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お出かけ / 遊び

2020.01.18

雪まつりは犬連れで参加しても大丈夫?雪道や人混みでの注意点と合わせて解説!

いよいよ冬本番を迎え、雪の季節になりました。冬の風物詩である雪まつりも、北海道や東北地方を中心に、各地での開催が予定されています。雪まつりに展示される見事な雪像を、愛犬と一度は見に行ってみたい!と考えている方も多いのではないでしょうか?ここではそんな方のために、犬と一緒に参加するという視点に立って「雪まつり」について考えてみました。

Author :西村 百合子/ホリスティックケア・カウンセラー、愛玩動物救命士

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雪まつりとは?

雪まつり 犬連れ

そもそも雪まつりとはどういうものなのでしょうか?「雪まつり」と言えば、北海道・札幌で開催される「さっぽろ雪まつり」が有名なこともあり、雪像展示のイメージが強いですが、調べてみると雪の季節に行う自治体単位のお祭り全体を指した、かなり漠然としたものというのが分かりました。そこで、シンプルに名前に“雪まつり”と謳われているイベントを雪まつりとして話を進めることにします。

人気は「十日町雪まつり」と「さっぽろ雪まつり」

日本各地に雪まつりは古くからありますが、現代版の雪まつりは新潟県十日町市での「十日町雪まつり」と、北海道札幌市での「さっぽろ雪まつり」が、同じ1950年に開催されたのが最初です。いずれも現在まで続いており、メイン会場だけではなく街中に複数の会場が点在し、それぞれで雪像展示をはじめさまざまなイベントが行われるという形態です。この2つの雪まつりには、国内に留まらず、海外からも多くの観光客が訪れるほどの人気となっています。また犬の飼い主にも話題で、犬同伴で雪まつりを訪れる方が増えています。

犬同伴で雪まつりに行くときの注意点

雪まつり 犬連れ

惹き付けられる魅力がたくさんある雪まつりですが、犬同伴で行くときにはかなり多くのことに注意する必要があります。実際に、犬同伴が問題視されている雪まつりも出てきているのです。また、犬にとってもストレスを感じることなく、楽しむことができるのかも考える必要があります。まずは、絶対に守ってほしいマナーと注意点についてご紹介します。

入退場までの往復の移動が最初の大きな注意点

日常散歩の延長で行かれるような近場の雪まつりの場合は気軽に参加できますが、ほとんどの雪まつりは遠く離れた場所で開催されています。車、電車、飛行機といった移動の手段や移動時間、気温変化(飛行機では荷物室のため氷点下)などは、犬にとって大きな環境ストレスとなる場合があるので注意が必要です。また、雪まつりの会場は広域に点在していることが多く、駐車場から会場まで寒さと雪のなかをかなりの距離を歩いたり、シャトルバスの利用(犬同伴可か否かも注意が必要)が必要なケースも考えられます。まずは、交通手段をクリアした上で、雪まつりを訪れるようにする必要があります。

会場ではいつもより数レベル上のマナーを心がける

雪まつりの会場は、雪と寒さに覆われた混雑した雑踏です。人混みでの犬同伴経験があっても、白い雪に排泄物は景観を損ねるといった雪まつりの特殊性が加わるため、雪まつり会場ではマナーにはいつも以上に注意を払う必要があります

雪と寒さへの万全な対策が必要

移動中や会場内をとわず、万全な雪と寒さへの対策が必須となります。雪まつりの場合は寒さだけでなく、防水に防汚、雪玉対策が必要のため、レインウェアや防寒ウェア&ブーツ、濡れて汚れた身体を拭くタオル類、グルーミンググッズなどは忘れないようにしましょう。

飲食店のチェックも忘れずに

雪まつり会場で終日過ごす場合は、犬同伴可能な飲食店があるかどうかのチェックも事前にしておきましょう。犬が同伴できる飲食店がない場合の対策も考えておく必要があります。

犬連れで行ける雪まつり3選

雪まつり 犬連れ

雪まつりならばどこでも犬同伴可能とは限りません。また複数会場の雪まつりでは、一部同伴制限している会場もあるため、犬同伴可能エリアであるかどうかの最新情報を必ず前もって調べるようにしましょう。

日本の雪まつりの代名詞「さっぽろ雪まつり」/北海道札幌市

1950年に始まったさっぽろ雪まつり。地元の中・高校生が6つの雪像を大通公園に設置。その他、雪合戦、カーニバルなどを合わせて開催し、5万人という予想以上の大人気を博しました。それ以後、札幌市民に完全に定着し、昨年(2019年)の第70回では今までの最高観客数2,737,000人を数え、日本のみならず世界中から観客が訪れるほど盛況です。

会場は大通会場、すすきの会場、つどーむ会場の3会場。市の中心部の大通公園を使う大通会場は、迫力のある大雪像やスケートリンク、グルメ、イベント、コンテンツが豊富でプロジェクションマッピングは大人気となっています。

すすきの会場は「氷を楽しむ」がテーマ。幻想的な氷像が立ち並び、実際に氷像に触れられるふれあい広場、イルミネーションロード、温かい飲み物が飲めるアイスバーなどがあり、撮影会などの催しが繰り広げられます。

