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犬 愛情表現
犬の生態 / 気持ち
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2021.04.16

犬の愛情表現の仕草5つ!甘噛みは見逃していいの?

みなさんはどんな時に愛犬に愛されてるなぁと感じますか?コテンとお腹を見せられた時?ペロペロと顔をなめられている時?膝の上にピョンと乗ってくる時?
愛犬たちが私達に向けてくれる愛情表現はさまざまで、犬種や個性によっては、愛情表現がわかりにくいというコもいます。でも、せっかく愛犬がしてくれた愛情表現を見逃してしまうのはもったいない!アンテナを張って、小さなサインもキャッチしましょう。
今回は、愛犬の愛情表現の種類や、愛情不足によって引き起こることがある犬の行動について詳しくご紹介します。

監修:葛野 莉奈/獣医師、かどのペットクリニック 院長(文:Qt/家庭犬トレーナー)

愛犬が見せる愛情表現の仕草5つ

犬 愛情表現

まずは、愛犬の具体的な愛情表現方法と、その時の気持ちを解説していきます。

【1】すりすりしてくる

愛犬が顔や体をくっつけてすりすりしてくる時は、飼い主さんにか甘えたいと思っているサイン。優しく見つめ返してあげたり、愛犬が喜ぶ場所をナデナデしてあげましょう。

【2】しっぽを振って近寄ってくる

飼い主さんが帰宅した時に、しっぽをブンブン振りながら駆け寄ってきてくれる姿は本当にかわいいですよね。愛犬は大好きな飼い主さんが帰ってきてくれたことを純粋に喜んでいます。いいコでお留守番できたことをほめて、留守中のさみしさを忘れさせるくらいにかわいがってあげてください。

【3】ペロペロ舐めてくる

愛犬が飼い主さんを舐めるという行動にはいくつかの意味がありますが、その1つが愛情表現です。
主人と認めた人を舐める行為には、「あなたを信頼して従いますという」飼い主さんのことを舐めることは「大好き」という気持ちが込められているのだそう。
また、口のまわりをペロペロと舐めてくる場合には、食べたものの残った味を楽しんでいたり、オヤツやごはんをおねだりしているという可能性もあるので、愛犬がどういう気持なのかを想像してみましょう。

【4】お腹を見せてくる

服従の印ともいえる愛犬がゴロンとお腹を見せてくる時姿は、飼い主さんに甘えたいと思っているはず、飼い主さんを信頼していますという気持ちの表れの可能性が高いです。内蔵が密集する、いわば急所とも言えるお腹を見せるということは信頼の証でもあります。
お腹周りをワシャワシャしたりして愛犬を喜ばせてあげましょうとスキンシップをとってあげましょう。

【5】頭や鼻をコツンとする

愛犬が頭をコツンとしてきたり、鼻でツンツンしてくるのも愛情表現の1つです。大好きな飼い主さんにはちょっとでも触れていたいという相手をしてほしい、自分に注意を惹きたいという気持ちのあらわれです。

犬の甘噛みは愛情表現?

犬 愛情表現

犬は飼い主さんに甘えたいときなどに、指や腕を甘噛みしてくることがあります。これも愛情表現の1つで、特に子犬によく見られる行為だと言えます。

子犬の時は力も弱く、かわいいからと許してしまう方も多いのですが、成犬になった時に甘噛みからエスカレートして本気噛みに発展することがあるので、子犬のうちからやめさせておく必要があります。

同じように、じゃれて噛むという癖も直しておきましょう。

飼い主の愛情不足で引き起こる犬の行動

犬 愛情表現

愛犬と過ごす時間が短かったり、愛犬の愛情表現に気づかずほったらかしにしてしまうと、ストレスを感じて問題行動を起こしてしまうこともあります。
今まではしていなかった行動が見受けられるようになったら、もしかしたら愛情が足りなかったのかもと、最近の行動を思い返してみてください。愛犬からのサインかもしれません。

無駄吠え

あまりかまってもらえないというストレスから、飼い主さんの興味を引くために吠えるようになってしまうコもいます。愛犬は、「僕はここにいるよ」とアピールしているのです。
寂しさから無駄吠えをしてしまうコには、吠えなくてもちゃんときみのことを見ているよと態度であらわしてあげましょう。しつけの一環として、無駄吠えはダメなことと教え、きちんと吠えずにいられたらたっぷりスキンシップをとってあげてください。

ものをすぐ壊す

おもちゃや家具などをすぐに壊してしまう場合は、ものがストレス発散のはけ口になっている可能性もあります。愛情不足や運動不足などの理由で破壊行動に及んでしまうコも多くいるので、ものを壊したことを叱るのではなく、まずはストレス発散をさせてあげる方法を考えましょう。お散歩の量を増やしたり、ドッグランで思い切り走らせてあげるのもおすすめです。

繰り返し行動が見られる

グルグルと自分のしっぽを追いかけ回したり、ずっと足をなめ続けているなどの繰り返し行動もストレスのサインです。不安や環境の変化、退屈などさまざまな原因が考えられるので、まずはその原因を特定し、愛犬のストレスをできるだけ和らげてあげるような工夫をしましょう。
行動が継続し、エスカレートしてしまうとのは「常同障害」という病気になってしまうこともメンタルからくる行動異常の可能性もあります。早めに気づいてあげて、行動治療を専門とする獣医さんに相談するなど専門家に頼ることが大切です。

愛犬の愛情に気づこう

犬 愛情表現

愛犬たちは毎日私達に惜しみない愛情を注いでくれています。愛犬の愛情表現をしっかりとキャッチし、それに負けないくらいの愛情を返してあげましょう。
愛犬は飼い主さんに名前を呼んでもらうだけでも嬉しいものです。いろいろな愛情の引き出しを用意して、愛犬の喜ぶ顔やしぐさを堪能しちゃいましょう。お互いがお互いの幸せのために考え、行動することができれば、より一層パートナーとしての絆が深まるはずです。

  • 公開日:

    2020.01.03

  • 更新日:

    2021.04.16

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ライター・専門家プロフィール
  • 葛野 莉奈
  • 獣医師、かどのペットクリニック 院長
  • 麻布大学卒。2015年より神奈川県内にてかどのペットクリニックを開業。ながたの皮膚科塾を卒業し、普段の診療でも皮膚科には力を入れております。 私生活では犬8頭と猫2匹と生活しているので、一飼い主として、そして獣医師として飼い主さんと動物たちとの生活がよりよくなることに少しでも貢献できると嬉しいです。