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犬種図鑑

2020.01.23

強面だけど温厚な性格!アメリカン・ブリーの歴史や特徴、性格など

日本国内では、まだまだ知名度が低いアメリカン・ブリーは、アメリカンピットブルテリアを家庭犬用に改良した犬種です。外見とは裏腹に、温厚で愛情深い性格をしていることから、年々人気が高まっています。今回は、アメリカン・ブリーの歴史や特徴、性格など基本情報について紹介していきます。

Author :関 ゆりな/ドッグライター

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アメリカン・ブリーの歴史

アメリカン・ブリー

アメリカン・ブリーは名前の通りアメリカ原産で、その誕生からの歴史は短いものです。アメリカン・ブリーは、1980年代後半に創始者デイブ・ウィルソンによって作出されました。
アメリカン・ブリーが誕生した裏には、人のエゴによりピットブルが悪用されてしまった悲しい過去があります。

アメリカンピットブルテリアの悪用

18世紀頃から犬同士を戦わせる闘犬が流行し、不法に行われていました。イギリス原産のスタッフォードシャーブルテリアがアメリカに輸出されたことで、改良された犬種がアメリカンピットブルテリアです。

闘犬が禁止されたことで、勇敢で力の強いピットブルは牧場や農家で家畜を守る使役犬として活躍するようになりましたが、20世紀に入りピットブルの凶暴な面を悪用する人たちが現れたのです。わざと気質の荒い個体を選び所有し、犯罪に悪用されるようになったため、ピットブルがとても恐ろしい犬だと世界中に広まることとなります。

コンパニオンドッグへの改良

そこで、ピットブル愛好家たちによって、アメリカンピットブルテリアの攻撃的な特徴を改善し、コンパニオン・ドッグであるアメリカン・ブリーを作出することに成功したのです。

アメリカン・ブリーの歴史は浅いため、JKC(ジャパンケネルクラブ)やAKC(アメリカンケネルクラブ)にも正式な犬種として認定されていません。 国によっては、アメリカンピットブルテリアのひとつとして扱う畜犬団体もいますが、一般的にはアメリカン・ブリーという独立した犬種です。

アメリカン・ブリーの特徴

アメリカン・ブリー

アメリカン・ブリーの体格は筋肉隆々で、おおよそ中型犬に分類されます。ここでは、アメリカン・ブリーの大きさや被毛のタイプ、毛色などについて紹介します。

体型、体質

アメリカン・ブリーの体高は、オスが43cm~51cm、メスが40cm~48cmが理想とされています。定められた体重はありませんが、体高と体重は比例している必要があります。
ずんぐりむっくりの体型で、重心が低く、横幅が広く、大きな頭に離れた目が特徴的です。

毛色、被毛、抜け毛

アメリカン・ブリーの毛色は、マールを除いたすべての毛色が許容されています。
被毛は硬い短毛で、光沢があり滑らかな手触りをしています。短毛のため、お手入れは簡単ですが、抜け毛が多いため定期的なブラッシングが必要です。

アメリカン・ブリーの性格

アメリカン・ブリー

アメリカン・ブリーは、そのがっちりとした体型と強面な顔面で怖いイメージを持つ方が少なくありません。

しかし、外見とは裏腹に家庭犬として改良されたアメリカン・ブリーは、穏やかで子供にも優しく、見知らぬ人や犬、動物にもフレンドリーな性格をしています。頑固な一面もありまあすが、高い忠節心を持っているので子犬の頃からしっかりと訓練すれば、従順な最高の伴侶犬になってくれます。

しかし、明るく穏やかな性格をしていても決して初心者の方が飼いやすい犬種ではあります。強靭な顎の力を持つため、攻撃性を見せないよう犬をコントロールする技量が必要です。

アメリカン・ブリーと過ごす幸せな時間

アメリカン・ブリー

アメリカン・ブリーは、家庭犬として改良された穏やかな犬種です。愛情深く、飼い主に甘えてくる外見とのギャップのある姿が、多くの人の心を掴み人気のある犬種です。
しかし、人気があるゆえに日本においても無秩序な繁殖が行われていることもあり、迎える際にはちゃんとしたブリーダーを探すのが懸命です。アメリカン・ブリーを家庭に迎えるのであれば、最後まで愛情を持ち向き合う覚悟があるかどうかしっかりと検討しましょう。

◎ライタープロフィール
関 ゆりな ドッグライター

関 ゆりな/ドッグライター

ビションフリーゼのココメロ(1歳)とのんびり暮らすフリーランスライター。ココメロの健康のため栄養満点の手作り食を作るべく、栄養学について勉強中。
長年犬を飼ってきた経験を元に、愛犬との生活がより充実できるような、愛犬家の皆様のためになる情報発信を目指します。

  • 更新日:

    2020.01.23

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