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健康管理 / 病気

2020.01.16

犬の耳が赤い原因とは?あわせて確認したい症状・ケアのコツを解説

犬の耳掃除をしているとき、犬が耳をかゆがっているときなどに、耳をひっくり返してみると犬の耳の内側が赤いことに気が付くことがあります。正常な犬の耳は、白〜薄いピンク色で、耳垢やにおいもありません。犬の耳が赤いとき、同時にかゆがっていたり耳垢がたくさん付いていませんか?もしかすると耳の病気を発症しているかもしれません。

#Healthcare

Author :西村 百合子/ホリスティックケア・カウンセラー、愛玩動物救命士

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犬の耳が赤い!もしかして耳トラブルかも

犬 耳 赤い

犬は、耳のトラブルが起きやすい動物です。特に、垂れ耳の犬種は耳の中が蒸れやすい傾向にあります。また、脂漏体質の犬種や耳の毛が多い犬種も耳の中が蒸れやすく、耳トラブルの好発犬種です。

犬の耳は健康な状態では、色は白~薄いピンクで、耳垢は白~黄色っぽく、ニオイはなく、ウエットな状態ではありません。

しかし、細菌や耳ダニ、異物の混入などによって外耳炎を発症すると外耳道が炎症を起こし耳が赤くなります。また、皮膚が薄い耳たぶが強い刺激を受けると、耳のトラブル発症して耳が赤くなることもあります。

犬の耳が赤いときの確認したいその他の症状とは

犬 耳 赤い

犬の耳をめくってみて皮膚の色が赤くなっていたら、耳トラブルのサインかもしれません。外耳道に炎症が起きて耳が赤くなっている場合は、外耳炎を発症している可能性があります。また、耳が赤く腫れ上がっている場合は、耳たぶの血管が破れ血液や体液がたまっている可能性があります。

「耳が赤い」という状態以外に、ひんぱんに耳をかく・嫌なにおいがする・色のついた耳垢がたくさん出ているといった症状を発症しているかどうか、また耳を触ると痛がる、耳に触らせないなどの症状が出ていないか、まずは確認していることが大切です。

犬の耳の構造を知っておこう

犬の耳は、人間と同じように外耳、中耳、内耳と大きく3つに分かれています。人間との違いは、外耳道がL字型になっていること。そのため、湿気がたまりやすく細菌などが増殖しやすい環境となっているのです。

また、犬の耳の皮膚は大変薄くデリケートな構造になっているため、強い刺激に弱く、犬が耳を強くこすりつけたりすることですぐに血管が破れてしまいます。

犬の耳が赤いときに気になる病気とは?

犬 耳 赤い

犬の耳が赤い時には、主に2つの原因が考えられます。犬の耳の皮膚が赤い時は、外耳道に炎症が起き、外耳炎を発症しています。また、犬の耳が赤く腫れ上がっている時には、耳たぶに血液や体液がたまりっている状態で耳血腫の可能性があります。

犬の耳トラブルに多い外耳炎

外耳炎は、最も犬がかかりやすい病気と言われています。特に、梅雨や夏場など、湿度の高い時期に多く発症しますが、垂れ耳や脂漏体質の犬種は、季節に関係なく発症する可能性があります。外耳炎は、外耳道に起こる耳の病気の総称で、その原因として細菌性のマラセチア、感染性外耳炎(アレルギー・ホルモン異常・耳の構造異常など)・耳ダニ(耳疥癬)・分泌腺の異常・異物混入などが考えられます。

耳が赤く腫れている場合に疑われる耳血腫

耳血腫は耳たぶにある血管の一部が破れ、血液や体液がたまってその部分が腫れる病気です。多くの場合は外耳炎によるかゆみから、耳を強く掻きすぎる、頭を激しく振る、床や地面に耳をこすりつけることが原因ですが、打撲や血液異常などが原因となる場合もあります。耳血腫は再発を繰り返す可能性が高い病気なので注意が必要です。

愛犬の耳トラブルを予防する耳ケアのコツ

犬 耳 赤い

耳トラブルを予防するためには、日常の耳チェックが欠かせません。垂れ耳の犬の場合は、耳をめくって皮膚の色やにおいを確認しましょう。健康な状態の耳を覚えておくことで、耳に異常があるとすぐに気がつくことができます。

また、1週間に1回程度は、イヤーローションなどで汚れを拭き取るケアをしてあげることも大切です。犬の皮膚は、人間の皮膚の1/3程度の厚みしかないため、耳ケアの際にゴシゴシこすったりせず優しく拭き取ることがコツです。綿棒を使用しての耳ケアは、耳道を傷つけてしまったり、耳垢を耳奥に押し込んでしまう可能性があるため家庭では行わないようにしましょう。

愛犬の耳が赤いときは病院で相談

犬 耳 赤い

犬の耳は、とてもデリケート。犬の耳が赤い場合は、耳トラブルが発症している可能性が高いため、すぐに動物病院で診てもらいましょう。動物病院では、皮膚の状態を確認し、専門の器具を使用して耳の奥まで確認し、炎症の有無や耳の状態を診断します。早期の外耳炎であれば、投薬によって改善することができますが、重症または、慢性化してしまうと完治までにとても長い時間が必要となり、犬にとっても負担が大きくなります。日常のこまめな耳ケアで正常な状態の犬の耳を把握しておけば、早期発見・早期治療につながります。

◎ライタープロフィール
西村 百合子

西村 百合子/ホリスティックケア・カウンセラー、愛玩動物救命士

ゴールデンレトリバーと暮らして20年以上。今は3代目ディロンと海・湖でSUP、ウインドサーフィンを楽しむ日々を過ごす。初代の愛犬が心臓病を患ったことをきっかけに、ホリスティックケア・カウンセラーの資格を取得。
現在、愛犬のためにハーブ療法・東洋医学などを学んでおり、2014年よりその知識を広めるべく執筆活動を開始。記事を書く上で大切にしていることは常に犬目線を主軸を置き、「正しい」だけでなく「犬オーナーが納得して使える」知識を届ける、ということ。

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