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健康管理 / 病気

2020.01.20

犬が空嘔吐を繰り返す!元気に見える?原因と対処法を知っておこう

愛犬が吐きそうなのに吐かない「空嘔吐」の症状を示すことはありませんか?愛犬が空嘔吐しているのを見ると、どこかか身体の調子が良くないのかなと心配になりますよね。今回は犬が空嘔吐の症状を示すときに考えられる原因と対処法などを解説していきます。

#Healthcare

Author :docdog編集部(監修:阿片 俊介/クロス動物医療センター主任動物看護師)

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犬の空嘔吐の原因って何?

犬 空嘔吐

犬の空嘔吐という症状は、嘔吐しそうな仕草はするものの、実際には嘔吐しない状態のことをいいます。犬が吐きたそうにしているのに吐けないため、飼い主さんにはとても苦しそうに見えます。

犬がこのような空嘔吐の症状を示す原因はたくさんあります。原因の多くとなりやすいものとしては、ごはんの大きさや品質、感染症(細菌やウイルスなど)、中毒、胃拡張胃捻転症候群、喉頭麻痺、腫瘍、外傷、アレルギー(鼻炎や喘息など)などが挙げられます。

犬が空嘔吐を繰り返している時はどんな原因が?

上記に犬が空嘔吐を起こす原因について書きましたが、特に注意していただきたい原因があります。それは「胃拡張胃捻転症候群」という病気です。

この病気はジャーマンシェパードやグレートデンなど胸が深い大型の犬種に起こりやすいとされています。胃が急激に大きくなり胃が捻転してしまう病気で、放置しておくと命の危険があります。

症状としては食後数時間以内に急激にお腹が膨らむ、涎を多く出す、空嘔吐を繰り返す、呼吸が苦しくなる、元気がなくなるなどです。これらの症状が見られたらすぐに動物病院を受診する必要があります。

胃拡張胃捻転症候群を防ぐには?

それでは、この胃拡張胃捻転症候群を防ぐためにはどのようにすれば良いのでしょうか?

胃拡張胃捻転症候群は、一気にごはんを食べる、食後すぐに運動するといったことが原因で起こることが分かっています。そのため予防方法としては、一気に食べさせないよう少量ずつ複数回に分けてごはんを与える、食後数時間は運動をさせない、食事中にごはんと一緒に大量の空気を吸わないようにエサのお皿はやや高い場所に置くといった方法があります。

どのような犬種にも起こり得る病気となりますが、胸の深い大型犬を飼っている方は特に注意してください。

犬が空嘔吐した時の対処法とは?

犬 空嘔吐

次に実際に犬が空嘔吐の症状を示した時はどのように対処すればよいのかみていきます。先ほど説明した通り、食事後に空嘔吐を繰り返す、呼吸が苦しそう、元気がないなどの症状を示した時は動物病院への受診が必要となります。

空嘔吐しても繰り返すわけではない、元気があるといった時は様子を見ても良いでしょう。空嘔吐をした時は、食事の量を減らして数回に分けて与えてあげましょう。

咳が空嘔吐のような症状を示す気管支の病気もある

犬の気管支炎を引き起こす病気には、空嘔吐のような症状を示す病気もあります。子犬のケンネルコフやマイコプラズマといった病気では、咳の症状が空嘔吐の症状ととてもよく似ているので注意が必要です。

呼吸器の病気に感染していた場合、症状は繰り返します。これらの病気は感染力がとても強いため、特に子犬や免疫の低い犬は注意が必要となってきます。これらの病気にはワクチンで予防できる病気もありますので、子犬の時からワクチンを接種していることは症状を軽くするためにも大切です。

空嘔吐をたまにする場合には食事の方法を改善を

犬 空嘔吐

今回は犬の空嘔吐について解説してきました。犬の空嘔吐を引き起こす原因は、上で解説した通りたくさんあります。その中には症状が重く、心配になる病気もありますが、食事方法が原因となっていることもあります。愛犬は食後に空嘔吐をしていませんか?もしたまに空嘔吐するというのであれば、一気に食事を食べていないでしょうか?犬は一気にドライフードなどを食べ過ぎて空嘔吐の症状を起こすことがあります。心当たりのある方は、少量ずつドライフードを与えるようにしてみてくださいね。

◎監修者プロフィール
阿片 俊介

阿片 俊介/クロス動物医療センター 主任動物看護師

茨城県出身。日本獣医生命科学大学を卒業し、認定動物看護師の資格を取得。 千葉県の動物病院に勤務後、動物用医薬品販売代理店にて動物病院への営業を経験。 犬とのより良い暮らしをサポートできるよう、飼い主の方の気持ちに寄り添いながら、安心して正しい情報をお伝えできるよう心がけています。

  • 更新日:

    2020.01.20

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