市のスポーツ交流コミュニティドーム、通称“つどーむ”が名前についたつどーむ会場は、すべり台やスノーラフトなど、子供から大人までが雪と触れ合えます。施設内屋内スペースでは、大休憩所や飲食ブース、子どもが遊べるアトラクションなどが楽しめます。

「さっぽろ雪まつり」情報

・開催期間:2020年2月4日(火)~2月11日(火・祝)、つどーむ会場は1月31日(金)~2月11日(火・祝)
・開催時間:ライトアップは大通会場/22:00まで、すすきの会場/23:00(最終日は22:00まで)までで、つどーむ会場の開催時間は9:00~17:00
・開催場所:大通公園は中央区大通西1丁目~西12丁目、すすきの会場は南4条通から南7条通までの西4丁目線(駅前通り)市道、つどーむ会場は東区栄町885-1
・入場料:全会場無料

400年以上の歴史を誇る、その名も「犬っこまつり」/秋田県湯沢市

名称に雪まつりという言葉はありませんが、“犬っこ”と銘打たれ、内容もドッグフレンドリーなおまつりです。犬っこまつりは、約400年続いていると言われる秋田県南部の湯沢地方の民俗行事です。“犬っこ”とは米粉で作った犬や鶴、亀の供え物のことで、1年の無事を祈念したことが始まりです。今では雪で作った犬っこ神社や犬っこの像など大小の雪像が夜間はライトアップされて展示され、花火、郷土物産展示即売会、南家佐竹太鼓演奏、どんど焼き、愛犬祈願祭、キャンドルイベントなど、多彩なイベントが行われています。

2019年は、愛犬家用駐車場まで用意され、期間中約170,000人の来場者と約500匹の犬が訪れる一大イベントとなっています。

「犬っこまつり」情報

・開催期間:2020年2月8日(土)~2月9日(日)
・開催時間:10:00~21:00(土)10:00~19:00(日)
・開催場所:湯沢市総合体育館周辺特設会場(メイン会場) 、湯沢市中心商店街(サブ会場)
・入場料:無料

現代版雪まつりの元祖と言われる「十日町雪まつり」/新潟県十日町市

十日町雪まつりは、さっぽろ雪まつりと並んで最も歴史ある現代版の雪まつりとなります。また、最初に住民主体で行ったことから、“現代雪まつり発祥の地”とも言われています。見どころは市民手づくりの「雪の芸術作品」、全26カ所に開設される「おまつりひろば」、音と光のスペクタクル「雪上カーニバル」などで、花火やライブステージも行われます。

十日町雪まつりの原点である「雪の芸術作品」では、きもののまちに培われた高い芸術性と、迫力ある巨大な作品群が大きな感動を与えます。作品は市内各地に展示され、各地域で趣向を凝らした作品が制作されます。「おまつりひろば」では十日町ならではの素朴なおもてなしや、郷土料理、雪上茶席、雪の巨大な滑り台などグルメやアクティビティが楽しめます。

「雪上カーニバル」では、雪の巨大ステージ上でライブやきものショーなど、”音と光”の幻想的な世界が繰り広げられます。なかでもフィナーレを飾る色鮮やかな雪上花火は圧巻。ただし、残念なことに雪上カーニバルの観覧は犬同伴が不可となっています。

「十日町雪まつり」情報

・開催期間:2020年2月14日(金)~16日(日)
・開催時間:10:00~21:00(土)10:00~19:00(日)
・開催場所:十日町市市内一円
・入場料:無料
※雪の芸術作品:芸術部門26点、特別部門16点、学童部門18点の合計60点が展開

雪まつりに行くならドッグファーストを常に心がけて

雪まつり 犬連れ

雪が好きな犬は多いですが、雪まつりとなると遊びに行きたい!と思うのは、きっと犬よりも飼い主さんの方ですよね。往復の移動を筆頭に、現地でも雪と寒さに加えて人混みが待っているため、犬が受けるストレスは、楽しい刺激を大きく上回るかもしれません。また、飼い主にしても普段の犬同伴旅行以上の労力と注意が必要となり、ストレスも溜まります。雪まつりに犬同伴で9時にはある程度の覚悟を持った上で、ドッグファーストの心構えを忘れず、雪まつりを楽しんでください。

◎ライタープロフィール
西村 百合子

西村 百合子/ホリスティックケア・カウンセラー、愛玩動物救命士

ゴールデンレトリバーと暮らして20年以上。今は3代目ディロンと海・湖でSUP、ウインドサーフィンを楽しむ日々を過ごす。初代の愛犬が心臓病を患ったことをきっかけに、ホリスティックケア・カウンセラーの資格を取得。
現在、愛犬のためにハーブ療法・東洋医学などを学んでおり、2014年よりその知識を広めるべく執筆活動を開始。記事を書く上で大切にしていることは常に犬目線を主軸を置き、「正しい」だけでなく「犬オーナーが納得して使える」知識を届ける、ということ。

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