magazine

健康管理 / 病気

2020.01.24

【専門家監修】犬の痙攣は脳のトラブルが原因?犬の痙攣の原因や対処法を解説

愛犬が痙攣を起こしているのは、飼い主にとってはとても恐ろしい経験です。犬は、痙攣を引き起こすことが比較的多い動物です。今まで痙攣を引き起こしたことがないという子でも、一生のうちに痙攣を起こしてしまうことがあるかもしれません。
飼い主さんは痙攣に関する知識を身に付け、いざという時に適切に対処できるよう備えましょう。今回は、犬の痙攣の原因や対処法を解説します。

#Healthcare

Author :ルエス 杏鈴/犬訓練士、ドッグライター、ドッグフォトグラファー(監修:阿片 俊介/クロス動物医療センター 主任動物看護師)

この記事をシェアする

犬が痙攣を起こす原因

犬 痙攣

痙攣は、脳の大脳皮質が異常な興奮状態を引き起こしてしまう状態です。

痙攣発作は、全身性に出るものと部分的に出るものがあります。全身性の痙攣発作中は、意識がない場合がほとんどで、排泄してしまったりよだれを垂らしてしまうこともあります。

痙攣の原因は様々ですが、大脳皮質が大きく影響しており、脳の病気のサインである場合があります。特に脳腫瘍、脳炎、脳梗塞は痙攣を引き起こす代表的な脳の病気です。

痙攣は深刻な病気の症状かも?

脳の病気が原因で痙攣が起きている場合、とても深刻な状態です。しかし、脳の病気の他にも痙攣を引き起こす恐ろしい病気はたくさんあり、時には命をも危険に晒してしまうことがあります。

犬の痙攣が起きたらどうすればいいの?

犬 痙攣

犬が痙攣を引き起こしたときは、何よりも飼い主が落ち着いて行動をすることが非常に大切です。そのためには、飼い主が痙攣の適切な対処方法をきちんと理解しておかなくてはいけません。ここでは、犬が痙攣を起こしてしまったときにどうすればいいのかを解説します。

痙攣の時間を測ろう

痙攣発作を起こした時は、その様子をしっかりと観察することが重要です。
どれくらいの時間、痙攣が続いているのか、その時間を計るようにしましょう。痙攣の長さを知ることで、その重症度を知ることができます。
だいたいの時間で構いませんので、痙攣を起こしているのを確認したら時間を計りましょう。

痙攣の様子を録画しよう

犬の痙攣には、いくつかの種類があります。獣医師が痙攣の原因を突き止めるのには、犬がどのような痙攣を起こしたかを知ることが非常に重要です。
しかし、一般の飼い主さんが痙攣の違いを見分けるのは困難であり、また愛犬の痙攣を目の当たりにしてパニックになってしまっていることも多く、獣医師に正確に説明するのは難しい場合が多いです。そのため、犬が痙攣を起こしたらその様子を録画し、獣医師に見せられるようにしましょう。

犬を触らないように

痙攣が起きているときに愛犬を触るのは、危険な場合があります。
全身性の痙攣が起きている場合、犬は意識を失っていることがほとんどで、触ろうと手を出した時に反射的に咬まれてしまうことがあるからです。意識がないので手加減は無く、飼い主が大怪我をしてしまう可能性もあります。心配な気持ちをぐっと抑え、痙攣が止まるのを待つようにしてください。

犬が怪我をしないように周りの物を動かそう

痙攣中の犬は体を激しく動かし、周りの物にぶつかって怪我をしてしまう場合があります。そのため、痙攣が起きたら、周りに危険なものがないかを確認したり、落下してしまうような高い場所にいないかなどを確認し、愛犬の安全を確保しましょう。

犬の痙攣が長時間続く時はどうすればいい?

犬 痙攣

犬の痙攣で5分以上の長時間続いたり、痙攣が終わったと思ったらまたすぐに次の痙攣が起きてしまう場合、重積発作と呼ばれ非常に深刻な状態です。
痙攣が長く続いたり何度も繰り返したりする場合はすぐに動物病院に連れていき、獣医師に診てもらうようにしましょう。夜間に起きた場合は夜間救急対応の動物病院を利用し、愛犬をなるべく素早く動物病院へ連れていくことが非常に重要になります。

犬の痙攣に適切に対処できるように

犬 痙攣

今回は、犬の痙攣について解説しました。愛犬が痙攣を起こしているという状況は見ているだけでも恐ろしい光景ですが、落ち着いて行動をすることが非常に大切です。
痙攣には深刻な病気が潜んでいる可能性もあるため、痙攣がすぐに止まっても動物病院に受診することが大切です。犬の痙攣について正しい知識を身に付け、犬が痙攣を引き起こしたときに適切な対処ができるようにしましょう。

◎ライタープロフィール
ルエス杏鈴 犬訓練士

ルエス杏鈴/犬訓練士、ドッグライター、ドッグフォトグラファー

大好きなジャーマンシェパードとドタバタな日々。いろいろなことに愛犬と挑戦するのが大好きで、ディスクドッグ、アジリティ、警察犬の訓練など様々なトレーニングに携わった経験がある。
愛犬を迎えたことを機に犬の美しさや犬との生活の魅力を伝えるべく、ドッグフォトグラファーとしての活動開始。また、ドッグトレーニングや犬との生活を活かし、2019年4月頃より愛犬家のために記事の執筆を開始。
写真や記事の執筆を通して犬が犬として幸せに過ごせる世界づくりに携わるのが目標。

◎監修者プロフィール
阿片 俊介

阿片 俊介/クロス動物医療センター 主任動物看護師

茨城県出身。日本獣医生命科学大学を卒業し、認定動物看護師の資格を取得。 千葉県の動物病院に勤務後、動物用医薬品販売代理店にて動物病院への営業を経験。 犬とのより良い暮らしをサポートできるよう、飼い主の方の気持ちに寄り添いながら、安心して正しい情報をお伝えできるよう心がけています。

この記事をシェアする

知りたい情報を検索!