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犬の生態 / 気持ち
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2020.12.25

愛犬がお腹を見せる理由4つって?犬の心情と隠された意味を解説

犬がコロッとひっくり返り、お腹を見せる姿はとても可愛らしいですよね。犬は様々な場面で人や他の犬にお腹を見せるような行為をしますが、時には周りに誰もいない時でもお腹を上に向けていることもあります。犬がお腹を見せるのにはどのような理由があるのでしょうか?逆に、お腹をあまり見せない子はなぜ見せてくれないのでしょうか?
ここでは、犬がお腹を見せる理由や、その時の心情を解説します。

監修:加藤 みゆき/獣医師(文:ルエス 杏鈴/犬訓練士、ドッグライター、ドッグフォトグラファー)

犬はお腹を見せるのは心を許しているから?

犬 お腹 見せる

お腹を見せるという仕草は、犬にとって非常に無防備な状態です。犬は基本的には安心できる場所で、安心できる人の前でしかお腹を見せるような行為はしません。

犬が人前でお腹を見せるのは心を許しているからという場合が多く、その環境を心地いいと感じているからです。犬がお腹を見せている時はなるべくリラックスできる環境を保ち、ちょっかいを出したり、嫌がるようなことをしたりしないようにしてください。

犬がお腹を見せる4つの理由

犬 お腹 見せる

犬が人にお腹を見せる理由はたくさんあります。犬は言葉で話することができないため、体を動かすボディランゲージでコミュニケーションをとります。犬がお腹を見せるのもボディランゲージの一つであり、場合によっては犬が相手に何かを伝えようとしている場合があります。ここでは犬がお腹を見せる理由を紹介していきます。

【1】リラックスしているから

お腹を見せながら寝るのが心地いいと感じる犬がいます。寝る時や遊ぶ時に仰向けになります。この場合は犬がリラックスしているということであり、その体勢が好きだということです。

【2】服従しているから

犬は服従している時に、相手にお腹を見せることがあります。これは人に対してだけではなく、犬同士が遊んでいる状況などで見かけることがよくあるかもしれません。服従的な犬は支配的な犬や人にお腹を見せることで、喧嘩するつもりはないということを伝えます。

【3】撫でて欲しいから

お腹を撫でられるのが大好きな犬はたくさんいます。犬はお腹を撫でて欲しいときに飼い主の側へいき、仰向けになることがあります。

【4】涼しもうとしているから

暑い夏の日は仰向けになり、涼もうとしている場合もあります。犬のお腹は体の他の部分よりも毛が少なく、風などで涼しむことができます。また、体を広げてお腹をあげることで、熱がこもるのを防ぐことができるため、他の体勢よりも涼しいことがあります。

犬がお腹を見せない3つの理由

犬 お腹 見せる

では、お腹を見せたがらない子にはどういった理由があるのでしょうか。

【1】リラックスできていないから

まだ、その環境に慣れていないということが考えられます。知らない人がいる状況でも、同じことが言えます。新しい人がいる場所や、慣れない環境では犬はリラックスすることができません。そのため、警戒し、無防備な格好である仰向けの体勢になりたがらないかもしれません。

【2】寒いから

寒いと感じているときも、仰向けになってお腹を見せません。寒い時期は小さく丸まることで、体温を逃さないようにしている可能性があります。

【3】必要が無いと思っているから

お腹を見せる必要がないと思っているのかもしれません。飼い主に注目してもらう必要もなく、撫でて欲しいと思わない時はお腹を見せる必要もありません。

【体験談】我が家の愛犬がお腹を見せるとき、見せないとき

我が家の愛犬のジェイクはお腹を見せることがよくあります。ジェイクが最もお腹を見せるのは遊んでいるときです。おもちゃで遊んでいるときには、わざとおもちゃを落とし、仰向けになってお腹が見える状態でそのおもちゃを拾おうとします。

また、夏の期間中は夜寝るときにもお腹を見せた状態で眠ることが多くなります。犬が仰向けで寝ているのはすごく心地悪そうに見えるのですが、やはりお腹を見せて寝た方が熱を効果的に放出できるので、涼しいのでしょうね。

冬はお腹を見せることが減る

よくお腹を見せて寝るジェイクですが、冬になって気温が低くなると、仰向けで寝ることがほとんどなくなります。冬間はいつもシナモンロールのように丸くまるまり、ぐっすりと眠ります。また、山や公園などの外出中も、私がお腹を撫でてあげない限りはお腹を見せることがほとんどないので、気にせずにお腹を見せて寝る家はやはり安心できる空間なのかなと思っています。

犬とのスキンシップの時間を大切に

犬 お腹 見せる

愛犬がお腹を見せるのには、服従していることを伝えようとしている場合があります。しかし、ほとんどの場合はそこまで深い意味はなく、ただ単に心地がいいからという単純な理由でしょう。

犬がお腹を見せているあいだは撫でてあげたり、そっと見守り、リラックスできる空間を作ってあげるようにしてくださいね。犬とリラックスできる時間はスキンシップをするための良い機会であり、愛犬との信頼関係をさらに深めていくことができるチャンスです。

  • 公開日:

    2020.01.11

  • 更新日:

    2020.12.25

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ライター・専門家プロフィール
  • 加藤 みゆき
  • 獣医師
  • 日本獣医生命科学大学(旧・日本獣医畜産学部)を卒業後、獣医師として埼玉県内の動物病院にて犬・猫・小鳥の小動物臨床とホリスティック医療を経験。その後、小動物臨床専門誌の編集者を勤めた後、現在は都内の動物病院にて臨床に従事。 日々発展する小動物臨床の知識を常にアップデートし、犬に関する情報を通じて皆様と愛犬との暮らしがより豊かなものとなるように勉強を重ねて参ります。