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犬にまつわる雑学

2020.02.22

「柴犬」の正しい読み方は?|しばけん?しばいぬ?どっちが正式なの?

「柴犬」の読み方に疑問を感じた事はありませんか?「しばけん」と読む方もいれば「しばいぬ」という方もいらっしゃいます。一体、どちらが正式なのでしょうか?
今回は「柴犬」の正式な読み方をご紹介し、皆さまのもやもやをスッキリさせたいと思います!

#柴犬

Author :Qt/家庭犬トレーナー、ドッグシッター、ペットロスケアアドバイザー

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柴犬の読み方|「しばけん」と「しばいぬ」どちらが多数派?

柴犬 しばけん しばいぬ

筆者がお散歩の途中で愛犬家の方たちとお話をしていると、年代が上の方は比較的「しばけん」と呼んでいる方が多いように感じます。
確かに、昔は「しばけん」という呼び方をする人が多数派を占めていたというイメージもあります。ただ、最近の流れでは「しばいぬ」派が増えてきたなと感じます。
一方で、獣医の先生やドッグトレーナーの方などの犬に対する知識のある方とお話をすると「しばいぬ」と呼んでいる方が圧倒的に多いという印象を受けます。

ちなみに「秋田犬」は

「柴犬」と同じように、読み方に迷う日本犬はほかにもあります。「秋田犬」や「土佐犬」です。
NHKが平成2年に首都圏在住の16歳以上の男女に行った調査によると、「秋田犬」を「あきたけん」と呼ぶ人はなんと95%もいたという結果が出ています。
そのため、NHKでは正式な読み方である「あきたいぬ」と多数の方が読んでいる「あきたけん」どちらの読み方もOKという対応をしているようです。

柴犬の正しい読み方|漢字の読み方の法則から読み解いてみると

柴犬 しばけん しばいぬ

漢字には、音読みと訓読みがありますよね。私たちは学校で、熟語の最初の文字を音読みで読んだら次の文字も音読みで、また最初の文字が訓読みの場合には同じように次も訓読みで読むという原則を習ったと思います。
その法則に従うと、「柴犬」の読み方は「しばいぬ」もしくは「サイケン」になります。
あれ?「しばけん」にはなりませんね?

法則に反して「しばけん」読みが多い理由

ここからは推測の域を出ない議論ですが、「しばけん」呼びが多い理由の1つに呼びやすさや馴染み深さが関係しているのではないのかなと思います。
「〇〇けん」という読み方をする代表的な犬種として「甲斐犬」「紀州犬」などがありますが、犬種以外にも例えば「警察犬」や「盲導犬」などの作業犬も「〇〇けん」という読み方をしますよね。
そのため、私たちの普段の生活の中で「〇〇けん」を使う機会も多く、またゴロも良く呼びやすいことから「柴犬」も「しばけん」と呼ぶ人が多くなったという推測ができるのではないでしょうか。

柴犬の読み方|専門団体の登録名は?

柴犬 しばけん しばいぬ

ジャパンケネルクラブに「柴犬」は、「柴」と登録されています。読み方も「しば」ととてもシンプル。
ですが、アメリカンケネルクラブに登録されている柴犬の登録名を調べてみると、なんと「Shiba-Inu」となっています。

また公益社団法人日本犬保存会によると、柴犬の読みがなはこちらも「しばいぬ」となっていました。

これは、いよいよ「しばいぬ」説が有力になってきたようです。

それで、柴犬の読み方の正解は?

柴犬 しばけん しばいぬ

最後に「柴犬」の正式な読み方をお伝えします。

柴犬は1936年に国の天然記念物に指定されました。そのデータを文化庁のホームページで確認すると、ふりがなは「しばいぬ」になっています。 つまり、「柴犬」の正式な読み方は「しばいぬ」という事が証明されました。

柴犬の正式な読み方は「しばいぬ」

柴犬 しばけん しばいぬ

「柴犬」の読み方は「しばいぬ」が正式だという事がわかりましたが、じゃあ「しばけん」と読んではいけないの?というと必ずしもそうではありません。
パソコンなどで「しばけん」と入力して漢字変換をしても「柴犬」がちゃんと出てきますし、普段の会話でも相手にきちんと伝わるほどメジャーな呼び方でもあります。
あくまで正式な読み方は「しばいぬ」ですが、「しばけん」と読んでも特に問題はないので、読み方にこだわることなく柴犬たちを思い思いに呼んでかわいがってあげてくださいね。

▼下記の資料を参考に執筆しました
(1)文化庁
(2)ジャパンケネルクラブ
(3)アメリカンケネルクラブ
(4)公益社団法人日本犬保存会

◎ライタープロフィール
Qt 家庭犬トレーナー

Qt/家庭犬トレーナー、ドッグシッター、ペットロスケアアドバイザー

動物愛護の中間支援団体での活動を経て、より多くの人と動物の幸せな生活を支えるお手伝いができればと、家庭犬トレーナー1級やペットロスケアアドバイザーなど複数の資格を取得。
シニア期にさしかかった2匹の愛犬とのゆったりとした幸せな日々に感謝しながら、今日も仕事とライティングのWワークに励みます。

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