけるレイキングの料金の相場は、5,000円ぐらいです。基本的に体の大きさに応じて料金が設定されているので、セントバーナードの場合は、小・中型犬よりも料金がかかります。

また、トリミングサロンによっては、レイキングがオプションメニューになっており、シャンプーとセットにして行ってくれるところもあります。その場合の料金の相場は20,000円前後です。

セントバーナードを迎える前に|抜け毛のお手入れについて理解しよう

セントバーナード 抜け毛

飼いやすい犬かどうかは性格面などだけでなく、お手入れの手間がどのくらいかかるのかなども大きく関係しています。セントバーナードは抜け毛が多い犬種なので、被毛のお手入れをしっかりとしてあげられるか、なども考慮してから迎え入れるようにしましょう。

◎ライタープロフィール
新井 絵美子 動物ライター

新井 絵美子/動物ライター

2017年よりフリーランスライターとして、犬や動物関連の記事を中心に執筆活動をおこなう。
過去に、マルチーズと一緒に暮らしていた経験をもとに、犬との生活の魅力や育て方のコツなどを、わかりやすくお伝えします。

  • 公開日:

    2020.02.22

  • 更新日:

    2020.03.11

この記事をシェアする