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犬種図鑑

2020.02.18

イタリアン・コルソ・ドッグとは?歴史や性格、特徴を解説

イタリアン・コルソ・ドッグという犬種を聞いたことがありますか?がっしりとした身体つきで凛々しい立ち姿のこの犬は、日本では珍しい犬種であり、日常生活の中で遭遇することはまずないと考えられます。ここでは、イタリアン・コルソ・ドッグの歴史や特徴についてご紹介します。

Author :江野 友紀/認定動物看護士

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イタリアン・コルソ・ドッグの歴史

イタリアン・コルソ・ドッグ

日本ではあまり知られていないイタリアン・コルソ・ドッグ。どのような歴史があるのでしょうか。

イタリア生まれの「守護者」

イタリアン・コルソ・ドッグの原産国はイタリアで、直接の祖先は古代ローマのモロシア犬ということが判っています。以前はイタリア全土に存在していましたが、現在は南イタリアのアプリア地方とその隣接地区で普及しています。イタリアン・コルソ・ドッグの名前は、農家の保護や守護する者を意味するラテン語である「cohors(コールス)」から由来しています。かつては護衛犬や、闘犬としての役割を担っていました。

別名は「カネコルソ」

JKC(ジャパンケネルクラブ)ではイタリアン・コルソ・ドッグの名で登録されているこの犬種ですが、海外では「カネコルソ」の呼び名が一般的なようです。2009年にはUKC(ユナイテッドケネルクラブ)に「カネコルソ・イタリアーノ」、2010年にはAKC(アメリカンケネルクラブ)に「カネコルソ」として公認されています。

イタリアン・コルソ・ドッグの特徴

イタリアン・コルソ・ドッグ

イタリアン・コルソ・ドッグの外見的な特徴をご紹介します。

体格

中型から大型に属する犬種です。特徴的な引き締まった強靭な筋肉をもち、足は太く長く、全体的にがっしりとした身体つきです。
オスの体高は64~68cm、体重は45~50kgで、メスの体高は60~64cm、体重は40~45kgです。
耳は垂れ、長い尻尾をもちますが、断耳してピンと立たせたり、短く断尾することがあります。

被毛

毛質は艶のあるスムースコートで、お手入れはラバーブラシや獣毛ブラシを使用し皮膚をマッサージするようブラッシングします。
カラーはジャパン・ケネル・クラブ(JKC)に於いてはブラック、リード・グレー(鉛色)、ストレート・グレー、明るいグレー、明るいフォーン、ダークフォーン、スタッグ・レッド、ブリンドルが認められています。中でもブラックは人気が高く、イタリアン・コルソ・ドッグでは最も多く見られます。

イタリアン・コルソ・ドッグの性格

イタリアン・コルソ・ドッグ

勇猛果敢な性格で、知的で賢く、刺激に対して素早く反応します。家族に対しては優しく愛情深いですが、見知らぬ人には強い警戒心を抱きます。理由なしに相手を攻撃するような性格ではありません。

飼育する上での注意

知能が高いため、飼い主には強いリーダーシップが必要です。何かあった際に、初心者にイタリアン・コルソ・ドッグを制御することは難しいでしょう。また、がっしりとした体格で強靭な筋力をもつため、女性では力で負けてしまうかもしれません。闘犬としても活躍していた犬種なので顎の力も強く、咬傷事故には特に注意しなければなりません。
幼少期からしっかりとしつけの訓練をし、信頼関係を築くことが大切です。

イタリアン・コルソ・ドッグは上級者向きな犬

イタリアン・コルソ・ドッグ

イタリアン・コルソ・ドッグは身体が大きく力が強いため、十分しつけをする必要があります。知能も高く、管理が行き届かないと事故にも繋がりかねないので、上級者向きの犬と言えるでしょう。日本では珍しく数の少ない犬種なので、飼育するにはブリーダーから入手することにはなりますが、まずはイタリアン・コルソ・ドッグの特徴や管理方法を十分に勉強してから、本当に責任を持って生涯飼いきれるか検討するようにしましょう。

◎ライタープロフィール
江野友紀 認定動物看護士

江野友紀/認定動物看護士

地域密着型の動物病院にて、動物看護士として14年ほど勤務。看護業務の合間にトリミングもしています。
ドッググルーミングスペシャリスト、コンパニオンドッグトレーナーの資格を保有。
普段の仕事では、飼い主様の様々な疑問や悩みを解消できるよう、親身な対応を心掛けています。
ライターの仕事を通して、犬と人が幸せでより良い生活を送るためのお手伝いさせていただきたいです。

  • 更新日:

    2020.02.18

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