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犬にまつわる雑学

2020.01.04

もののけ姫に登場する山犬のモデルは?モロを演じた声優はあの人!

1997年の公開以来、現在もなお愛され続けているスタジオジブリ作品「もののけ姫」。登場人物の中でも圧倒的な存在感を見せたのが、威厳と慈悲深さを持った「山犬」です。今回は、愛すべき犬たちにちなんだ番外編として、山犬のモデルとなった存在や山犬の親「モロの君」に命を吹き込んだ声優などについてご紹介していきます。

Author :docdog編集部

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もののけ姫に登場する犬神のモデルとは?

もののけ姫 犬

もののけ姫には、主人公「サン」の育ての親である犬神(山犬)「モロの君」と、その実子2頭が登場します。「犬」とついていることから、何かの犬種がモデルになっていると思っている方もいるかもしれませんが、そもそも山犬とは、動物学上においてニホンオオカミのことを言います。そのため、もののけ姫の犬神一族は、ニホンオオカミがモデルになっています。

神として崇拝されていたオオカミ

古代の日本では、山間部を中心としてオオカミは、山の神として崇拝されていました。というのも、農耕民族である日本人にとって、イノシシやシカに田や畑を荒らされると生活が成り立たなくなりますが、オオカミはそれらの動物を食べ、結果的に農作物を守ってくれていたことから、山の神として崇拝されていたのです。

よってもののけ姫の中で、山犬が単なる「犬」ではなく、森の神の一員として存在するのも納得ではないでしょうか。

サンに寄り添う山犬の兄弟の名前は?

もののけ姫 犬

もののけ姫に登場する山犬の親犬は「モロの君」として呼ばれていますが、モロの子の山犬の兄弟には、特に名前は付けられていません。

名前の設定がなくても大切な存在として描かれている

一般的に、名前が付いていない登場人物は、あまり注目を浴びない設定であることが多いですが、常にサンに寄り添い彼女を守っている山犬の兄弟の姿は、とても印象的で大切な位置付けになっています。

サンがサルの一族のショウジョウに、シシ神の森の生命を奪われて森が滅びても、サンは人間だから平気と侮辱されるシーンがありますが、ショウジョウに対して怒りがこみ上げた山犬の兄弟は、「その首、噛み砕いてやる!!」と飛びかかろうとします。

人間を嫌いながらも、人間であるサンを山犬一族として受け入れ、本当の兄弟として生きてきた絆や慈悲深い気持ちなどが、モロの君と同様に実によく描かれています。

山犬「モロの君」を演じた声優は?

もののけ姫 犬

迫力があり、圧倒的な存在感のある山犬「モロの君」を演じたのは、歌手や俳優、演出家など、多彩な才能の持ち主として知られている美輪明宏さんです。

もののけ姫の制作段階において、宮崎駿監督は山犬のキャラクターを、「自然の側に寄り添う正義の存在だけにしたくない」と考えていました。自然は凶暴さや残忍さを持っていますが、同時に優しさも持っています。そのため、シシ神の森を守っている山犬一族は、そのような複雑で奥深さを持っている存在にしたかったそうです。

そんな監督の要望を受け、美輪明宏さんは慈悲深さや威厳さ、神聖さを持つモロの君を見事に演じきりました。モロの君のセリフには、サンへの深い愛情や人間への嫌悪の気持ちが実によく表れています。並外れた表現力を持つ美輪明宏さんだからこそ、あのモロの君が誕生したと言っても過言ではないでしょう。

山犬のセリフにも注目してもののけ姫をより楽しもう!

もののけ姫 犬

もののけ姫は公開から20年以上経っており、すでに何回も観たことのある方も多いかと思います。山犬のセリフにはどんな魂やメッセージが込められているのか、改めて意識して観るとより深く楽しめることでしょう。

なお、動画配信サービスのニコニコ動画で、山犬の声を吹き込む美輪明宏さんの圧巻の演技姿を見ることができます。興味のある方は、ぜひチェックしてみてください!

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