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犬種図鑑

2020.02.20

ピンシャーはどんな性格?勇敢さと優しさを併せ持ったコンパニオン・ドッグ

筋肉質の体格に均整の取れたスタイルを持つピンシャーには、勇敢で俊敏そうなイメージがあります。ブラックを基調とした毛色とその風貌から少し気難しそうな性格にも思えますが、コンパニオン・ドッグとして非常に優れている犬種なのです。
ここで言うピンシャーとは中型犬の部類に入るジャーマン・ピンシャーのことですが、その性格的特徴からしつけの仕方・遊び方までをご紹介していきましょう。

Author :明石則実/動物ライター

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ピンシャーはどんな性格?歴史から紐解く特徴

ピンシャー 性格

ピンシャーは人間とどのように共存してきたのでしょうか。その性格を中心に、活躍の歴史や特徴を説明していきますね。

その活躍の歴史とは?

今回紹介するジャーマン・ピンシャーの他にも、同じ血統として大型のドーベルマンや小型のミニチュア・ピンシャーが挙げられます。実はこれらの犬種は、ジャーマン・ピンシャーが土台となって派生したものです。

ピンシャーの原産国はドイツですが、二度に渡る世界大戦の結果その数が激減して絶滅の危機が訪れたことがあります。そこで一般の愛好家が中心となって純血種のオスを4頭探し出し、メスの1頭は当時反目し合っていた東ドイツから密輸したと言われています。そうして掛け合わされた結果、これまで種が保存されているという歴史があります。
そして現在では、番犬や家庭犬として広く愛されるまでになりました。

ピンシャーの得意なこと

陽気で活発、何事にも物怖じしない性格で、生来の賢さと忍耐強さを併せ持っているため家庭犬として非常に優れています。
また使役犬としても優秀で、訓練次第ではレスキュー犬や護衛犬、スポーツドッグになれる気質を持っていますね。警戒心が強い傾向があるので番犬としての適性もあります。

ピンシャーの苦手なこと

小型のミニチュア・ピンシャーに比べて、性格は若干クセがあり、自我を通す傾向にあります。
警戒心が強いため、しつけや訓練を欠かすことはできませんし、高い狩猟本能を持っているのでドッグランなどへ行った際は、他の小型犬を追い回すこともあるかも知れません。

忍耐強いといっても、日々の運動量が少ないとストレスを溜めやすい傾向にあるため、ストレスが溜まると破壊的になったり、おもちゃなどを誤飲してしまうこともあるため注意が必要です。

ピンシャーの性格を踏まえた上手なしつけ方法

ピンシャー 性格

生来賢く物覚えが良いため、しつけにはさほど困らないでしょう。ただし縄張り意識が強いため、子犬の頃からきちんとした訓練は必要です。無駄吠えさせないことや、早くから他の人や犬に慣れさせるなど警戒心を抑えることが大切です。

15~20キロある中型犬ですから力は強いと言えます。散歩の際にはきちんとリーダーウォークを取るなどして引っ張らせないようにしましょう。

ピンシャーの性格を活かした遊び方

ピンシャー 性格

運動量が豊富な犬種ですから、最適な遊び方はたくさん動き回ることができるボール遊びでしょう。屋外でボールを遠くへ放り投げて「持って来い!」と指示をすると喜んでボール遊びに興じます。
ただし遊びが高じて興奮すると、跳ね回ったり飛び掛かったりすることもあるのでテンションのコントロールには注意は必要です。

ピンシャーの性格や身体能力はドッグスポーツ向き

ピンシャー 性格

ピンシャーは様々なドッグスポーツやアジリティに対して適性があります。その優れた運動能力を生かしてハードルやロングジャンプ、スラロームなどの障害を難なくクリアしていきますし、ハンドラーさんの指示に対しても的確に反応します。
また狩猟本能を生かした狩猟競技や、水に対しても物怖じしないウォーターダイビングやドッグサーフィンなどをこなせる能力も持っていますね。

ピンシャーの性格に合った環境づくり

ピンシャー 性格

ピンシャーと共に暮らしていける快適な環境づくりはとても大切なことです。ピンシャーの性格や特性をよく理解した上で、ストレスが溜まらないような居住環境を構築するべきでしょう。

具体例としては、被毛がスムースコートで短いため寒さに弱い犬種です。外出時など適度に服を着せてあげるなどした方が良いですし、真冬の夜間は室内でも凍えるほどです。寒くならないようケージに毛布を敷いておくなど寒さ対策は必要ですね。
また運動量を必要とするために1日2度の散歩は欠かせません。また太りやすい傾向にありますから、フードやおやつの与えすぎにも気を付けたいところです。

ピンシャーの性格を理解して幸せな時間を過ごそう

ピンシャー 性格

きちんとした訓練としつけができれば、たいへん飼いやすい犬種だと言えるでしょう。その陽気で活発な性格は家族みんなを幸せにするでしょうし、共に暮らしていく良きパートナーとしての資質は十分に持っているのです。

◎ライタープロフィール
明石則実 動物ライター

明石則実/動物ライター

フリーライターとして動物関連や歴史系記事の執筆を多数おこなう。柴犬と暮らす傍ら、趣味の旅行や城めぐりで愛犬と駆け回る週末。
愛犬家の皆さんにとって、お悩みを解決したり、有益な情報を発信することを心掛けています。

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