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犬の生態 / 気持ち

2020.01.31

犬が鼻を舐める3つの理由とは?犬の気持ちや病気のサインに気付くポイント

犬の鼻はとても鋭い感覚器官であり大切な部分です。そんな鼻をペロペロ舐める仕草は、日常のさまざまな場面で見かけます。ときには人や他の犬の鼻まで舐めていますが、いったいどんな意味があるのでしょうか?鼻を舐める犬の気持ちや、病気の可能性に気付けるためのポイントをご紹介します。

Author :docdog編集部(監修:みなみ 愼子/名古屋ECO動物海洋専門学校非常勤講師)

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犬が自分の鼻を舐める3つの理由

犬 鼻 舐める

犬が自分自身の鼻を舐める理由は、大きく分けて3つあります。

1.感覚を研ぎ澄ませているサイン

犬の鼻は健康な状態であれば普段から濡れていて、これによって匂いの分子が鼻に集まりやすくなっています。そのため少しでも匂いの情報を得られるように、犬は自分で鼻を舐めて濡らします。何か気になる物や匂いがあったとき、寝起きのこれから活動を開始するぞというときなどにこの理由があてはまります。

2.食欲が刺激されているサイン

ご飯の時間やおやつを見せると、犬がしきりに鼻周りをぺろぺろ舐めることがあります。これは食べ物の匂いや食欲に刺激されての「早く食べたい!」という気持ちの表れです。鼻を舐めるのと同時にヨダレをたくさん出す犬もいます。

3.気持ちを落ち着かせようとしている・緊張しているサイン

犬が自分や他の犬を落ち着かせようとしたり喧嘩を避けるためにする仕草をカーミングシグナルといいます。鼻を舐める行動もこの仕草のひとつとされており、不安、緊張、興奮している自分を落ち着かせるために行うといわれています。

犬が飼い主や他の犬の鼻を舐めるのはなぜ?

犬 鼻 舐める

多くの飼い主さんが、帰宅した時のお出迎えのときや一緒にリラックスしているときに、愛犬に鼻を舐められた経験があるのではないでしょうか。犬が飼い主や他の犬の鼻を舐めるのにも理由があります。

1.オオカミ時代から続く愛情表現

野生のオオカミたちやペットの犬たちは、家族や友人など親しい相手や好きな相手への愛情表現として鼻や顔を舐めます。犬たちが人の鼻を舐めるのも「あなたが大切だよ」という気持ちの表れであると言えます。

2.甘えているサイン

子犬は空腹時やかまってほしい、甘えたいときに母犬の鼻先や口を舐めます。人の鼻周りを舐めるのも同じく、甘えたいもしくは甘えているサインです。このサインに気づいたら、遊びに付き合ったり一緒にリラックスタイムを楽しみましょう。そうすることで犬はとても満たされた気持ちになるでしょう。しかし激しく興奮しているときは、犬の誘いを拒否をして、まずは落ち着かせたほうが良いこともあります。

実はちょっぴり注意が必要

愛犬が鼻や顔を舐めてくるのはとても嬉しい愛情表現ですが、唾液の接触や口内細菌の移動などを考えると衛生的ではありません。口の中は舐めさせないようにして、終わったあとには水で洗い流しましょう。

病気のサイン!?犬が鼻を舐めていたらよーく観察

犬 鼻 舐める

犬が自分の鼻を舐めているとき、実は何かしらの体調不良や病気である可能性があります。可能性のある病気や対策についてご紹介します。

1.鼻のなかに異物がある

何かしらの理由で虫やゴミなどが鼻に入ってしまうことがあります。このときに犬は執拗に鼻を舐め、前脚で掻くような動作もみられますので、気付いたら取り除いてあげましょう。

2.発熱や脱水によって鼻が乾いている

熱があるときや身体が脱水状態になっているときには、鼻が乾きやすくなるため何度も舐める仕草をします。脱水の場合は水を飲ませ、可能であれば肛門に体温計を入れ熱を測ってみましょう。症状が酷い場合や気になるときにはすぐに動物病院へ連れて行ってください。

3.鼻水が垂れている、鼻づまりしている

鼻づまりを起こしているときにも、解消しようと鼻を舐めることがあります。犬も人と同じく、風邪やアレルギー、鼻炎などさまざまな理由で鼻水が出ることがあります。もし明らかに鼻水を垂らしている、ズズズッやピューピューと音が鳴り鼻呼吸がしにくそうなときには動物病院へ連れて行きましょう。

犬が鼻を舐めているときの気持ちやサインを読み取ろう

犬 鼻 舐める

鼻を舐めるという小さな仕草には、たくさんの気持ちが込められ、ときには病気や異常を訴えかけている可能性もあります。犬から発信されるほんの小さなサインを見逃さず、どんな意味が込められているのか気付いてあげられる飼い主さんになりましょう。

◎監修者プロフィール
みなみ 愼子

みなみ 愼子/名古屋ECO動物海洋専門学校非常勤講師 動物福祉・倫理学、ホリスティックケア・インストラクター

非常勤講師のほか、ペットマッサージやアロマテラピーの教室を開講しており、犬の保護施設でもペットマッサージのボランティア活動を実施中。一緒に暮らしている犬はロットワイラー、フレンチブルドッグ、MIX犬の3頭で、犬との伸びやかな暮らしを楽しみたいと思っています。

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