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犬種 / イヌ図鑑

2020.01.04

牧羊犬の仕事の種類とは?ハードな仕事を軽々こなすタフな犬たち

犬はその歴史や能力などから犬種ごとにそれぞれグループ分けがされていて、牧羊犬と呼ばれるグループに入っている犬種はみんな古くから牧場で活躍をしてきた犬たちとなります。国土の狭い日本では、広大な土地を必要とする牧羊はあまりメジャーではありませんが、ヨーロッパでは昔から牧羊がさかんに行われており、そこで働く犬たちも多種多様でした。今回は、そんな活躍する犬たち「牧羊犬」に着目して、その種類とそれぞれの仕事を詳しくご紹介します。

Author :docdog編集部

牧羊犬は大きく分けて2種類

牧羊犬 種類

ジャパンケネルクラブに登録されている牧羊犬の種類は、現在30種類います。ハーディング・グループと呼ばれることもあり、牧羊犬だけでなく大きい意味で牧畜犬全般を意味しています。主に牛を追う仕事をしていたコーギーもこのグループに入っています。

30種類と聞くとかなり多いという印象ですが、それほど牧羊犬が私たち人間に必要とされていた証拠とも言えますね。

羊をまとめ誘導する役割のハーディングドッグ

ハーディングドッグというのは、羊などの家畜をまとめて集める役割の牧羊犬や牧畜犬の総称として使われています。

羊を小屋から出して放牧する際に、群れから離れた羊などを追いかけて群れへ戻すという役割を担います。 もちろん小屋へ戻す時にも、はぐれる羊がいないかを確認しながら的確に誘導していきます。その仕事ぶりは鮮やかで、羊の群れをまるで1つの生命体のようにまとめて追う様子は圧巻です。

羊を外敵から守るガードドッグ

放牧されている羊たちはとても無防備で、肉食獣たちはその羊たちを虎視眈々と狙っています。 そこで活躍するのがガードドッグです。あらゆる外敵から羊たちを守る役割を担う、とても責任重大な仕事です。

上記で述べたハーディングドッグの中にこのガードドッグが含まれる場合もあり、犬種によってはどちらの仕事も兼務して行っているコたちもいます。

ハーディングドッグと呼ばれる牧羊犬の仕事

牧羊犬 種類

ハーディングドッグの仕事は、本当にハード。

数百頭の羊たちをたった数匹の犬たちで管理・誘導・護衛をしなくてはいけません。また、生き物を相手にする仕事なので、不測の事態も起こり得ます。そんなときにも慌てず対処する臨機応変さも兼ね備えていなければ牧羊犬の仕事は務まりません。そのため牧羊犬にはいくつもの能力が必要とされるのです。

ハーディングドッグに必要な能力

自分の体の何倍も大きな羊たちに怯むことなく向かっていく度胸と、自分の頭で状況を判断して行動する判断力、羊飼いの指示に従う従順さ、また広大な牧場内を走り回る体力が必要とされます。

ですが、これらは必要最低限の能力で、ここからさらに牧羊犬としてのトレーニングを積んで初めて牧羊犬として仕事をすることができます。現在、牧羊犬として第一線で活躍しているコたちは相当なエリートと言えますね。

ガードドッグと呼ばれる牧羊犬の仕事

牧羊犬 種類

あらゆる外敵から羊たちを守るための監視役兼護衛役。 時にはひつじの群れの中で守り、また時には離れた場所から敵の侵入を察知し駆けつけて守ります。

もともとこのガードドッグとして働いていたジャーマンシェパードは、その能力の高さから今では警察犬をはじめ、様々な仕事に引っ張りだこのワーキングドッグとなりました。

ガードドッグに必要な能力

大切な羊を外敵から守るためには、肉食獣たちに負けない強靭な体と気の強さ、また何度も襲ってくる敵に立ち向かう忍耐力などが必要とされます。

さらに羊たちを襲ってくるのは獣だけではありません。羊を盗んで自分のものにしようとする泥棒からも守らなければなりません。体も頭もフル回転させながら日々、羊たちを守ってくれている頼もしいコたちです。

日本でも牧羊犬の活躍が見られる!

牧羊犬 種類

千葉県にある「マザー牧場」では、7,8月と雨天時を除く毎日、「ひつじの大行進」が見られます。 ひつじの大行進とは、約150頭いる羊たちを牧羊犬がまとめ誘導する様子を間近で見ることができるイベントで、牧羊犬の仕事ぶりとその能力の高さを体感できます。

なかなか日本では牧羊犬の活躍を見る機会はないので、マザー牧場へ行った際にはぜひご覧ください!

「マザー牧場」公式ホームページ

牧羊犬の仕事は人との共生の歴史でもある

牧羊犬 種類

いくつもの能力が必要とされ、知力も体力も使う牧羊犬のお仕事。 多くの仕事の機械化が進む現代でも、この仕事は犬たちに頼らざるを得ないのが現状です。人と犬との良い共生の歴史として、これからも牧羊犬が楽しみながら働ける環境や関係が変わらず続いていくように願っています。

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