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連載 / ブログ

2020.02.07

連載|シニアの愛チワワ|vol.12

君がそこにいる幸せ。テーブルの上には夢がある

食事をしていると、のぞきにくる愛犬。おいしい匂いがしたり、おいしいものが出てきたり、愛犬にとってテーブルの上は夢がある場所なのだと思います。
歳を重ねても、愛犬はテーブルの上にあるものが大好きです。とくに「あれ」があるときは今でも大興奮をします。そんな愛犬のテーブルの上にまつわるエピソードのお話です。

#シニアの愛チワワ

Author :只野 アキ/ドッグライター

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何を食べているの?

食事をしていると、どこからともなく現れ、こちらを見上げる愛犬。
愛犬の好みは分かりやすく、焼いた肉や魚には興味がありますが、スープや蕎麦などがテーブルに乗っているときは現れません。

テーブルと私の顔を交互に見る愛犬。食事を肉料理にするときは、私が食べる味を付けた肉と、愛犬が食べる味がない肉の2パターンを用意します。

「さっきまで、同じものを食べていたでしょ?」自分の分はきれいに食べてしまい、今度は私の夕食を欲しがる愛犬。「あれはおやつです。そのお肉が夕食です」とでも言いたいのでしょうか。

まんまるな目で、ターゲットの肉がまだ残っていることを確認し、熱い視線をこちらに向ける愛犬。「味がついているからだめ」と言いながら、少しだけちぎってお湯で調味料を流し、愛犬に分けてしまう駄目な飼い主の私。
愛犬がテーブルの上へ夢を膨らませるのは、これが原因なのでしょう。

食べたいけれども我慢です

愛犬がまだ若い頃のお話です。
テーブルの上から愛犬が食べ物を盗み食いすることはないのですが、念のため「盗み食い防止」のトレーニングをしました。

愛犬とできるだけ近くで生活をしたいと思い、椅子はソファーとパソコンの前のオフィスチェアのみにしています。食事はローテーブルを使っているため、後ろ足で立つと簡単にテーブルの上のものが取れます。

テーブルの上にわざとジャーキーを置き、観察開始です。じっとジャーキーを見つめる愛犬。愛犬が取ろうとすると「いけない」という合図をだします。愛犬が座って待っていたら、褒めてご褒美をあげます。

その結果、テーブルの上にあるものが欲しいとき、私の近くやテーブルの近くでお座りをして、こちらを見つめるようになりました。

やきとりが大好きです

愛犬が大好きな「あれ」。「あれ」がテーブルの上にあるとき、愛犬の様子はいつもと違います。そわそわし、鼻をスンスン鳴らして「あれ」の匂いを激しく確認します。

そうです、「あれ」の正体とは、犬たちを魅了してやまない「やきとり」です。

人間が食べてもおいしいのですから、肉が大好きな愛犬が黙っているわけがありません。
愛犬が特に好きなのは「すなぎも」です。すなぎもの串を食べようとすると、「すなぎも!ちょうだい!」と、愛犬の声が聞こえてきそうなくらい、熱い視線でこちらを見てお座りをします。

やきとりはおいしいはずなのに、愛犬にあげられず、罪悪感でいっぱいの私。やきとりを食べる日は、愛犬用にすなぎもの肉を買ってきて、焼いてあげるようになりました。

テーブルの上には今も夢がある

歳を重ねた今も、変わらず愛犬はテーブルの上に夢を抱えているようです。
私が食事をしていると、じっとこちらを見つめる愛犬。「そんな顔で見られたら、あげたくなるでしょ?」

からっぽになったフードボウルと愛犬。食欲があり、愛犬が元気でいてくれいるのは、とてもうれしいことです。
いつまでもこのまま「食べたい」という欲、「テーブルの上の夢」を持ち続けてもらいたいと願う毎日です。

◎ライタープロフィール
只野 アキ ドッグライター

只野 アキ/ドッグライター

犬の素晴らしさを皆様にお伝えし、犬を手放さない社会の実現を目指すドッグライターです。
家庭犬ドッグトレーナーとして、トレーニングやイベント運営を経験。愛犬の病気をきっかけにトレーナー業は休止し、現在はドッグライターとして活躍中。
趣味は犬とたわむれること。愛犬との生活が豊かになる情報や、皆様のこころがほんのりと温かくなるような記事をお届けします。

  • 更新日:

    2020.02.07

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