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犬種図鑑

2020.02.18

オーストラリアン・シルキー・テリアを知ってる?歴史から性格、身体の特徴まで

テリア種はもともとイギリスやアイルランドが原産で、小動物の狩りで活躍していた犬種のため勇敢で警戒心が強い性質を持っています。オーストラリアン・シルキー・テリアも例に漏れず、そのかわいい見た目とは裏腹に芯が強い部分を引き継いでいる犬種です。
今回は、そんなオーストラリアン・シルキー・テリアの歴史や特徴、性格などを解説します。

Author :明石則実/動物ライター

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オーストラリアン・シルキー・テリアの歴史について

オーストラリアン・シルキー・テリア

小型犬の部類に入るオーストラリアン・シルキー・テリアの見た目は、少しヨークシャー・テリアに似ていませんか?
それもそのはず。オーストラリアン・シルキー・テリアは、ヨークシャー・テリアの血を引いているのです。まずはその歴史から紐解いていきましょう。

オーストラリア生まれの愛玩犬

19世紀の終わり頃に、当時はまだイギリスの植民地だったオーストラリアでオーストラリアン・シルキー・テリアは生まれました。
移住民たちが持ち込んだオーストラリアン・テリアとヨークシャー・テリアを交配させ、愛玩目的で作出されたのがオーストラリアン・シルキー・テリアです。
その場所がシドニーだったことからシドニー・テリアとも呼ばれ、やがて1950年代にはアメリカを経てヨーロッパへと広がっていきました。

日本にも紹介されたオーストラリアン・シルキー・テリア

1955年に犬種名が正式にオーストラリアン・シルキー・テリアと呼称されるようになり、スタンダードの細部も改められました。
現在では原産地のオーストラリアだけでなく北アメリカでも人気があり、家庭向きの愛玩犬として有名になっています。
また登録頭数は少ないものの、戦後しばらくしてから日本にも流入していました。見た目が似ているため、当時はヨークシャー・テリアとして紹介されていたそうでですが、現在では年間数頭程度が日本国内で登録されています。

オーストラリアン・シルキー・テリアの身体的特徴は?

オーストラリアン・シルキー・テリア

次にオーストラリアン・シルキー・テリアの身体的特徴を見ていきましょう。
愛玩犬らしい気品あふれる外見や被毛について解説していきますね。

オーストラリアン・テリアの血統を引き継いだ外観

体の大きさは、オス・メスともに体高は23センチ程度、体重は4キロくらいです。
元来は猟犬だったオーストラリアン・テリアの血統を引き継いだような引き締まった体つきと、家ネズミを退治することに特化した低いスタンスを併せ持っています。

頭部は適度に長くV字型に直立しています。また耳は小さくて、目はよく見ると鋭く、洞察力にあふれたような眼差しですね。やはり見た目のかわいらしさとは違うテリアらしい一面を感じられるでしょう。

ヨークシャー・テリアの血統を引き継いだ優雅な被毛

愛玩犬らしい上品で優雅な被毛を持つことも、大きな特徴の一つです。
やはりシルキーと名が付くだけあって、その被毛は長くて手触りが良く、まるで絹糸のように美しい光沢があるのです。

毛色はブルー&タン又はグレー・ブルー&タンで、濃い色ほど好ましいとされています。成長するにつれてブルーの度合いが濃くなっていくとのこと。

美しい毛並みであるがゆえに毎日のブラッシングが欠かせず、トリミングもかなりの頻度でおこなう必要があります。気候に応じてサマーカットのように短く切ることもあるようですね。

オーストラリアン・シルキー・テリアの性格は?飼いやすい?

オーストラリアン・シルキー・テリア

テリア犬の側面を持ちつつ、愛玩犬として愛されてきたオーストラリアン・シルキー・テリア。その性格とはどのようなものなのでしょうか?

性格はかなりのやんちゃ。しつけによって良いパートナーに

元来が小動物を狩る猟犬だったテリア犬だけに、その性格はかなりのやんちゃ。
攻撃本能が旺盛で、見知らぬ人や犬に対してはかなりの警戒心を抱きます。行動力や独立心も強いため、ペット初心者だとちょっとハードルが高いかも知れません。

その反面、きちんとしつけさえ出来れば従順で指示によく従い、良きパートナーとなることでしょう。

散歩もボール遊びも大好きなオーストラリアン・シルキー・テリア

体は小さいながらも運動が大好きな犬種ですから、毎日の散歩は最低でも30分程度は必要です。
また、野外のドッグランや屋内でもできるボール遊びは、大好きなアクティビティだと言えるでしょう。散歩の時のリーダーウォーク共々、しつけの一環として取り入れることが望ましいと言えますね。

意外に飼いやすいオーストラリアン・シルキー・テリア

オーストラリアン・シルキー・テリア

テリアらしい気性を受け継ぎ、少々やんちゃな性格でも知られたオーストラリアン・シルキー・テリアですが、最近は交配によって徐々に和らぎ、非常に飼いやすい犬種としても知られるようになりました。
ヨークシャー・テリアよりも少し大きい程度ですから、日本でも今後は飼う方が増えていくかも知れませんね。

◎ライタープロフィール
明石則実 動物ライター

明石則実/動物ライター

フリーライターとして動物関連や歴史系記事の執筆を多数おこなう。柴犬と暮らす傍ら、趣味の旅行や城めぐりで愛犬と駆け回る週末。
愛犬家の皆さんにとって、お悩みを解決したり、有益な情報を発信することを心掛けています。

  • 更新日:

    2020.02.18

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